2017年2月12日(日)、JR西日本グラウンドで兵庫県高校ラグビー新人戦のシード校決定戦(3位決定戦)と決勝が行われました。
この日は2試合が行われました。
対戦 | キックオフ時間 | |
---|---|---|
シード校決定戦 | 科学技術-甲南 | 13:00 |
決勝 | 報徳学園-関西学院 | 14:15 |
今回はシード校決定戦(3位決定戦)の科学技術と甲南の試合についてです。
科学技術-甲南
科学技術高校は昨年度花園予選準決勝で敗退。サニックスワールドユース予選にも出場し、今年はさらに上を目指すシーズンになります。この大会は準決勝まで順当に進むも、準決勝で関西学院に対し、7-19で敗れて、このシード校決定戦に挑みます。対する甲南高校も昨年度は花園予選準決勝敗退。こちらも上を目指すシーズンになります。この大会は順当に準決勝まで進むも、準決勝で報徳学園に57-10で敗退し、このシード校決定戦に挑みます。
前半
前半、キックオフから敵陣でプレーするのは甲南高校。科学技術が自陣でボールつなぐもノットリリースザボールのペナルティ。ここで甲南高校はショット選択するもこれは外れてしまいます。
科学技術 0-0 甲南 甲南のPG失敗 前半5分
その後は科学技術が敵陣入る時間が長くなります。科学技術がラックでターンオーバーし、アドバンテージもらって裏にキック。10番が自らキャッチし、敵陣深くまで前進するもここはノックオン。ここは得点につながりません。
今度は逆に甲南高校が敵陣へ。ラインアウトからフェーズ重ねていき、最後10番が左サイド裏にキック。が、これは科技高がボールキープし、タッチへ。こちらも得点ならず、0-0で時間が過ぎていきます。
試合が動いたのは前半18分頃、甲南高校が敵陣でのラインアウトから展開していき、最後右サイド裏にショートパント。これを14番がワンバンでキャッチしてそのままトライ!ゴールも決まり、甲南高校が7点を先制します。
科学技術 0-7 甲南 甲南のトライ!ゴール成功 前半18分
リスタートからは甲南にペナルティが増え、科学技術が敵陣に入ることが多くなります。科技高が敵陣ラインアウトからラック。ここから何度かリモール組んでいくも相手に止められて最後はオーバーザトップにペナルティでチャンス活かせません。が、その後も敵陣入って攻める科学技術。相手のモールコラプシングで敵陣深くでのマイボールラインアウトのチャンスを得ると、ここからもモール形成。押し込んでいき、最後は9番がおさえてトライ!ゴールも決まり、科技高が同点に追いつきます。
科学技術 7-7 甲南 科学技術のトライ!ゴール成功 前半28分
前半はこのまま終了。同点で前半を終了します。
科学技術 7-7 甲南 前半終了
後半
後半、先に得点したのは科学技術高校。相手ペナルティから敵陣深くでのマイボールラインアウトのチャンスを得ると、そこから攻め込み、最後はラックから後ろからサポートもらって押し込んでいってトライ!ゴールも決まり、科技高が7点をリードします。
科学技術 14-7 甲南 科学技術のトライ!ゴール成功 後半3分
その後は甲南が敵陣入って攻撃。いったんはペナルティで科技高ボールのラインアウトとなるもここでノットストレート。このスクラムからボールをつないでいくと、最後はラックからブラインドサイドに飛ばしパスで9番が左隅抜け出して1人かわしてトライ!ゴール外れるも甲南が2点差に追い上げます。
科学技術 14-12 甲南 甲南のトライ!ゴール失敗 後半10分
この後は再び科学技術が攻め込む時間帯に変わります。相手反則から得たラインアウトで
モール組んで押し込むも、最後アンプレアブルになり、ここは得点ならず。その後、再び科学技術高校がフリーキックからインゴールに持ち込むもここはグラウンディングできず。ただ、その後のゴール前5mスクラムから再び攻め込むと、ラックから最後ピックしてトライ!3度目のチャンスを生かして科学技術高校がトライを奪います。
科学技術 19-12 甲南 甲南のトライ!ゴール失敗 後半21分
残り時間10分を切って、甲南は相手ペナルティから敵陣入ってフェーズ重ねていくも最後ノックオン。逆に甲南高校が敵陣に入る時間に変わります。残りわずかとなり、甲南高校がボールを自陣でつなぐも、相手に奪われ、甲南高校にオフサイドのペナルティ。科学技術は残り時間ないところでショット選択。これを科技がしっかり決めて、PG成功。点差を広げます。
科学技術 22-12 甲南 科学技術のPG成功 後半ロスタイム
このPGが決まったところで試合終了。結果、科学技術高校が22-12で甲南高校に勝利しました。
試合を振り返って
この試合、前半から接戦となり、どちらが勝つかわからない試合となりました。試合を決めたのは1つはペナルティ。甲南高校がペナルティから自陣でプレーする時間が増えてしまい、そこからトライを奪われるケースが目立ちました。科学技術高校が敵陣でモールで攻めるのに対しても、コラプシングが増えてしまい、さらにピンチを招くことが増えて、流れを失ってしまった印象です。逆に科学技術高校は安定してモールでトライを取れるのが強みになった試合になりました。
まとめ
今回のシード校決定戦は科学技術高校が勝利しましたが、大きな差はなかったかと思います。どちらの高校もまずは2強に割って入っていきたいところなので、来年度はさらに上を目指していきたいですね。
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