Last game~トップリーグ入れ替え戦/豊田自動織機シャトルズvs三菱重工相模原ダイナボアーズ

トップリーグの優勝はすでに決まっていますが、2014/15シーズンのトップリーグの最後のゲームが2月14日に開催されました。毎年のことですが、最後に開催されるのが入れ替え戦になります。

トップリーグでの下位のチームと、下部リーグ(トップイースト・トップウェスト・トップキュウシュウ)上位で勝ち抜け、トップチャレンジ1に進んだチームが、次シーズンのトップリーグ残留・昇格をかけて戦うのが入れ替え戦。勝てばトップリーグ、負ければ地域リーグとなるので、とにかく勝ち負けにこだわらなければいけない試合となります。

今年の入れ替え戦は3試合。

豊田自動織機シャトルズvs三菱重工相模原ダイナボアーズ(瑞穂)

コカ・コーラレッドスパークスvs九州電力キューデンヴォルテクス(レベスタ)

クボタスピアーズvs釜石シーウェイブス(熊谷)

全て見に行ければいいのですが同時開催ということもあって豊田自動織機シャトルズvs三菱重工相模原ダイナボアーズの試合を見にいきました。(一番近い場所というのもありますが。笑)

この試合両チームにとっても今シーズン最後の試合ですが、もう一人この試合で現役引退する選手がいます。シェーン・ウィリアムズ(Shane Williams)選手。ウェールズ代表として87キャップを持ち、2008年にはIRB(International Rugby Board;現在はWorld Rugbyに名称変更)世界最優秀選手にも輝いた世界的スーパースターです。身長170cmと小柄ながらもトライを量産するそのプレーは日本人にも大いに参考になるプレーヤーではないでしょうか。

3年前にダイナボアーズに入団し、今年が最後のシーズン。その最後の試合が今回の入れ替え戦になります。

勝つか負けるかで大きく異なるこの入れ替え戦。果たしてどうなるでしょうか。

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前半

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前半は三菱重工相模原のキックオフで試合開始。試合は前半風上に立つ豊田自動織機が序盤から優勢に試合を進めます。前半5分、相手陣で連続攻撃から中央にラック。そこから左に展開していき、15番ジェラード選手へ。相手ディフェンスに絡まれながらもさらに左隅の14番大居選手にパス。そのまま左サイドを走りきってトライ!ゴールも決まって7-0と先制します。

その後前半9分には風下の三菱重工相模原が自陣から蹴らずに攻撃。しかし、そこに豊田自動織機の選手がうまく絡んでノットリリースザボールを誘うと、ここはPG選択。3点を狙いにいくもやや右に外れて追加点はならず。豊田自動織機としては少し嫌な雰囲気になりそうなところですが、前半12分、相手のパスが乱れ、ボールが後ろにこぼれたのを素早く14番大居選手が拾って、そのままインゴールに独走し、トライ!ゴールも決まって14-0とします。

その後三菱重工相模原も相手反則で敵陣5mでのラインアウトから連続攻撃で攻め込み、相手ペナルティを得ると、そこから9番がインゴールに飛び込みます。TMO判定の結果、ダブルモーションを取られ、トライならず。チャンスを逃します。

その後、前半26分、三菱重工相模原が自陣でオーバーザトップの反則。これを豊田自動織機12番大西選手がしっかりと決めて17-0とリードを広げます。

なんとか前半で1つかえしておきたい三菱重工相模原は前半終了間際の38分、ゴール前で連続攻撃し、インゴール直前まで迫ると、ラックから出たボールを13番ロコツイ選手が相手ディフェンスを押し込んでトライ!ゴールも決まって17-7と追い上げます。

ここで前半終了。前半風下の三菱重工相模原は苦しい戦いながらも最後に1トライ返して後半につなげることになりました。

後半

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後半は豊田自動織機のキックオフで開始です。

後半風上となった三菱重工相模原は前半はほとんど使わなかったキックも使いながらの戦い。が、後半4分、ハーフウェーライン付近で豊田自動織機NO8カンコウスキー選手がディフェンスライン抜け出すと、そのまま他の選手もかわしていき、ゴール中央にトライ!ゴールも決まって24-7とリードを広げます。

さらに後半9分に、豊田自動織機が敵陣中央で相手ペナルティが起こると、迷わずショット選択。これをきっちりと決めて27-7とリードを20点まで広げると、後半15分には敵陣ラインアウトからモールを作るとそのまま押し込みます。すると19番の選手がペナルティ。これが認定トライとなり、ゴールも成功。34-7と大きくリードを広げます。(なお三菱重工相模原19番堀越選手はシンビンで10分間の一時的退場となります。)

その後も豊田自動織機は後半19分に自陣22m内からクイックで右に展開すると14番朝見選手がゲインし、内側にいたマーク・ライト選手にパス。そのまま独走しトライ!ゴールも決まり41-7とすると、25分にも今度は左サイドを途中出場の22番松井選手が独走し、トライ!46-7とします。

なんとかしたい三菱重工相模原は後半29分にいよいよ22番シェーンウィリアムズ選手が出場。ボールを持つと、自陣からでも大きくゲインするなど未だにキレ味鋭い走りを見せ、観客を沸かせます。が一矢報いることはできず、逆に豊田自動織機は後半終了間際にラインアウトから19番にゲインを許し、こぼれたボールを21番小西選手がトライ!ゴール成功で53-7とします。

その後も豊田自動織機がマイボールをキープし、最後は外に蹴り出して試合終了。

53-7で豊田自動織機が勝利し、トップリーグ残留決定。逆に三菱重工相模原は今年もトップリーグ昇格はなりませんでした。

全体を通じて

 

試合全体を通じていえばまず序盤から豊田自動織機がトライをあげたことで良い流れを作ったのが大きいと思います。最初のトライもそうですが、2トライ目は相手のミスを逃さず、一気に取りきったトライ。これで勢いがついたと感じました。

また、後半は風下となった豊田自動織機ですが、後半も開始早々からトライをとれたのは大きかったと思います。最初の10分の内にトライを奪い、さらにPGで加点したことでかなり有利に試合を進めることができました。元々メンバー的には良い選手が揃っているので、入れ替え戦にきたのも不思議な部分はあるのですが、今日の試合は自分達のペースで試合を続けたことで落ち着いて試合を進められたと思います。

対する三菱重工相模原ですが、どうしても攻め方が単調になってしまうのが気になります。強い外国人選手や帰化した選手が多く、彼らが起点となって、攻めていくのですが、どうしても彼らにボールを集めすぎて、頼ってしまう部分があります。豊田自動織機もその部分は分かっており、厳しくタックルしていたので、もう少し攻め方に工夫がほしいところです。また、ディフェンスではどうしてもペナルティが増えてしまい、そこからピンチを招くことが多いので、試合の中でもうまく修正していかないとトップリーグ昇格には厳しいかと思います。

Last game

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さて、試合の方は豊田自動織機が勝利しましたが、先ほども書いたように、この試合はシェーンウィリアムズ選手の最後の試合。瑞穂ラグビー場に集まった観客もそのことは理解していた方が多く、試合終了後には多くのファンが握手を求めたり、サインをもらったり、写真を撮ったりしていました。

日本のトップリーグに来る外国人選手は多いですが、世界を代表する選手がトップイーストという下部リーグで活躍してくれたのは感謝の気持ちでいっぱいです。今後は母国に帰ってまたコーチとして活躍してくれることと思います。

今後、多くの素晴らしいプレーヤーを育ててくれることを期待しています。

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