全国高校ラグビー2015/2016 組み合わせ各ブロック別展望

高校ラグビー
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いよいよ今年度も全国高校ラグビー大会が12月27日(日)から始まります。今年は第95回大会ということで例年の全国51校(47都道府県/北海道・東京は2校、大阪は3校)に加え、記念大会枠で4校が出場し、全55校での大会となります。

日程
開会式2015年12月27日(日)
1回戦2015年12月27日(日)・28日(月)
2回戦2015年12月30日(水)
3回戦2016年1月1日(金)
準々決勝2016年1月3日(日)
準決勝2016年1月7日(木)
決勝2016年1月11日(月・祝日)

各出場チームはまず全8ブロックに分かれて1回戦・2回戦・3回戦を行い、ベスト8進出が決まります。ベスト8以降は再び抽選で対戦相手が決まるため、準々決勝や準決勝での対戦相手は現時点で分からない形になっています。なお、シード校の9校は2回戦から登場となります。

今年の高校ラグビーの出場校などについては以下もご参考にどうぞ。

第95回全国高校ラグビー大会・55校の出場校と日程・優勝候補は?

1回戦の結果と2回戦の対戦はこちらから。

第95回高校ラグビー1回戦の結果と2回戦の対戦まとめ

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ブロック別展望と勝ち抜け予想

さて、上記のように、まずは8つに分けられた各ブロックで勝ち抜いていくことが求められている高校ラグビー。それではブロックごとに対戦表と展望を見ていきましょう。

ブロック1

まずはブロック1からです。トーナメント表は以下となります。

 

ブロック1

このブロックはいきなり強豪校揃いのブロックとなっており、熾烈な争いが予想されるブロックです。シード校として優勝候補である常翔学園が登場します。また、その常翔学園の初戦の相手は、天理と初出場の山形南の勝者となっていますが、天理高校は激戦の奈良予選で昨年度準優勝の御所実業に勝利しての出場です。本来ならシード校となってもおかしくないレベルの高校であり、いきなり2回戦で常翔学園高校と天理高校が対戦することが濃厚となっています。

また、他にも昨年度ベスト4の尾道高校が別の山で控えており、その尾道高校も1回戦で深谷高校と対戦するなど、ベスト8に名を連ねてもおかしくない高校が勢ぞろいしているブロックです。

このブロックの勝ち抜け予想は難しいところですが、それでも全国選抜ベスト4の常翔学園がやや抜け出している印象です。常翔学園としては初戦となるであろう天理高校との対戦がポイントとなるかと思います。

ブロック2

次に2つめのブロックです。

ブロック2

こちらのブロックは全部で6校のブロック。唯一シード校が2校登場するブロックになります。まず1校目が島根県の石見智翠館高校。こちらの山を勝ちあがってくるのは石見智翠館だと思われます。

対してもう一方のシード校は全国選抜ラグビーベスト4の流経大柏高校。関東大会でも優勝しており、東の優勝候補筆頭のチームです。ただ、こちらには東北大会優勝校の仙台育英もいるため、まずは初戦をしっかり勝ち上がることが重要になりそうです。

このブロックからの勝ち上がりは流経大柏高校となりそうですが、石見智翠館や仙台育英も力を持っているため、これらのチームが流経大柏を倒してベスト8へ行く可能性もあるかと思います。

ブロック3

続いて3つめのブロックです。

ブロック3

こちらのブロックは全7校。初出場の郡山北工業(福島)や、35年ぶりの出場となる魚津工業(富山)など新鮮な顔も並びます。

このブロックですが、なんといっても優勝候補筆頭の東海大仰星の勝ち抜けが予想されます。今年に入ってまだ負けなしで、全国選抜ラグビー優勝、さらに夏の7人制大会でも優勝しており、3冠がかかる大会になります。決して大きな選手がいるチームではないですが、リロードの速さや献身的な守りが光るチームとなっており、相手に得点を許さない強さがあります。

対抗となりそうなのは、京都予選を勝ち抜いた伏見工業でしょうか。来年から洛陽工業高校と合併し、校名が京都工学院高校に変わるため、伏見工業単独で出場するのはこれが最後となる大会。京都予選決勝では不利と思われていた京都成章相手に7-5で勝利し、全国大会出場を決めました。こちらの山を勝ち抜けてなんとか東海大仰星に挑戦してほしいですね。

ブロック4

続いて4つ目のブロックです。

ブロック4

こちらは全7校のブロックですが、注目校の多いブロックです。まずこのブロックの本命はシード校の桐蔭学園でしょう。昨年度は慶應高校に敗れ、出場を逃したものの今年は返り咲きで出場となります。選抜では全国ベスト8に進んでおり、実力は十分。初戦は記念大会枠での出場となる広島工業と、選抜出場の秋田中央との対戦。力をつけてきている秋田中央との対戦が濃厚でしょうか。

