第52回ラグビー大学選手権のセカンドステージ第二戦が2015年12月20日(日)に開催されました。この日の試合は全8試合で、対戦によって、1月2日に開催される準決勝進出チームが決まる試合もありました。
大学選手権についてはこちらもご覧ください。
→ラグビー大学選手権 第1戦の結果と2戦以降の各グループ展望
それではまずは第2戦の結果を見ていきましょう!
大学選手権第2戦の結果
まずは第2戦の結果を見ていきます。
全8試合をまとめました。
プール | 対戦カード | 場所 |
---|---|---|
プールA | 中央大●28-36○法政大 | 相模原ギオンススタジアム |
プールA | 帝京大○87-22●関西大 | 熊谷ラグビー場 |
プールB | 早稲田大○71-12●朝日大 | 秩父宮ラグビー場 |
プールB | 東海大○61-5●天理大 | 秩父宮ラグビー場 |
プールC | 大東文化大○40-14●慶応義塾大 | 熊谷ラグビー場 |
プールC | 同志社大●22-36○筑波大 | 花園ラグビー場 |
プールD | 立命館大○36-15●京都産業大 | 花園ラグビー場 |
プールD | 流通経済大●14-52○明治大 | 相模原ギオンススタジアム |
各プールで白熱した試合が行われました。それでは第2戦の結果と、それを受けての勝ち点や第3戦の試合について見ていきたいと思います。
プール別第2戦の結果と勝ち点
プールA
プールAの第2戦の結果は以下となっています。
プール | 対戦カード | 場所 |
---|---|---|
プールA | 中央大●28-36○法政大 | 相模原ギオンススタジアム |
プールA | 帝京大○87-22●関西大 | 熊谷ラグビー場 |
まずは初戦関西大に勝利した中央大と、初戦で帝京大に敗れた法政大の一戦。関東リーグ戦同士の対戦となりました。前半は中央大が大きくリードしたものの、後半に法政大が逆転し、そのまま勝利。法政大がリーグ戦でのリベンジを果たした試合になりました。
もう1試合の帝京大と関西大の試合は帝京大が関西大に快勝しました。この結果、帝京大は2連勝、関西大は2連敗となっています。
第2戦を終えてのプールAの勝ち点は以下となっています。
順位 | 大学 | 勝ち点 | 得失点差 |
---|---|---|---|
1位 | 帝京大 | 15 | 124 |
2位 | 中央大 | 8 | 4 |
3位 | 法政大 | 6 | -51 |
4位 | 関西大 | 0 | -77 |
この結果、2位の中央大が3戦目に勝利しても勝ち点14までしか得られないため、帝京大が準決勝進出決定となりました。優勝候補の帝京大が順当に勝ち抜き決定です。
プールB
プールBの第2戦の結果は以下となっています。
プール | 対戦カード | 場所 |
---|---|---|
プールB | 早稲田大○71-12●朝日大 | 秩父宮ラグビー場 |
プールB | 東海大○61-5●天理大 | 秩父宮ラグビー場 |
初戦に天理大に敗れた早稲田大は東海リーグから出場の朝日大に快勝し、今大会初勝利をおさめました。また、注目のもう1試合、このプールからの勝ち抜けを占う一戦となった東海大と天理大の一戦は予想に反し、東海大が前半から天理大を圧倒。61-5と快勝しました。
この結果、第2戦を終えた時点での勝ち点は以下となります。
順位 | 大学 | 勝ち点 | 得失点差 |
---|---|---|---|
1位 | 東海大 | 15 | 115 |
2位 | 早稲田大 | 7 | 55 |
3位 | 天理大 | 7 | -52 |
4位 | 朝日大 | 0 | -118 |
この結果、2位の早稲田大、3位の天理大が最終戦勝利しても勝ち点14までしか伸びないため、東海大の準決勝進出が決まりました。最終戦を待たずに、東海大が今年も準決勝進出となります。
プールC
プールCの第2戦の結果は以下となっています。
プール | 対戦カード | 場所 |
---|---|---|
プールC | 大東文化大○40-14●慶応義塾大 | 熊谷ラグビー場 |
プールC | 同志社大●22-36○筑波大 | 花園ラグビー場 |
