2015年6月13日(土)と14日(日)の二日間、高校ラグビー7人制大会大阪府予選が行われました。
初日は鶴見緑地競技場と摂津高校グラウンドで1回戦と2回戦が行われ、2日目は、ベスト16以降の対戦で優勝を決める形となります。この大会は全てトーナメントでの対戦です。
優勝チームは第2回全国高校7人制ラグビー大会(アシックスカップ)に出場となります。
今回は初日、鶴見緑地競技場で開催された1回戦、2回戦の試合についてです。
組み合わせはこちら
大阪府高校7人制ラグビー大会1日目
初日の鶴見緑地球技場での開催は、全27校によるトーナメントとなりました。(なお、2校は試合がなく、おそらく棄権かと思いますので、実際は全25校となります。)
この27校が1回戦と2回戦を戦いました。勝ったチームはベスト16進出。翌日の決勝トーナメントに進出となります。まずは翌日のトーナメント進出を狙う試合が続きました。
それでは各試合を試合順に見ていきましょう!
1回戦4試合
まずは10:00から1回戦4試合が行われました。4試合は以下の試合です。
布施vs近大付属
大阪朝鮮vs精華
開明vs東大阪大柏原
住吉vs常翔学園
布施vs近大付属
この日最初の試合となったのは布施高校と近大付属高校の対戦。試合は前半から近大付属がトライを量産します。前半開始早々に近大附属が9番が抜け出してトライ。ゴール成功で先制すると、前半更に2トライを追加し、21-0で後半に入ります。
後半も近大付属が開始から3トライを奪い、42-0とリードをと、最後も1トライを決めて47-0とし、試合終了。近大付属が快勝し、2回戦進出を決めました。
大阪朝鮮vs精華
第2試合は大阪朝鮮と清華高校との対戦。試合は大阪朝鮮が開始3分先制トライ。ゴールも成功し、7-0と先制すると、前半に2トライを奪い、21-0として後半へ。
後半もすぐにトライを奪い、ゴールも成功。28-0とリードを広げると、その後も3トライを奪って49-0で大阪朝鮮が勝利。2回戦進出を決めました。
開明vs東大阪大柏原
3試合目は開明高校と東大阪大柏原の対戦。試合は開始早々から東大阪大柏原がトライを量産。開始1分で先制トライを奪い、ゴールも成功すると、前半終了までにさらに5トライを奪い、38-0とリードすると、後半も3トライを奪い、57-0で東大阪大柏原が勝利し、2回戦に進出となりました。
住吉vs常翔学園
第4試合は住吉高校と常翔学園の対戦です。試合は、開始2分で常翔学園7番がトライ!ゴールも決まり7-0とリードすると、さらに2トライを奪い、19-0として、前半終了。
後半に入っても4トライを奪い、41-0で勝利。常翔学園が住吉高校に勝利し、2回戦進出を決めました。
2回戦4試合
この後は先ほど勝利した高校と、シード校の4試合の対戦です。この試合に勝利したチームはベスト16進出。翌日のトーナメントへの進出となります。
対戦カードは以下の4試合です。
初芝富田林vs近大付属
関西大倉vs大阪朝鮮
同志社香里vs東大阪大柏原
大阪電通vs常翔学園
初芝富田林vs近大付属
第5試合は初芝富田林と近大付属の対戦。試合は、キックオフから近大付属がペースを握ります。開始1分で近大付属が先制トライを奪い、ゴールも成功。7-0とリードすると、前半で5トライを奪い、33-0で前半を終えます。
後半も近大付属ペースに。開始早々に9番がトライを奪うと、後半も合計5トライを奪い、68-0で近大付属が勝利。これで近大付属高校は翌日開催のトーナメント進出が決定しました。
関西大倉vs大阪朝鮮
第6試合は、関西大倉高校と大阪朝鮮高の対戦です。試合は開始早々に関西大倉高校が5番のトライ!ゴールも成功し、7-0と先制すると、ここからは点の取り合いに。前半途中に大阪朝鮮がトライとゴール成功で7-7に追いつくも、関西大倉が再びトライで14-7と引き離します。が、大阪朝鮮も前半最後にトライ&ゴールで14-14と追いつき、前半終了。前半は同点で終わります。
後半に入ると、まずは大阪朝鮮が先制トライ!ゴールも決まり、21-14と大阪朝鮮がリードします。さらに大阪朝鮮が続けてトライを奪い、26-14とリードを広げます。その後は一進一退の攻防が続くも得点はなく、このまま26-14で大阪朝鮮が勝利。大阪朝鮮が翌日のトーナメント進出となりました。
