2017年、今年もスーパーラグビーの季節がやってきました。スーパーラグビーとは、ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカの3カ国からなるクラブチームによるリーグ戦で、2016年より、3か国に加えて、アルゼンチン・日本からもチームが加わり、現在18チームが参加しています。
毎年2月下旬ごろからシーズンが始まり、7月まで通常のシーズン戦が行われ、そこから上位チームによるプレーオフが行われます。
昨年から日本チームであるサンウルブズがスーパーラグビーに参戦し、日本でも試合が見れるようになりました。
そんなサンウルブズの2シーズン目となる今季の日程・メンバーなどをおさらいしておきます。
サンウルブズの参加メンバー
現時点で公表されているサンウルブズの参加メンバーは全員で50名となります。
ポジション | 名前 | 所属 | |
---|---|---|---|
FW | PR | 稲垣 啓太 | パナソニック ワイルドナイツ |
三上 正貴 | 東芝ブレイブルーパス | ||
山本 幸輝 | ヤマハ発動機ジュビロ | ||
浅原 拓真 | 東芝ブレイブルーパス | ||
伊藤 平一郎 | ヤマハ発動機ジュビロ | ||
具 智元 | 拓殖大学(4月〜Honda HEAT予定) | ||
山路 泰生 | キヤノンイーグルス | ||
浅堀 航平 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ | ||
HO | 木津 武士 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | |
庭井 祐輔 | キヤノンイーグルス | ||
日野 剛志 | ヤマハ発動機ジュビロ | ||
堀江 翔太 | パナソニック ワイルドナイツ | ||
LO | 宇佐美 和彦 | キヤノンイーグルス | |
大野 均 | 東芝ブレイブルーパス | ||
梶川 喬介 | 東芝ブレイブルーパス | ||
小瀧 尚弘 | 東芝ブレイブルーパス | ||
サム ワイクス | コカ・コーラレッドスパークス | ||
真壁 伸弥 | サントリーサンゴリアス | ||
リアキ・モリ | |||
FL | ヴィリー・ブリッツ | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | |
◎エドワード・カーク | |||
金 正奎 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | ||
布巻 峻介 | パナソニックワイルドナイツ | ||
ヘル ウヴェ | ヤマハ発動機ジュビロ | ||
NO.8 | 徳永 祥尭 | 東芝ブレイブルーパス | |
松橋 周平 | リコーブラックラムズ | ||
マルジーン・イラウア | 東芝ブレイブルーパス | ||
三村 勇飛丸 | ヤマハ発動機ジュビロ | ||
ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | ||
BK | SH | 内田 啓介 | パナソニックワイルドナイツ |
小川 高廣 | 東芝ブレイブルーパス | ||
田中 史朗 | パナソニックワイルドナイツ | ||
茂野 海人 | NECグリーンロケッツ | ||
矢富 勇毅 | ヤマハ発動機ジュビロ | ||
SO | 小倉 順平 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | |
◎立川 理道 | クボタスピアーズ | ||
田村 熙 | 東芝ブレイブルーパス | ||
田村 優 | NECグリーンロケッツ | ||
ヘイデン・クリップス | 東京ガス | ||
CTB | ウィリアム・トゥポウ | コカ・コーラレッドスパークス | |
ティモシー・ラファエレ | コカ・コーラレッドスパークス | ||
デレック・カーペンター | サントリーサンゴリアス | ||
マイケル・ボンド | キヤノンイーグルス | ||
WTB | アタアタ・モエアキオラ | 東海大学 | |
江見 翔太 | サントリーサンゴリアス | ||
後藤 輝也 | NECグリーンロケッツ | ||
中靏 隆彰 | サントリーサンゴリアス | ||
福岡 堅樹 | パナソニックワイルドナイツ | ||
FB | 笹倉 康誉 | パナソニックワイルドナイツ | |
松島 幸太郎 | サントリーサンゴリアス | ||
リアン・フィルヨーン | NTTドコモレッドハリケーンズ |
※◎はキャプテン。今年のサンウルブズ主将はエドワーク・カーク選手と立川理道の2人が務めることになりました。
今季は日本代表と連携するため、多くの日本代表選手が加入することになりました。また、日本代表以外の選手では、キャプテンとなったエドワーク・カーク選手やリアン・フィルヨーン選手など昨年のサンウルブズの主軸になった選手が選ばれています。
サンウルブズの試合日程
続いて、今シーズンの試合日程を見ていきましょう。
対戦相手 | 日時(キックオフ時間) | 場所 |
---|---|---|
