2022年1月から旧来のトップリーグから新しく新リーグが始まります。その名称が「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」と発表されました。今回は新しいチーム名やリーグ分けなど概要を総まとめしておきます。
JAPAN RUGBY LEAGUE ONE
新リーグは2022年1月から開催されます。これまでのトップリーグから名称など大きく変わります。JAPAN RUGBY LEAGUE ONEはLEAGUE ONEによって、ファン・チーム・企業・地域が熱狂を一つに包み込み、世界に向けて飛躍していく新しいリーグとなります。
新リーグのロゴは下記となりました。
なお、LEAGUE ONEへの変更に伴い、トップリーグからは様々な変更点があります。
参加チーム
参加チームは全24チームになります。2021年までトップリーグおよびトップチャレンジリーグに所属していたチームのうち、24チームが参加する形になります。リーグは3部制で行い、この24チームがDiv1/Div2/Div3に別れて戦います。チームは本拠地となるホストエリアを制定しています。参加チームは以下の24チームです。
なお各チームは新リーグへの参加に伴い、チーム名を変更していますので旧名称と新名称を合わせて記載しておきます。
新チーム名称 | 旧名称 | ホストエリア |
---|---|---|
埼玉ワイルドナイツ | パナソニックワイルドナイツ | 埼玉県 |
グリーンロケッツ東葛 | NECグリーンロケッツ | 千葉県我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ヶ谷市 |
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ | クボタスピアーズ | 東京都江戸川区、中央区、千葉県市川市、船橋市、千葉市、市原市、成田市 |
シャイニングアークス東京ベイ浦安 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | 千葉県浦安市および周辺地域〔調整中〕 セカンダリーホストエリア:宮城県仙台市 |
ブラックラムズ東京 | リコーブラックラムズ | 東京都、世田谷区 |
東京サンゴリアス | サントリーサンゴリアス | 東京都、港区、府中市、調布市、三鷹市 |
東芝ブレイブルーパス東京 | 東芝ブレイブルーパス | 東京都、府中市、調布市、三鷹市 |
横浜キヤノンイーグルス | キヤノンイーグルス | 神奈川県横浜市 セカンダリーホストエリア:大分県 |
日野レッドドルフィンズ | 変更なし | 東京都日野市、八王子市および周辺地域(調整中) |
三菱重工相模原ダイナボアーズ | 変更なし | 神奈川県、相模原市 |
静岡ブルーレヴズ | ヤマハ発動機ジュビロ | 静岡県 |
トヨタヴェルブリッツ | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | 愛知県豊田市、名古屋市、みよし市 |
三重ホンダヒート | Honda HEAT | 三重県 |
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 | NTTドコモレッドハリケーンズ | 大阪府大阪市 |
コベルコ神戸スティーラーズ | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | 兵庫県神戸市 |
宗像サニックスブルース | 変更なし | 福岡県宗像市 セカンダリーホストエリア:福岡県北九州市 |
豊田自動織機シャトルズ愛知 | 豊田自動織機シャトルズ | 愛知県 |
花園近鉄ライナーズ | 近鉄ライナーズ | 東大阪市、大阪府 |
クリタウォーターガッシュ昭島 | 栗田工業ウォーターガッシュ | 東京都昭島市 |
九州電力キューデンヴォルテクス | 変更なし | 調整中 |
スカイアクティブズ広島 | マツダブルーズーマーズ | 広島県 |
釜石シーウェイブス | 変更なし | 岩手県釜石市 |
清水建設江東ブルーシャークス | 清水建設ブルーシャークス | 東京都江東区 |
中国電力レッドレグリオンズ | 変更なし | 広島県 フレンドリーエリア:中国地方全域 |
Div1・12チーム/Div2・6チーム/Div3・6チーム
新リーグは3部構成になります。1部はディビジョン1で全12チーム、2部はディビジョン2で全6チーム、3部はディビジョン3で全6チームとなります。
参加チームのディビジョン分けは以下となります。
Division1 | ||
---|---|---|
12チーム | グリーンロケッツ東葛 | 千葉県我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ヶ谷市 |
シャイニングアークス東京ベイ浦安 | 千葉県浦安市および周辺地域〔調整中〕 セカンダリーホストエリア:宮城県仙台市 | |