同志社香里vs東大阪大柏原
第7試合は同志社香里高校と東大阪大柏原の対戦です。先制したのは同志社香里。開始早々に6番のトライ。ゴール成功で7-0と先制すると、さらに1トライを奪い、14-0とします。対する東大阪大柏原も10番がトライを奪い、ゴール成功。14-7と追い上げるも、同志社香里がさらにもう1トライを奪い、19-7。前半はここで終了します。
後半に入ると、同志社香里が突き放します。後半3分過ぎに7番のトライ(ゴール不成功)で24-7とすると、さらに2トライを追加し、36-7としたところで試合終了。同志社香里が勝利し、翌日のトーナメント進出を決めました。
大阪電通vs常翔学園
第8試合は大阪電通高校と常翔学園高校の対戦。試合は前半3分頃に常翔学園が4番のトライで先制、ゴールも成功で7-0とすると、さらにそこから2トライを奪い、前半は21-0で終了。
後半に入っても常翔学園ペースは変わらず、後半合計で4トライを奪い、試合終了43-0で常翔学園が勝利し、翌日のトーナメント進出を決めました。
1回戦6試合
前半8試合が終わり、再びここからは1回戦6試合が行われました。(予定は7試合も1試合はなし。)
6試合は以下の対戦となります。
太成学院vs金光藤蔭
鳳vs四條畷
大阪vs関西創価
旭vs大阪商大
金光大阪vs関大北陽
上宮vs上宮太子
太成学院vs金光藤蔭
第9試合は太成学院と金光藤蔭の対戦です。前半開始早々に金光藤蔭が10番のトライで先制。5-0とすると、さらに前半に2トライを追加し、19-0で前半は金光藤蔭がリードして終えます。
後半に入っても金光藤蔭ペースは変わらず。後半も4トライを奪い、45-0として試合終了。金光藤蔭高校が2回戦進出を決めました。
鳳vs四條畷
第10試合は鳳高校と四條畷高校の対戦。試合は前半開始早々にいきなり四條畷高校がトライ!ゴール成功で7-0と先制すると、さらにこのあと前半だけで4トライを追加し、33-0とリードします。
後半に入ると、鳳高校が反撃。7番のトライ(ゴール成功)で33-7とします。その後は四條畷高校がトライを追加。40-7とリードを広げますが、最後に鳳高校もトライを奪い、40-12とし、試合終了。四條畷が勝利し、2回戦進出を決めました。
大阪vs関西創価
第11試合は大阪高校と関西創価高校の対戦。試合は開始早々いきなり関西創価高校がトライ。ゴール成功で7-0とすると、1トライ追加し、14-0とします。対する大阪高校も1トライを返し14-5としますが、さらに関西創価高校が1トライ追加し、21-5で前半を終了します。
後半に入ると、さらに関西創価高校が4トライを追加。結果、45-5で関西創価高校が大阪高校相手に勝利。2回戦進出を決めました。
旭vs大阪商大
第12試合は旭高校と大阪商大高の対戦。試合は開始2分、大阪商大高が5番のトライとゴールで7-0と先制すると、前半終了間際にもトライを奪い、12-0と大阪商大高がリードします。
後半に入ると先にトライを奪ったのは、旭高校。12-7と追い上げます。その後大阪商大高のトライで17-7と10点差となるも、旭高校がトライで17-14と3点差に。その後、大阪商大高、旭高校が1トライずつ追加し、24-19で大阪商大高がリードすると、ここから2トライを奪い、38-19と突き離し、試合終了。大阪商大高が勝利し、2回戦に進出しました。
金光大阪vs関大北陽
第13試合は金光大阪と関大北陽の対戦。試合は関大北陽高校がペースを握ります。前半、1番のトライで関大北陽が先制。5-0とすると、さらに前半3トライを追加し、24-0とリードし、後半に入ります。
後半も関大北陽ペースは変わらず。4トライを追加し、46-0で試合終了。関大北陽が勝利し、2回戦に進出を決めました。
上宮vs上宮太子
第14試合は上宮高校と上宮太子高校の対戦。先制は上宮高校。前半開始早々にトライを奪い、ゴールも成功。7-0とすると、さらに2トライを追加し、19-0とします。対する上宮太子も前半終了間際にトライを奪い、19-5で前半を終了。