プールCは一番の混戦が予想されたプール。第1戦では大東文化大が筑波大に勝利し、もう1試合は同志社大が慶応義塾大に勝利しました。
この第2戦、まずは大東文化大がこの試合も持ち前のアタックで慶応を圧倒。40-14で見事に勝利し、2連勝となりました。また、もう1試合は同志社大と筑波大の試合。前半から一進一退の攻防となるも、後半筑波が連続トライ。同志社も食い下がるも、筑波が引き離し、そのまま勝利となりました。
この結果、勝ち点は以下となります。
順位 | 大学 | 勝ち点 | 得失点差 |
---|---|---|---|
1位 | 大東文化大 | 12 | 35 |
2位 | 同志社大 | 9 | 14 |
3位 | 筑波大 | 7 | 5 |
4位 | 慶應義塾大 | 0 | -54 |
現在の順位は大東文化が1位となっています。最終戦は1位の大東文化と2位の同志社大が直接対決となります。この試合の結果、勝利したチームが準決勝進出となります。(引き分けの場合は大東文化が準決勝進出)惜しくも同志社に勝利した筑波大は最終戦を待たずに2位以下決定となりました。
プールD
プールDの第2戦の結果は以下となっています。
プール | 対戦カード | 場所 |
---|---|---|
プールD | 立命館大○36-15●京都産業大 | 花園ラグビー場 |
プールD | 流通経済大●14-52○明治大 | 相模原ギオンススタジアム |
プールDは1試合目は立命館大と京都産業大の関西リーグ戦同士の一戦。この試合、京産大が先制するも立命館大が逆転。その後、徐々に突き放していき、結果36-15で立命館大が2戦目で初勝利を挙げました。
もう1試合はこのプールの価値抜けを争う重要な一戦、流通経済大と明治大の対戦です。こちらは明治大が先制、流経大が追いつくも、その後明治が再びリードし、前半を終えると、後半も明治がリードし、残り時間20分を切ってから大きく突き放し、明治大が勝利しました。
この結果、勝ち点は以下となります。
順位 | 大学 | 勝ち点 | 得失点差 |
---|---|---|---|
1位 | 明治大 | 14 | 77 |
2位 | 流通経済大 | 8 | -30 |
3位 | 立命館大 | 7 | 13 |
4位 | 京都産業大 | 0 | -60 |
明治大は勝ち点14。2位の流通経済大は最終戦でボーナスポイント付きで勝利すれば勝ち点14で並ぶため、第2戦を終えた時点での勝ち抜け決定とはなりません。ですが明治大は最終戦で勝ち点1でもとればOKですし、仮に勝ち点が取れなくても得失点差を考慮すると明治大の勝ち抜けが濃厚となっています。
第3戦の組み合わせ
さて、では気になる最終戦の組み合わせを見ておきましょう。
プール | 対戦カード | 場所 | キックオフ |
---|---|---|---|
プールA | 関西大-法政大 | 皇子山陸上競技場 | 12:00 |
プールA | 帝京大-中央大 | 秩父宮ラグビー場 | 14:00 |
プールB | 天理大-朝日大 | パロマ瑞穂ラグビー場 | 12:00 |
プールB | 東海大-早稲田大 | 江戸川陸上競技場 | 14:00 |
プールC | 筑波大-慶応義塾大 | 秩父宮ラグビー場 | 11:40 |
プールC | 同志社大-大東文化大 | 皇子山陸上競技場 | 14:00 |
プールD | 明治大-立命館大 | 江戸川陸上競技場 | 12:00 |
プールD | 流通経済大-京都産業大 | パロマ瑞穂ラグビー場 | 14:00 |
注目はやはり、未だに準決勝進出チームが決まっていないプールCとプールDの試合となります。特にプールCはプール1位の大東文化大とプール2位の同志社大が直接対決となります。ここで勝利した方が1月2日の準決勝進出となるので、どちらも負けられない試合となりますね。
最後に
大学選手権セカンドステージも次の12月27日(日)が最後の1戦となります。学生としては今年最後の試合となるチームも多く、卒業生にとっては大学最後の公式戦となるチームもありますので、是非ご覧ください。
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