高校ラグビー近畿大会2016 1回戦の結果と2回戦組み合わせ・見どころ

高校ラグビー
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2016年3月13日(日)、第67回高校ラグビー近畿大会が開幕しました。この近畿大会は全国高校選抜ラグビー大会の近畿地区予選も兼ねており、全16校が参加し、トーナメントで争います。今年は奈良県での開催。3月13日は、天理親里競技場と天理大学白川グラウンドの2会場で4試合ずつ、合計8試合が行われました。

1回戦の組合わせ・日程などは下記で確認ください。

第67回高校ラグビー近畿大会の日程・組み合わせと予想
この記事は2016年版のものになります。2017年の近畿大会についてはこちらをご覧ください。 今年も春の高校ラグビーのシーズンが始まってきました。春は、3年生が卒業し、再度新しいチームが各校スタートします。そんな春シーズン...
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1回戦の結果

1回戦は全8試合が行われました。この日は2つの会場で4試合ずつ行われています。このうち天理大学白川グラウンドで行われた4試合を見てきましたので、4試合の試合内容を簡単にご紹介します。

第一試合 伏見工業-和歌山工業

第一試合は京都代表・伏見工業高校と和歌山代表・和歌山工業高校の試合です。


序盤から優勢に試合を進めるのは伏見工業。ただ、前半は和歌山工業のDFもねばり、伏見工もノックオンやアクシデンタルオフサイドなどで敵陣はいりながらも得点できない状態が続きます。試合が動いたのは前半9分、伏見工業が敵陣でのラインアウトからモール押し込むとその後展開して連続攻撃。最後は7番が飛び込んでトライ!ゴールも決まって伏見工業が7点を先制します。伏見工業は前半このトライに加えて3トライを追加し、28-0とリードし、後半に入ります。

後半に入ると、一気に伏見工がトライを量産していきます。後半2分、ラインアウトモールからFWで攻め込み、大きく左へ展開。15番がステップで相手かわしてトライを奪うと、その後の10分間でノーホイッスルトライが続き、一気に得点差をつけます。後半に入り、外への展開で一気に抜けきるとともに、FW陣もゲインを重ねるなど、トライを量産した伏見工業。後半だけで10トライを奪い、94-0で伏見工業が和歌山工業に勝利しました。

伏見工業94-0和歌山工業 試合終了

伏見工業が、後半一気に突き放して、トライを量産。近大和歌山は前半よい流れの時間があったものの得点できず、無得点で敗戦となりました。

第二試合 光泉-大阪桐蔭

第二試合は、滋賀代表・光泉高校と大阪代表・大阪桐蔭高校の対戦です。


前半、先制したのは大阪桐蔭。自陣でボールキープした光泉がラックからキックしようとしたところにチャージ。ボールこぼれたところをインゴールでおさえてトライ!ゴール失敗で5-0と先制します。

対する光泉は敵陣で相手ハンドのペナルティからショット選択。これはポストに阻まれて得点ならず。接点では激しさを見せ、ジャッカルすることも多い光泉。対する大阪桐蔭はしっかりとキックで敵陣での試合を続け、有利に時間を経過していきます。大阪桐蔭は前半13分にゴール前での連続攻撃から最後ラックから9番が抜け出してトライ!10-0とリードすると、前半もう1トライ加えて15-0とします。対する光泉は敵陣で相手ペナルティからは徹底してPG選択。前半21分にPG狙うもこれは左に外れます。前半は15-0で大阪桐蔭がリードして後半へ。

後半に入っても、大阪桐蔭が敵陣でのプレーが続きます。後半8分には敵陣ラインアウトから攻撃。8番が相手ディフェンス押し込んでインゴール目前まで迫ると、そこからFWでフェm−ズ重ねてトライ!20-0とします。大阪桐蔭はさらに後半2トライを加えて30-0とします。光泉は後半残りわずかとなった時間で相手ペナルティから敵陣深くで、マイボールとします。そこからフェーズ重ねて攻め込むも最後はノックオン。得点にはつなげられず試合終了。大阪桐蔭が30-0で光泉に勝利しました。