ハリケーンズ(NZ) | 2月25日(土)13:15 | 秩父宮ラグビー場 |
キングズ(南ア) | 3月4日(土)18:55 | シンガポール・ナショナルスタジアム |
チーターズ(南ア) | 3月11日(土)17:15 | フリーステート・スタジアム |
ブルズ(南ア) | 3月17日(土)19:00 | ロフタス・ヴァーズフェルド・スタジアム |
ストーマーズ(南ア) | 3月25日(土)18:55 | シンガポール・ナショナルスタジアム |
ブルズ(南ア) | 4月8日(土)14:15 | 秩父宮ラグビー場 |
クルセイダーズ(NZ) | 4月14日(金)19:35 | クライストチャーチAMIスタジアム |
ハイランダーズ(NZ) | 4月22日(土)17:15 | インバーパーギルラグビーパークスタジアム |
チーフス(NZ) | 4月29日(土)19:35 | ワイカトFMGスタジアム |
ジャガーズ(ARG) | 5月6日(土)18:40 | エスタディオ・ホセ・アマルフィター二 |
シャークズ(南ア) | 5月20日(土)19:55 | シンガポール・ナショナルスタジアム |
チーターズ(南ア) | 5月27日(土)13:15 | 秩父宮ラグビー場 |
ライオンズ(南ア) | 7月1日(土)17:15 | エミレーツエアライン・パーク |
ストーマーズ(南ア) | 7月8日(土)19:30 | DHLニューランズスタジアム |
ブルーズ(NZ) | 7月15日(土)12:05 | 秩父宮ラグビー場 |
サンウルブズはアフリカ1カンファレンスに属しており、今シーズンは、同じカンファレンスのブルズ、チーターズ、ストーマーズとホーム&アウェイで合計6試合、その他にアフリカ2カンファレンスのチーム(ジャガーズ、キングズ、ライオンズ、シャークス)と4試合、さらにNZカンファレンスの5チーム(ブルーズ、チーフス、クルセイダーズ、ハイランダーズ、ハリケーンズ)と5試合の合計15試合がシーズン戦となります。
ホームゲームは全7試合ですが、そのうち3試合はシンガポールで行うため、東京・秩父宮ラグビー場で行われる試合は全4試合となります。
昨年度との違いは、昨年はNZカンファレンスではなく、オーストラリアカンファレンスのチームとの対戦でした。NZカンファレンスは昨年スーパーラグビー優勝のハリケーンズはじめ、強豪チームが多いため、厳しい戦いが増えることが予想されます。
今シーズンのポイントは?
今シーズンのサンウルブズは、日本代表とリンクした強化システムとなっているため、日本代表の選手や日本代表入りを担う選手が多く在籍する形になりました。また、HCは昨年度からコーチを務めたティアティアHCですが、遠征時には日本に残ったメンバーや代表入りが期待されるメンバーに日本代表のジェイミージョゼフHCが強化合宿を行うことになっており、日本代表とサンウルブズの活動がリンクしたものになってきました。
元々、サンウルブズは代表強化の目的で結成されていることもあり、2年目でその形が出来上がってきたことになります。
また、今シーズンは上記にもあるようにNZカンファレンスのチームとの対戦が組まれています。実力的にトップクラスが揃っているカンファレンスだけに厳しい戦いも続くとは思いますが、強化という意味では良い対戦相手に恵まれたとも言えるでしょう。
また、今年からサンウルブズの公式ファンクラブもできました。
各種特典が付いており、プロチームとしてよりファンをワクワクさせるチームに変わっていこうとしています。昨年も従来のラグビーファンとは異なるファン層が多く駆けつけたサンウルブズ。今年もさらに新しいファンを味方にしてシーズンを戦ってほしいと思います。
チームとしては代表選手が増えたこと、チーム戦術が代表と一致することから昨年のように1から作り上げるチームではなくなっています。とはいえ、他チームと比べると準備期間は短く、厳しい試合が続くかとは思います。特に昨年はアウェイでのゲームで苦しいゲームが続きました。選手の頑張りだけではなく、食事やコンディション面での改善も求められますが、昨年の経験値も生かしてほしいと思います。昨年度はシーズン1勝止まりに終わりましたが、今年は2勝、3勝とさらなる上積みを期待しています。
2/18(土)はトップリーグオールスターズと対戦
さて、サンウルブズの活動もスタートしていますが、国内での最初として、開幕前の2/18(土)にトップリーグオールスターズとのプレシーズンマッチが組み込まれています。
この試合はサンウルブズのプレシーズンマッチであり、北九州のミクニワールドスタジアム北九州(通称:ミクスタ)で開催されます。この試合はミクスタのこけら落としのゲームとなります。球技専用スタジアムなので臨場感あふれるゲームが見れます。現在チケットは発売中なので是非皆さんもミクスタに集合してください。
チャリティーマッチについては以下を参考にどうぞ。
まとめ
いよいよ2シーズン目のサンウルブズが始まります。昨年に比べると体制も整ってきており、昨年以上の成績が期待できます。国内では秩父宮4試合となりますが、是非皆さんでスタジアムを埋めてサンウルブズの勝利をいっしょに味わいましょう。
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