もう一方の山にも注目カードがあります。1回戦から選抜ベスト8に進んだ春日丘と、選抜出場校である佐賀工業の対戦が組まれています。こちらもベスト8に進む力は十分ある両校の対戦が初戦から組まれており、1回戦では屈指の好カードとなりそうです。この対戦を勝ち上がったチームが桐蔭学園に挑む形になるでしょうか。

ブロック5

続いて5つ目のブロックです。

ブロック5

こちらのブロックは全7校。こちらにも初出場校の東京朝鮮高や、記念大会枠として24年ぶりの出場の筑紫高校がいます。この2チームの対戦の勝者が対戦するのが大阪桐蔭。このグループの本命としては、やはりシード校の大阪桐蔭でしょう。全国選抜準優勝であり、今大会の優勝候補でもあります。

もう1つの山はほぼ横一線という感じです。30年連続54回目の出場となる名門校の大分舞鶴と岡谷工業(長野)、関商工(岐阜)あたりにチャンスがありそうです。

ブロック6

続いて6つ目のブロックです。

ブロック6

このブロックも全7校からなるブロックです。このブロックは1回戦で関西学院と茗渓学園の2校が対戦しますが、この対戦にまずは注目したいと思います。1回戦の中では屈指の好カードとなる試合です。こちらの山はこの勝者が勝ち抜いてくると予想されます。

もう一方の山についてはシード校である国学院久我山が優勢でしょう。3回戦で関西学院、茗渓学園の勝者と国学院久我山が対戦することが予想されますが、この3校はどこも実力伯仲と思われます。

どこがベスト8を掴むかは楽しみなグループになりますね。

ブロック7

続いて7つ目のブロックです。

ブロック7

このブロックも7港からなるグループです。札幌山の手を倒しての初出場となる函館ラ・サール高校もこのブロックになります。

このブロックの本命は何といっても東福岡高校でしょう。昨年度優勝校で、今年は連覇がかかる年になります。選抜高校ラグビーでは大阪桐蔭高校に敗れてベスト8止まりとなりましたが、実力的には優勝に絡む力をもっています。

この東福岡に対抗するのは日川高校(山梨)と長崎北陽台(長崎)でしょうか。こちらは別の山になりますので、まずは1回戦・2回戦を勝ち抜いて、東福岡への挑戦権を掴みたいところです。

ブロック8

さて、いよいよ最後の8つ目のブロックです。

ブロック8

最後のブロックは7校。記念大会枠として、京都成章と東海大相模がこのブロックにいます。このブロックはまず全国選抜ベスト8でシード校に選出された国学院栃木高校が有力校です。またこれと同様の実力校が記念大会枠としての出場にはなるものの、京都成章でしょう。

この2チームが3回戦で対戦する可能性が高いものの、花園常連校となっている日本航空石川高校や、鹿児島実業、記念大会枠の東海大相模など楽しみなチームも多いです。1回戦の京都成章と日本航空石川の対戦も注目カードですね。

ベスト8予想は?

というわけでブロック別に見ていきましたが、それではベスト8はどうなるでしょうか。下記に予想ベスト8チームを載せておきます。

ブロックベスト8校(予想)
ブロック1常翔学園
ブロック2流経大柏
ブロック3東海大仰星
ブロック4桐蔭学園
ブロック5大阪桐蔭
ブロック6国学院久我山
ブロック7東福岡
ブロック8京都成章

一応上記にしてみました。悩むのがブロック1、2、4、6、8でしょうか。ブロック1は常翔学園と天理のどちらかという感じですが、やや常翔が有利と見ています。

2についても流経大柏が有利と見ていますが石見智翠館や仙台育英もありそうという感じです。4は桐蔭学園有利と思っていますが、春日丘が勝ち抜く可能性もありますね。

ブロック6とブロック8は悩みどころです笑。6については関学と茗渓の勝者と久我山のどちらかという感じですが、ほぼ力は拮抗していると見ていいかと思います。

またブロック8についても京都成章にしましたが、こちらも国学院栃木もほぼ互角の勝負になると思っています。

いずれにしてもベスト16が争う元日の試合が大きなポイントとなるブロックが多くなりそうですね。

最後に

いよいよ今年の高校ラグビーが12月27日(日)から始まります。今年も年末年始に熱い試合が繰り広げられることになりそうです。東大阪市の花園ラグビー場で開催されます。決勝戦が祝日になったこともあり、見に行きやすい日程になったかと思いますので皆さん、是非足を運んでください。

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