光泉0-30大阪桐蔭 試合終了

大阪桐蔭が終始、敵陣でのプレーを選択し、有利に試合を進めたゲーム。光泉もディフェンス面では激しさもあって良かったですが、アタックでいかに相手を崩すかという点は課題になったかと思います。

第三試合 近大和歌山-東海大仰星

第三試合は、和歌山代表・近大和歌山高校と大阪代表・東海大仰星高校の対戦です。


試合は序盤から東海大仰星ペースに。前半3分、相手ハイパントをキャッチするとそこから左サイドに展開してパスをつないでいき、左サイドにいた2番が左隅にトライ。ゴール失敗で5-0と先制します。その後前半8分に連続攻撃からトライを奪うと、ここからノーホイッスルトライを量産。前半だけで9本のトライを奪います。対する近大和歌山も敵陣深くまで攻め込む時間帯はあったもののトライは奪えず。前半は57-0で東海大仰星がリードして後半に入ります。

後半に入っても東海大仰星のアタックは継続します。後半開始早々に相手ノックオンしたボールを奪うと8番が大きくゲイン。最後12番につないでトライを奪うと、その後もトライを量産。結果後半も8トライを加えて、試合終了に。東海大仰星が近大和歌山に109-0で勝利した試合となりました。

近大和歌山0-109東海大仰星 試合終了

東海大仰星は危なげなく1回戦を勝ち抜け。近大和歌山としても何度かゴール前に迫るチャンスはありながらもトライに結びつけることができず、完封負けとなりました。

第四試合 報徳学園-御所実業

第四試合は、兵庫代表・報徳学園高校と奈良代表・御所実業高校の対戦です。


この日の対戦では最も注目された試合。試合はいきなり御所実業が先制します。前半開始早々、敵陣で左サイドに大きく展開すると、人数が余ったところ最後11番が左隅にトライ!ゴール失敗も0-5と先制します。さらに前半4分にも相手反則からゴール前でラインアウトとすると、そこからモール。アドバンテージをもらった状態で、10番から大きく右サイドにキックパス。そこからつないでいき、右サイドにトライ!0-10と御所実業がいきなり2トライを奪います。

対する報徳学園は前半11分に相手ペナルティからPGを決め、3-10と7点差にすると、その後も敵陣で攻撃する時間に。敵陣でフラットパスから15番が抜け出し、前方へグラバーキック。自らインゴールおさえようとするもノックオンとなり、得点できません。

すると流れは再び御所実業に。前半21分にラインアウトモールで御所がトライを奪うと前半終了間際にも敵陣での連続攻撃から13番が抜け出してトライを奪い、3-22と御所実業がリードして後半に入ります。

後半に入るとまずは報徳学園が敵陣へ。相手ペナルティもあってゴール前でラインアウトを3度選択し、モールからトライを奪いにいくも最後はターンオーバーされ、得点ならず。ここからは御所実業の流れに変わります。後半11分にラインアウトからモール押し込んでトライを奪うと、18分にも相手ボールラインアウトがオーバーしたボールをそのままキャッチし、右隅にトライ!その後もさらに御所実業が2トライを奪い、そのまま試合終了。御所実業が報徳学園に勝利しました。

報徳学園3-46御所実業 試合終了

御所実業は、タックルや接点での強さをみせつけ、13番の選手のラインブレイクも光りました。対する報徳は良い時間帯はあったものの、ディフェンスで簡単に抜かれる場面が目立ち、アタックでも相手にプレッシャーをかけられて、ミスしてしまう場面が目立った試合となってしまいました。