後半に入ると、上宮高校がペースを握ります。合計4トライを追加し45-5として試合終了。上宮高校が勝利し、2回戦に進出を決めました。なお、上宮高校は2回戦が不戦勝となり、翌日の決勝トーナメント進出を決めています。
2回戦3試合
この後は先ほど1回戦を進出したチームがシード校や1回戦進出校同士の対戦となる2回戦3試合となります。対戦カードはこちらの3試合です。
金光藤蔭vs大阪桐蔭
四條畷vs関西創価
大阪商大vs関大北陽
金光藤蔭vs大阪桐蔭
第15試合は金光藤蔭と大阪桐蔭の対戦です。試合はまず金光藤蔭高校が先制。開始早々に12番のトライとゴール成功で7-0と金光藤蔭がリードします。対する大阪桐蔭も14番のトライとゴールで7-7に追いつくも、その後金光藤蔭が9番のトライ(ゴール不成功)で12-7と再びリードします。前半はここで終了し、金光藤蔭がリードして後半に入ります。
後半は大阪桐蔭が先に得点を奪います。後半2分に大阪桐蔭がトライを奪い、14-12と逆転すると、さらにもう1トライを奪い、19-12とリードを広げます。が、後半6分に金光藤蔭がトライを奪い、19-17とすると、ラストプレーで金光藤蔭がボールキープ。が、大阪桐蔭に奪われてタッチに蹴り出し、試合終了。
大阪桐蔭が19-17で勝利し、翌日のトーナメント進出を決めました。
四條畷vs関西創価
第16試合は四條畷高校と関西創価高校の対戦です。先制したのは四條畷高校。6番のトライで5-0と先制します。が、ここからは関西創価高校が反撃。2トライを奪って逆転し、14-5で関西創価高校がリードして前半終了します。
後半も先に得点を奪ったのは四條畷高校。5番のトライとゴールで14-12と2点差まで追い上げます。その後は、一進一退の攻防も得点は動かず、関西創価が14-12で逃げ切って勝利。翌日のトーナメント進出を決めました。
大阪商大vs関大北陽
この日最後の試合、第17試合は大阪商大高と関大北陽高校の対戦。先制は関大北陽高校。4番のトライ、ゴールも決まり7-0とすると、さらに2トライを追加し、17-0とリードします。対する大阪商大高も前半終了間際にトライを返して、17-5として前半終了します。
後半も先に得点を取ったのは関大北陽。4番のトライで22-5とリードを広げると、さらに2トライを追加し、32-5とします。大阪商大高も、ラストで1トライを追加し、32-10とするも試合終了。関大北陽高校が勝利し、翌日のトーナメント進出を決めました。
全試合結果
1回戦
布施 0-47 近大付属
大阪朝鮮 49-0 精華
開明 0-57 東大阪大柏原
住吉 0-41 常翔学園
太成学院 0-45 金光藤蔭
鳳 12-40 四條畷
大阪 5-45 関西創価
旭 19-38 大阪商大
金光大阪 0-46 関大北陽
上宮 45-5 上宮太子
2回戦
初芝富田林 0-68 近大付属
関西大倉 14-26 大阪朝鮮
同志社香里 36-7 東大阪大柏原
大阪電通 0-43 常翔学園
金光藤蔭 17-19 大阪桐蔭
四條畷 12-14 関西創価
大阪商大 10-32 関大北陽
全体を通じて
この日は全17試合が行われましたが、セブンズの場合、15人制で起こりにくいような番狂わせが起こる可能性が高いです。この日を見ても、関西大倉高校がセブンズらしい動きで大阪朝鮮高に前半は同点で終わり、後半もくらいついていました。
また、金光藤蔭高校が、大阪桐蔭相手に前半リードして終了。後半突き放されても2点差まで追い上げ、あと1プレーでもしやというところまで追い詰めました。
結果的には勝利にはつながらなかったものの、面白い試合になりました。
その他、多くの高校が参加し、プレーできるのも7人制の良さだと思います。普段はあまりセブンズの練習はしない高校も多いと思いますが、全国大会もでき、これからは取り組む高校も増えてくるかと思います。
なお、翌日のトーナメントでは、決勝は東海大仰星高校と、同志社香里高校が対戦。東海大仰星が勝利し、優勝となりました。これで東海大仰星高校は2連覇を達成。全国高校7人制ラグビー大会に進出が決まりました。
全国大会でも是非優勝目指して頑張ってください。
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