2018年5月30日(水)から6月17日(日)にかけて、「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2018」が開催されます。これは20歳以下のラグビー世界大会で、日本代表も「U20日本代表」として参加します。
遠征メンバーも発表されました。そこで、今回の大会と遠征メンバー一覧をまとめておきます。
ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2018
ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2018(ワールドラグビーU20選手権)は20歳以下のラグビー世界大会で、世界12カ国が参加する大会です。毎年5月〜6月頃に開催され、U20世代のラグビー世界一を決める大会となります。参加する12カ国は3つのプールに分かれて予選リーグを行います。
2008年からそれまでU19とU21に分かれて行われていた大会を統合してIRBジュニア世界選手権と名前を変えて開催。2010年から12カ国での参加となり、2014年からは現在の名称に変更になっています。
今年はフランスで開催。まずは予選プールを戦い、それを元にトーナメント戦を行います。トーナメントで最下位となってしまうと下部大会に降格となってしまいます。上位12カ国しか参加できない大会なので、20カ国参加できるW杯よりも厳しい大会とも言えるでしょう。
2018参加国と予選プール
2018年大会に参加する12カ国はすでに決まっており、予選プールの組み合わせも決定しています。予選プールでは、3つのプールに分かれ、各プールで4カ国が総当たりで戦うことになります。
<プールA>
参加国 | 昨年順位 |
---|---|
ニュージーランド | 優勝 |
オーストラリア | 6位 |
ウェールズ | 7位 |
日本 | 下部大会昇格 |
<プールB>
参加国 | 昨年順位 |
---|---|
イングランド | 準優勝 |
スコットランド | 5位 |
イタリア | 8位 |
アルゼンチン | 11位 |
<プールC>
参加国 | 昨年順位 |
---|---|
南アフリカ | 3位 |
フランス | 4位 |
アイルランド | 9位 |
ジョージア | 10位 |
予選プールの後は順位決定戦となります。順位決定戦は以下のようになります。
→ 1位-4位決定戦
各プール2位のうち勝ち点の低い2チーム、3位のうち勝ち点の高い順に2チーム
→ 5位-8位決定戦
各プール3位のうち勝ち点の低い1チーム、4位の3チーム
→ 9位-12位決定戦
U20日本代表遠征メンバー
ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2018に参加する日本代表遠征メンバーはすでに発表されています。遠征メンバーはFW15人、BK13人となっています。
ポジション | 名前 | 所属 |
---|---|---|
FW | ||
PR/HO | 石田楽人 | 専修大 |
谷口祐一郎 | 天理大 | |
百地龍之介 | 立命館大 | |
山田裕介 | 豊田織機 | |
新井望友 | 東海大 | |
大山祥平 | 慶應大 | |
津嘉山廉人 | 流経大 | |
LO | 久保克斗 | 帝京大 |
箸本龍雅 | 明治大 | |
FL/NO8 | 相部開哉 | 慶應大 |
アシペリ・モアラ | 天理大 | |
福井翔大 | パナソニック | |
山本凱 | 慶應大 | |
岡山仙治 | 天理大 | |
下川甲嗣 | 早稲田大 | |
BK | ||
SH | 藤原忍 | 天理大 |
本堂杏虎 | 日体大 | |
SO/CTB | 児玉樹 | 明治大 |
森勇登 | 明治大 | |
侭田洋翔 | 中央大 | |
シオサイア・フィフィタ | 天理大 | |
シオエリ・ヴァカラヒ | 福岡工業大 | |
WTB | 根塚洸雅 | 法政大 |
ハラトア・ヴァイレア | 日体大 | |
ニコラス・ホフア | 京都産業大 | |
FB | 古賀由教 | 早稲田大 |
猿田湧 | 明治大 | |
山沢京平 | 明治大 |
遠征メンバーは5/16(水)から5/24(木)まではアイルランドで合宿を行い、5/24(木)から6/19(土)までフランス遠征となります。
U20日本代表試合日程
U20日本代表の試合日程は以下となります。
日時 | 対戦相手 | 場所 |
---|---|---|
予選プール | ||
5/31(木)4:00(早朝) | U20ニュージーランド | Stade d’Honneur |
6/3(日)21:00 | U20オーストラリア | Stade d’Honneur |
6/8(金)1:30(深夜) | U20ウェールズ | Stade Aime-Giral |
順位決定トーナメント | ||
6/12 | 未定 | 未定 |
6/17 | 未定 | Stade de la Mediterranee |
U20日本代表の見所・目標は?
ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2018に参加するU20日本代表、まず大きな目標は来年度の参加権を得ることでしょう。ワールドラグビーU20チャンピオンシップは最下位のチームは下部大会に降格となります。現在の12カ国での開催となった2010年以降で、U20日本代表が大会に参加したのは2015年と2016年の2回。2015年は10位で残留となりましたが、2016年は最下位で降格となりました。今回の大会を見ても予選プールはニュージーランド、オーストラリア、ウェールズと強豪国がひしめき合う中での対戦で厳しい試合が続くことが予想されます。
そのため、予選プールよりも順位決定トーナメントで1勝をして最下位を避けて、来年度の大会にも参加できるようにすることが大きな目標です。
とはいえ、予選プールはニュージーランド、オーストラリア、ウェールズという強豪国と対戦するまたとないチャンスとなります。まずは予選プールでどこまで食い上がることができるかも大事になるでしょう。
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