1回戦8試合のまとめ

さて、上記4試合と天理親里競技場での4試合を含めた1回戦の全試合は以下の通りです。

対戦Kick off
天理大学白川グラウンド
第1試合伏見工業 94-0 和歌山工業11:00
第2試合光泉 0-30 大阪桐蔭12:20
第3試合近大和歌山 0-109 東海大仰星13:40
第4試合報徳学園 3-46 御所実業15:00
天理親里競技場
第1試合大産大附属 70-0 奈良合同11:30
第2試合天理教校学園 0-72 京都成章12:50
第3試合常翔学園 102-0 膳所14:10
第4試合関西学院 7-46 天理15:30

1回戦の結果、大阪代表4校と、奈良代表2校、京都代表2校の8校が2回戦進出を決めました。

トーナメント表は以下となります。

2回戦の組み合わせ・キックオフ時間

近畿大会2回戦は3月20日(日)に天理大学白川グラウンドで開催されます。2回戦4試合の組み合わせとキックオフ時間は以下の通りとなります。

対戦Kick off
第1試合常翔学園(大阪)-京都成章(京都)11:00
第2試合御所実業(奈良)-大阪桐蔭(大阪)12:20
第3試合東海大仰星(大阪)-天理(奈良)13:40
第4試合伏見工業(京都)-大産大附属(大阪)15:00

2回戦で勝利したチームはベスト4進出決定とともに、全国選抜ラグビー大会出場決定となります。(なお、すでに大産大附属高校は実行委員推薦枠で選抜大会出場決定済み。)

2回戦の見どころは?

2回戦は大阪代表校と奈良代表校or京都代表校という4試合になりました。2回戦のカードはこのまま全国大会ベスト4の対戦と言ってもいいくらい、実力校同士の対戦となっています。

第一試合、常翔学園は今年も力強いランナーが突破するアタックが持ち味。対する京都成章も素早いバックスに加えて、キックも交えながら巧みに試合を組み立てるチーム。両者ともに実力十分で、常翔のアタックをいかに京都成章がおさえていくかに注目です。

第二試合、御所実業は初戦で報徳相手に完勝。ディフェンス面では接点での強さと鋭いタックルが光り、アタックでも素早い展開から何度も抜け出す場面を作ると同時にゴール前ラインアウトからもモールも力強さを見せました。対する大阪桐蔭は初戦はキックを使って敵陣でのプレーに終始し、流れを作ったゲーム。御所実業のアタックを封じるためにも、大阪桐蔭は敵陣でのプレー時間を増やしたいところ。御所実業は接点でボール奪う、相手反則を誘い、敵陣入ってモールや展開で崩していきたいところ。どちらも大事な一戦となります。

第三試合、東海大仰星は今年は昨年よりサイズが大きい選手が多く、ボール継続して、アタック時間を増やして、主導権を担っていきたいゲーム。対する天理高校もディフェンス面で鋭い出足で相手を封じるとともに、チャンスではラインアウトモールなどで得点していけば天理ペースになるかと思います。接点で天理がどれだけ粘れるかも注目です。

第四試合、伏見工業相手に初出場の大産大附属がどこまで戦えるか。今年の伏見工業のアタックは各人の力強さに加えて、チャンスにはバックス陣を同一サイドに並べて一気にトライを狙っていきます。大産大附属がまずはDFでしっかりと止めていけるか。その上でキック交えて自陣でのプレーを減らしていくかもポイントでしょう。

上記4試合ともに接戦が予想され、厳しい試合が続くと思います。また、この大会で今年の各チームの力関係も見えてくるので、その意味でも重要な一戦となりそうです。

まとめ

いよいよ近畿大会も大事な2回戦を迎えます。試合は3月20日(日)開催です。全国的にも注目されている4試合なので、多くの方が来場すると予想されます。天理大学白川グラウンドは駐車場も完備していますが、それほど多くないので早めに来場するか、タクシーで来場がいいかと思います。

試合としては楽しみな4試合となるので、まずは各校しっかりと準備を進めてもらいたいと思います。

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