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 | 大阪府大阪市 | |
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ | 東京都江戸川区、中央区、千葉県市川市、船橋市、千葉市、市原市、成田市 | |
コベルコ神戸スティーラーズ | 兵庫県神戸市 | |
埼玉ワイルドナイツ | 埼玉県 | |
静岡ブルーレヴズ | 静岡県 | |
東京サンゴリアス | 東京都、港区、府中市、調布市、三鷹市 | |
東芝ブレイブルーパス>東京 | 東京都、府中市、調布市、三鷹市 | |
トヨタヴェルブリッツ | 愛知県豊田市、名古屋市、みよし市 | |
横浜キヤノンイーグルス | 神奈川県横浜市 セカンダリーホストエリア:大分県 | |
ブラックラムズ東京 | 東京都、世田谷区 | |
Division2 | ||
6チーム | 釜石シーウェイブス | 岩手県釜石市 |
花園近鉄ライナーズ | 東大阪市、大阪府 | |
日野レッドドルフィンズ | 東京都日野市、八王子市および周辺地域(調整中) | |
スカイアクティブズ広島 | 広島県 | |
三重ホンダヒート | 三重県 | |
三菱重工相模原ダイナボアーズ | 神奈川県、相模原市 | |
Division3 | ||
6チーム | 九州電力キューデンヴォルテクス | 調整中 |
クリタウォーターガッシュ昭島 | 東京都昭島市 | |
清水建設江東ブルーシャークス | 東京都江東区 | |
中国電力レッドレグリオンズ | 広島県 フレンドリーエリア:中国地方全域 | |
豊田自動織機シャトルズ愛知 | 愛知県 | |
宗像サニックスブルース | 福岡県宗像市 セカンダリーホストエリア:福岡県北九州市 |
試合形式
DIVISION1
Division1は全12チームが6チームずつ2つのカンファレンスに分かれて試合を行います。リーグ戦はカンファレンス内のホーム&ビジターで10試合、別カンファレンスとの交流戦で6試合、合計16試合を行います。
その後上位チームは海外のクラブチームとのクロスボーダーマッチに挑みます。なお、クロスボーダーマッチは初年度は上位2チームが参加予定となります。クロスボーダマッチの詳細は南半球の国々と交渉中とのことです。
また、下位の3チームは1部2部入れ替え戦に。1部残留or2部降格が決まります。
①リーグ戦16試合12チーム2カンファレンス制
カンファレンス内(ホーム&ビジター)10試合
+
別カンファレンス(交流戦)6試合
②上位2チーム→クロスボーダーマッチ出場
下位チーム(3チーム)→1部2部入れ替え戦
DIVISION2
Division2は全6チームが総当たりでホーム&ビジターで10試合を行います。このリーグ戦の後、上位・下位に別れて順位決定戦を行います。順位決定戦は上位3チーム、下位3チームに分かれての総当たり戦となります。この順位決定戦で順位を決めます。
その後、上位3チームは1部リーグへの入れ替え戦へ、下位3チームは3部リーグとの入れ替え戦に挑みます。
①総当たりリーグ戦(ホーム&ビジター)10試合
②順位決定戦(上位3チーム・下位3チームに分かれて各チーム2試合)で順位決定
②上位3チーム→1部2部入れ替え戦
下位3チーム→2部3部入れ替え戦
DIVISION3
Division3は全6チームが総当たりでホーム&ビジターで10試合を行います。このリーグ戦の後、上位・下位に別れて順位決定戦を行います。順位決定戦は上位3チーム、下位3チームに分かれての総当たり戦となります。この順位決定戦で順位を決めます。
上位の3チームが2部3部との入れ替え戦に挑みます。
①総当たりリーグ戦(ホーム&ビジター)10試合
②順位決定戦(上位3チーム・下位3チームに分かれて各チーム2試合)で順位決定
③上位3チーム→2部3部入れ替え戦
新リーグの開幕・スケジュール
新リーグは2022年1月7日(金)に開幕します。新リーグのシーズンは1月から5月までとなり、21週間がDIVISIONごとのリーグの期間になります。その後5月末からクロスボーダーマッチや入れ替え戦などのポストシーズンマッチを行います。
2022年以降について
新リーグは段階的にフォーマットをレビューする計画を立てています。最初の3年間である2022年〜2024年をフェーズ1とし、2025年〜2028年をフェーズ2、2029年〜2032年をフェーズ3として段階的に見直しなどをかける形にしています。
今後はまず2025年に見直しがかけられます。2025年までの3年間は競技力の向上を目指すようです。最初のDivisionの決め方については、過去の成績の比率が低く、ホームタウンや事業性など成績以外の割合が高くなっていたようです。一方で、2022年から3年間はDivisionの入れ替えに際し、ライセンス制度などはなく、純粋に入替戦の結果によって決まる見込みです。
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