トップリーグMVP/新人王/ベストフィフティーン決定!

トップリーグ
スポンサーリンク

1月24日(日)、トップリーグ2015/16ファイナルが秩父宮ラグビー場で開催され、パナソニックワイルドナイツが東芝ブレイブルーパスに27-26で勝利し、今年のトップリーグ王者となりました。これでパナソニックは3連覇を達成。今シーズンのトップリーグを締めくくりました。

翌日の1月25日(月)に、トップリーグ2015/16の年間表彰式が行われ、今シーズンのトップリーグのMVP、ベストフィフティーン、新人王などが決定しました!

スポンサーリンク

トップリーグMVP

トップリーグMVPはシーズン通じて最も活躍した選手に送られます。基本的には優勝チームから選出されており、昨年までの2年間はパナソニックワイルドナイツのベリック・バーンズ選手が選出されています。

今年のMVPはパナソニックワイルドナイツの堀江翔太選手となりました。堀江選手がMVPに選出されるのは2010/11シーズンに続いて2回目の受賞となります。

今シーズンの堀江選手はトップリーグのリーグ戦7試合とLIXIL CUP3試合に全試合に出場。主将としてチームを引っ張り、個人スキルの高さを見せただけでなく、チームをまとめる能力も高いものがあったと思います。

日本人が受賞するのも、自身の受賞以来5年ぶりとなりました。

ベストフィフティーン

トップリーグ2015/16シーズンのベストフィフティーンは以下のメンバーとなりました。

ポジション名前所属
1PR稲垣 啓太パナソニックワイルドナイツ
2HO堀江 翔太パナソニックワイルドナイツ
3PR浅原 拓真東芝ブレイブルーパス
4LOアンドリース・ベッカー神戸製鋼コベルコスティーラーズ
5LOヒーナン ダニエルパナソニックワイルドナイツ
6FLリーチ マイケル東芝ブレイブルーパス
7FL金 正奎NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
8NO8アマナキ・レレィ・マフィNTTコミュニケーションズシャイニングアークス
9SH田中 史朗パナソニックワイルドナイツ
10SOベリック・バーンズパナソニックワイルドナイツ
11WTB江見 翔太サントリーサンゴリアス
12CTBリチャード・カフイ東芝ブレイブルーパス
13CTBJP・ピーターセンパナソニックワイルドナイツ
14WTB北川 智規パナソニックワイルドナイツ
15FB五郎丸 歩ヤマハ発動機ジュビロ

優勝したパナソニックからは最多の7名、準優勝の東芝からは3名が選ばれています。

FW編

まずフロントローの3名は優勝したパナソニックから2名、準優勝の東芝から1名が選ばれました。1番はパナソニックの稲垣選手に。W杯でも活躍した稲垣選手ですが、元々PRでありながらタックル数が多いなど、ワークレートが高い選手。今季はスクラムでの強さ・修正力を見せて受賞です。HOは堀江選手。MVPも受賞していますし、HOとしてもスクラム・ラインアウトの安定、ずらしながら前進するスキルなど随所に良いプレーが見られました。3番は東芝の浅原選手に。東芝の強力スクラムを支えた3番であり、初受賞とは思えない選手ですね。こちらも順当な選出と思います。

続いてLO2人です。まずは神戸製鋼のベッカー選手。神戸製鋼にはなくてはならない選手になりました。長身を活かしたプレーだけでなく、献身的なプレーも目立ち、彼がいる・いないで大きく変わってしまう選手ですね。もう1人はパナソニックのヒーナン選手。元々ハードタックルと突破力は飛び抜けていました。昨年途中から日本人に帰化したことで、常時出場できるようになったのもパナソニック優勝の大きな要因でしょう。

続いてサードローの3人。FLは日本代表主将であるリーチ選手と初受賞となるNTTコムの金選手の2名です。リーチ選手は特に言うまでもないですね。ファイナルでの働きをみても、もはや世界トップクラスの選手になってきていると思います。もう1人の金選手は今年大きく成長した選手の1人でしょう。体は大きくないものの、激しいプレーも厭わない選手でしたが、今年はチームキャプテンを務めることも多く、周囲を見る余裕も出てきたように思います。NO8は日本代表アマナキ・レレィ・マフィ選手。フィジカルモンスターと呼ばれる突破力はトップリーグでも存在感を見せていました。

BK編

続いてBKについてです。SHはパナソニックの田中選手に。今年も安定したプレーと判断力でチームを引っ張っており、2年連続の受賞に。ただ、本人も述べている部分もありますが、SHは良い選手が多いので選出は難しい面もありますね。続いて、SOは3年連続でバーンズ選手に。もはやパナソニックの柱となっていますね。終盤、怪我で出れない試合もあったのでMVPには選ばれていないですが、納得の選出だと思います。

続いてWTBの2名。1人目はサントリーから唯一の受賞となった江見選手。プレシーズンマッチから活躍が続いていましたが、レギュラーシーズンに入っても6トライでトライ王になるなど活躍が続きました。今年大きく飛躍した選手の1人ですね。もう1人のWTBはパナソニックの北川選手に。こちらはもうおなじみになってきましたが、チームを引っ張る大黒柱の1人になっていますね。

次に、CTBの2人です。1人は東芝のカフィ選手。準決勝のヤマハ戦では縦への激しい突破で3トライを奪うなど、大きく貢献した選手です。初受賞というのがやや意外な気もしますね。続いても初受賞のピーターセン選手。今季はスタメンで出ることが多く、ファイナルでもしっかりとフォローしてトライを奪うなど、トライシーンに絡むことが多くなりました。今季で退団し、次はイングランドのレスタータイガースへ移籍とのこと。日本で見られなくなることは残念ですが、次の挑戦も期待しています。

最後はFBです。こちらは日本代表の五郎丸選手が受賞しました。開幕戦でリーグ通算1000得点を挙げ、リーグ戦得点王になる活躍。一気に国民的人気を得たシーズンになりましたが、周囲の雑踏を気にすることなく、自分のプレーに専念していた印象です。

新人賞

続いて新人賞について。今季の新人賞は東芝ブレイブルーパスの小瀧尚弘選手に決定しました。帝京大学卒業して、いきなりトップリーグでも結果を出すシーズンになりました。新人ではあるものの、既にチームに不可欠な存在になってきましたね。LOというポジションでいえば、どうしても日本人の選手層が薄いポジションでもあります。2019年W杯を考えると、更に成長してもらって、日本代表としても活躍してほしい選手ですね。

最後に

これで今年のトップリーグの全ての日程を終えることになりました。W杯終了後から始まって、過去最高の入場者数となったトップリーグも終わりです。ここからはオフシーズンになりますが、今年からはスーパーラグビーにサンウルブズが参加することになっているので、オフでもラグビーを楽しめる環境ができています。

もちろん来シーズンにも期待しつつ、スーパーラグビーの方も楽しんでいきたいですね。

なお、トップリーグ2015/16シーズンの表彰については下記もご参考にしてください。

TOP LEAGUE OFFICIAL SITE - ジャパンラグビートップリーグ公式サイト
ジャパンラグビートップリーグ公式サイト。日本ラグビーの最高峰リーグ”TOP LEAGUE”の公式記録を掲載。試合の日程、結果、スコア、順位表、個人成績、および最新ニュース・イベント情報など、トップリーグの最新情報が満載。試合中のプレー経過が楽しめる「試合速報スコアボード」も掲載開始。

 

コメント