検証!寒い時期は観客動員が落ちるのか?

ラグビーは冬のスポーツとして知られています。現在トップリーグでいえば8月下旬に開幕し、1月下旬頃がプレーオフファイナルとなっていますし、大学ラグビーでも9月~1月というのがそのメインシーズンとなります。また、日本選手権でいえば2月~3月にかけて行われています。

歴史を振り返っても1月15日が日本選手権決勝だったように基本的には冬がメインとなるスポーツと言えそうです。

日本ではスポーツと言えばプロ野球とJリーグ(サッカー)が人気だと思いますが、この2つのスポーツは基本屋外でやるもの(ドームもあるので全部が屋外ではないですが、あくまで基本ベースとして)で、シーズンとしてはプロスポーツとしては3月/4月~10月/11月くらいがメインであり、どちらかといえば春~秋にやるスポーツとなっています。

サッカーの場合は天皇杯や高校サッカーなどは12月~1月の冬場に開催しますが、メインのリーグ戦は春~秋となります。日本の場合でいえば特に冬のスポーツというイメージはない人の方が多いでしょう。

そう考えると、冬にメインで外でやるスポーツというのは実はそんなにないのではないかという気がします。もちろんウィンタースポーツがあるので全くないというわけではないですが、いわゆる球技で外でやるものという意味では冬にリーグ戦を行うことは珍しいのかもしれないです。

そもそも、日本の場合、東北地方や北海道、北陸、信越地方など、豪雪地域も多くあり、冬は雪が降ってしまうので外でやるスポーツは向いていないというのもあるのかもしれません。いずれにしても、外でやる球技として冬をメインにしているラグビーは珍しい存在であると言えそうです。

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仮説:「寒い時期は観戦に行かないのか?」

そんな冬のスポーツであるラグビーですが、外でやるスポーツであるため、観戦する際に1つの問題が出てきます。それが寒くて辛いという点です。私自身も経験がありますが、確かに冬のラグビー観戦は寒くて辛い時があります。まだ暖かい日や晴れて太陽が照っている日であれば問題ないのですが、気温が低い日や風の強い日、雨や雪の日など、動かずに座って観戦するというのは正直辛い日があるのも事実です。

(余談ですが、ラグビーを観戦に行く際には確実に天気予報を見ましょう。気温が高いのか低いのか、風が強いのか、くもりなのか雨か晴れかなどで体感温度がかなり変わります。服装や持ち物も変える必要があります。)

ある程度ラグビーを見慣れた人であれば寒さも理解しているのですが、初めて観戦する人や観戦慣れしていない人だと寒さに耐えられないかもしれないです。また、「今日は寒いから観戦にいくのやめよう」とか「ラグビーに興味あるけど寒いからなぁ」などと思う人もいるのかもしれません。

ということで、実際に寒い季節はラグビー観戦に行かないのか調べてみることにしました。

一応ですが調べ方は以下のようにしています。

  • 過去3シーズンのトップリーグのリーグ戦全315試合の観客動員数で調査
  • ウィンドウマンス(11月)より前の試合を暖かい季節、後の試合を寒い季節と定義
  • 暖かい季節と寒い季節での観客動員数を比較

とりあえずデータとしては過去3シーズン(2012/13、2013/14、2014/15)としました。これより前の年も含めて調べることもできますが、データまとめるのしんどいので却下しています(笑)。一応315試合分ありますし。要望あればこれより前も調べてみようかなと(笑)。

暖かい日と寒い日は一概に分けられないのですが、10月以前ならある程度暖かいと判断、逆に11月以降(11月の試合は最終週あるくらいなので、ほぼ12月以降)の試合は寒いと判断してます。平均でいえば気温はそこそこ違うと思ってます。

なお、プレーオフなどはデータから外しています。リーグ戦ではない特別な試合だと観客数も増えてしまうので、そこは外しておきました。

これで調べるとある程度寒い季節にも観客動員が落ちるのか、それとも増えるのかが分かるかなと思います。

結果

2014/15シーズン

まずは今シーズン(2014/15シーズン)から。

2014-15寒暖

2ステージ制なので、10月までの暖かい季節(=1stステージ)が全56試合、11月以降の寒い季節(=2ndステージ)が全56試合となっています。暖かい季節が1試合平均4,624人なのに対して、寒い季節は4,117人。暖かい季節に比べると11%観客動員が減った形になります。

2ndステージの方が観客動員数としては減っているという形になります。2ステージ制にして後半の2ndステージの方が同じレベルの対戦が増えているにもかかわらず減ってしまっているということが見えてきました。

2013/14シーズン

続いて、昨シーズン(2013/14シーズン)を見てみましょう。

2013-14寒暖

昨シーズンも2ステージ制なので、1stステージ56試合が暖かい季節、2ndステージ56試合が寒い季節となります。暖かい季節が1試合平均4,250人なのに対して、寒い季節は1試合平均3,982人と約6%減。やはり寒い季節の方が観客動員は下がっているということになりました。

2012/13シーズン

さて、最後に2012/13シーズンへ。

ホントはここまでやらないでおこうと思ったのですが、今シーズンと昨シーズンのみだと暖かい/寒いという差ではなく、1stステージと2ndステージの差じゃない?となるかと思ったので、2ステージ制以前のデータも見てみました。それがこちら。

2012-13寒暖

このシーズンまでは2ステージ制ではなく、総当たりでのリーグ戦。チーム数も14チームで、各節7試合の13節まで、合計91試合がリーグ戦でした。8月31日(金)及び9月1日(土)の第1節から10月27日開催の第8節までの全56試合を暖かい季節、12月に入ってからの第9節~年明けの13節までの35試合が寒い季節となります。

これで見ると、寒い季節は暖かい季節に比べて24%減。だいぶ減っています。やっぱり寒い季節の方が観客動員は減るということになりそうです。

まとめ

とりあえず今回調べてみた結果でいえば、寒い時期は暖かい時期に比べるとやはり観客動員数が減るということになりそうです。もちろんこれはリーグ戦のみの結果です。寒くてもプレーオフなどは観客が入るので、寒いから絶対に観客が増えないというわけでもないですが、寒さゆえに特別な試合を除いてはリーグ戦を観に行くのをためらう人もいるかなと思います。

その一方で、総当たり戦の際には寒い時期と暖かい時期でかなり観客数が減少したのですが、2ステージ制にしてからは減少はしているものの、減少率は改善しています。これは上位陣同士の対戦が増えて、寒い季節にも多くの観客が詰めかける試合が増えたからではないかと思います。そう考えると2ステージ制によって、魅力ある試合が増えたと言っていいのかなと思います。

いずれにしても、寒い時期にどうやって観客を集めるかということについては、もう少し色々なアイデアを出していかないといけないのかもしれないですね。

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