こちらは2017年版のものになります。2018年版は以下をご覧ください。
高校ラグビーの新しいシーズンが始まってきました。春は、3年生が卒業し、再度新しいチームが各校スタートします。そんな春シーズンの最初の全国大会は埼玉県熊谷ラグビー場で開催される選抜高校ラグビー大会です。
その選抜高校ラグビー大会の予選が各地域で行われています。すでに終わっている地域もありますが、その近畿地区の予選である第68回高校ラグビー近畿大会が2017年3月12日(日)から和歌山・紀三井寺公園陸上競技場及び補助球技場にて開催されます。
第68回近畿高校ラグビー大会
2017年で68回目を迎える近畿高校ラグビー大会。毎年、近畿地区の各都道府県で持ち回りで開催されますが、今年は和歌山県での開催。会場は紀三井寺公園陸上競技場と、その補助グラウンドでの開催となります。
近畿からの選抜出場枠は全部で5校。昨年は前年度に東海大仰星が優勝していたので6枠でしたが、今年は前年度優勝校が東福岡(福岡)なので、5校が選抜出場枠になります。
この5校の枠を争う参加チームは全16校。この16校が、トーナメントで戦います。
近畿大会は地方大会の1つではありますが、昨年度花園ベスト8のうち4校が近畿勢であったように、全国的に見ても強豪校がひしめき合っている地域です。そのため、この近畿大会を勝ち抜くのは簡単ではないとともに、ここでの優勝チームや上位校は選抜での優勝候補にもなり、全国からも注目を集める大会となっています。
日程
今年の近畿大会は3月12日に開幕。1回戦8試合がまず12日に開催されます。その後2回戦が3月19日(日)に行われ、この試合の勝者は選抜高校ラグビー出場決定となります。
その後準決勝/第5代表決定トーナメントが3月21日(火)に、決勝/シード校決定戦/第5代表決定戦が3月23日(木)に行われます。
日程 | 会場 | |
---|---|---|
1回戦(8試合) | 2017年3月12日(日) | 紀三井寺公園陸上競技場/補助球技場 |
2回戦(4試合) | 2017年3月19日(日) | 紀三井寺公園陸上競技場/補助球技場 |
準決勝(2試合)/第5代表決定トーナメント(2試合) | 2017年3月21日(火) | 紀三井寺公園陸上競技場 |
決勝(1試合)/シード校決定戦(1試合)/第5代表決定戦 | 2017年3月23日(木) | 紀三井寺公園陸上競技場 |
参加校全16校
近畿大会には基本的に近畿6府県から上位2校ずつが出場。ただし、大阪府のみは毎年4校出場となります。この14校に加えて、開催地は2校が2校プラスして出場となります。よって今年は開催地である和歌山から4チームが出場となります。16校は以下の通りです。
府県 | 出場校 |
---|---|
大阪 | 東海大仰星 |
大阪桐蔭 | |
常翔学園 | |
大阪朝高 | |
京都 | 京都成章 |
伏見工業・京都工学院 | |
兵庫 | 報徳学園 |
関西学院 | |
滋賀 | 八幡工業 |
光泉 | |
和歌山 | 和歌山工業 |
近大和歌山 | |
合同(那賀・和歌山北) | |
合同(新宮・新翔) | |
奈良 | 天理 |
御所実業 |
トーナメント表・組み合わせ
すでに16校のトーナメント表は決定しており、以下となっています。
※赤字部分は補助球技場で開催。それ以外は陸上競技場で開催となります。
1回戦対戦表
トーナメント表でも確認できますが、1回戦の対戦を時間別にまとめておきます。
対戦 | Kick off | |
---|---|---|
紀三井寺公園陸上競技場 | ||
第1試合 | 近大和歌山(和歌山)-大阪桐蔭(大阪) | 11:00 |
第2試合 | 天理(奈良)- 伏見工業・京都工学院(京都) | 12:20 |
第3試合 | 合同(那賀・和歌山北)(和歌山)- 大阪朝高(大阪) | 13:40 |
第4試合 | 関西学院(兵庫) - 八幡工業(滋賀) | 15:00 |
紀三井寺公園補助球技場 | ||
第1試合 | 京都成章(京都) - 常翔学園(大阪) | 11:00 |
第2試合 | 和歌山工業(和歌山) - 報徳学園(兵庫) | 12:20 |
第3試合 | 東海大仰星(大阪)- 御所実業(奈良) | 13:40 |
第4試合 | 光泉(滋賀)- 合同(新宮・新翔) | 15:00 |
今回の会場となる紀三井寺公園陸上競技場及び補助球技場は、公共交通機関のアクセスは良い場所ではありません。JR和歌山駅もしくはJR紀三井寺駅からバス(マリーナシティ方面:1時間に1本)で行くか、JR紀三井寺駅から徒歩30分歩くかになります。それ以外は車で行く方が無難ですが、当日は駐車場も混雑が予想されるので、車で訪れる方は早めに行くことをお勧めします。
選抜大会への道
選抜への道
今年の選抜枠は5枠。まずは2回戦をいかに勝ち抜くかが重要になってくるでしょう。ここを抜け出せば選抜出場決定となるので、1回戦・2回戦の2試合を勝ち抜くことが各チームの第一目標になるでしょう。ただ、今年に関しては1回戦から強豪校同士の対戦が組み込まれています。なので1回戦からどこが勝ち抜くかわからない試合が続く大会となりそうです。
1回戦から好カード続出
さて、今大会は1回戦から好カードが続出しています。特に補助球技場で行われる試合ではいきなり好カードが続いています。
昨年度の近畿大会は東海大仰星が優勝しました。今年も東海大仰星は優勝候補の1つですが、1回戦でいきなり昨年花園ベスト4の御所実業と対戦となります。1回戦でいきなり昨年花園準優勝校とベスト4の高校の対戦となります。この試合の勝者が優勝争いの1枠となるでしょう。
また、同じく1回戦では京都代表の京都成章高校と大阪代表の常翔学園の対戦にも注目が集まります。こちらも昨年花園ベスト8同士の対戦です。花園経験のある選手も残っており、この試合も1回戦屈指の注目ゲームとなります。
1回戦、反対のシードを見てみると、天理(奈良)と伏見工業・京都工学院(京都)の試合も注目です。どちらも昨年は花園進出は逃したものの、実力的には全国でも上位に入るチームだけに、こちらも熱い試合が繰り広げられそうです。
2回戦以降はさらに好ゲームが続きます。特に2回戦は勝てば選抜出場確定、負けると選抜出場決定トーナメントに回ってしまうので、各チームともに大事な一戦になります。どのシードも好カード続出となるので楽しみな試合になりそうです。
優勝候補は?
今年は飛び抜けて強いチームがないので、どこが優勝するかわからない混戦の大会となります。
基本は大阪勢の4校(東海大仰星・常翔学園・大阪桐蔭・大阪朝高)が中心となるかと思います。が、ここに奈良代表の2校(天理・御所実業)、京都代表の2校(京都成章・天理)も絡んでくる形になっています。今年は京都勢・奈良勢の評判もいいので、ここから優勝校が出ることも予想されます。これらの高校が1回戦及び2回戦でほとんどが対戦することになっているので、ここで潰し合いが行われます。2回戦勝ち抜いたチームであれば、どのチームも実力校ぞろいなので優勝する力を持っていると思います。
まとめ
今年の高校ラグビー近畿大会が始まります。今年は例年以上に混戦が予想される大会となります。現時点での力関係を図れる大会となっていますので、皆さんも是非ご注目ください。
コメント