トップリーグもオールスター戦が終わり、今シーズンが終了となりました。すでにトップリーグの2014/15シーズンはパナソニックワイルドナイツの優勝で幕を閉じており、各表彰も終わっています。
今シーズンのトップリーグベスト15(フィフティーン)もすでに決まっており、以下の15名が選ばれております。
PR1 稲垣啓太 (パナソニックワイルドナイツ) 2季連続2回目
HO 堀江翔太 (パナソニックワイルドナイツ) 2季連続5回目
PR3 山下裕史 (神戸製鋼コベルコスティーラーズ) 初受賞
LO アンドリース・ベッカー (神戸製鋼コベルコスティーラーズ) 初受賞
LO 伊藤鐘史 (神戸製鋼コベルコスティーラーズ) 初受賞
FL アダム・トムソン (キヤノンイーグルス) 初受賞
FL リーチ・マイケル (東芝ブレイブルーパス) 2季ぶり3回目
NO8 堀江恭佑 (ヤマハ発動機ジュビロ) 2季連続2回目
SH 田中史朗 (パナソニックワイルドナイツ) 4季ぶり4回目
SO ベリック・バーンズ (パナソニックワイルドナイツ) 2季連続2回目
WTB 山下楽平 (神戸製鋼コベルコスティーラーズ) 初受賞
WTB 山田章仁 (パナソニックワイルドナイツ) 3季連続4回目
CTB 松島幸太朗 (サントリーサンゴリアス) 初受賞
CTB ジャック・フーリー (神戸製鋼コベルコスティーラーズ) 4季連続4回目
FB 五郎丸歩 (ヤマハ発動機ジュビロ) 4季連続4回目
※ベスト15に関しては以下の記事もご参考にどうぞ!
→トップリーグMVPとベストフィフティーンを予想してみる~2014/15シーズン~
さて、ここで気づいたのがトップリーグのベスト15が全てグループAから選ばれているということ。
まぁグループAが上位リーグなので、そちらの方が選ばれやすいというのはありますし、強いチームだからこそ良い選手や活躍した選手が多いというのもあると思います。
ただ、せっかく2ステージ制にして2つのグループを作ったので、せっかくならグループBについてもトップ15選んだらいいのでは?と思いました。
ということで、トップリーグの2ndステージグループBの8チームからトップ15を選出してみました!
グループB/トップフィフティーン
PR 豊田大樹 (近鉄ライナーズ)
HO 有田隆平 (コカ・コーラレッドスパークス)
PR 長江有祐 (豊田自動織機シャトルズ)
LO トンプソン・ルーク (近鉄ライナーズ)
LO ロトアヘアポヒヴァ大和(リコーブラックラムズ)
FL マイケル・ブロードハースト (リコーブラックラムズ)
FL ハインリッヒ・ブルソー (NTTドコモレッドハリケーンズ)
NO8 ニリ・ラトゥ (NECグリーンロケッツ)
SH 山本昌太 (リコーブラックラムズ)
SO 田村優 (NECグリーンロケッツ)
WTB ネマニ・ナドロ (NECグリーンロケッツ)
WTB 渡辺義己 (NTTドコモレッドハリケーンズ)
CTB 立川理道 (クボタスピアーズ)
CTB アイザイア・トエアバ (クボタスピアーズ)
FB ピータース・ダニエル(リコーブラックラムズ)
ということで独断で決めました。
簡単に個別ポジションを見ていきます。
FW編
PR,HO
第1列は豊田選手(近鉄)、有田選手(コカ・コーラ)、長江選手(豊田自動織機)の3名としました。1番はNEC瀧澤選手と悩んだのですが、豊田選手に。両者ともにキャプテンとして引っ張っていたので選びたかったんですけどね。
HOは有田選手に。ここもリコー滝澤選手やドコモの緑川選手などと悩んだのですが、有田選手にしました。今シーズンは1stステージから好調に見えましたね。ただ2ndステージで怪我で出場できなかった時期があるのが残念だったなと思います。3番は長江選手に。こちらはあまり悩まずに決めました。小さいながらもスクラムの強さはトップリーグでも目立っていますね。
LO
実はここもそんなに悩まずに決まりました。1人目はトンプソンルーク選手(近鉄)に。もう1人はリコーのロトアヘア選手にしてます。トンプソン選手はもはやベテランの域ですが、その運動量や仕事量は相変わらず。代表でもまた活躍してくれそうです。もう一人のロトアヘア大和選手は、強烈な突破役もこなせるLOということで、チームにとっては大きな存在ですね。
日本人ではセブンズでも活躍してる桑水流選手やあたりも、と思いましたが、セブンズもあり出場試合が少なかったというのもあったので選出外としています。
FL,NO8
第3列は、全員外国人選手からの選出となりました。マイケル・ブロードハースト選手も運動量の多さと献身的な動きが素晴らしく、選出してます。こちらも代表でも活躍が期待されますね。もう1人は今シーズン躍進したドコモからハインリッヒ・ブルソー選手。今シーズンはチームにもフィットしてかなり激しくプレーしていました。ジャッカルやタックルなど体はさほど大きくないもののチームの躍進を支えた選手だと思います。NO8はNECのラトゥ選手に。こちらについては特に異論なしでいいかと思います。相変わらずの強烈な突進とタックルで魅了してくれました。
この他だと、FLでは近鉄のタウファ統悦選手や、NEC村田選手、リコー武者選手あたりと悩んでいます。NO8だと、豊田自動織機のカンコウスキー選手はもちろんですが、ドコモのイオンギ選手あたりも出場機会が増えて良い働きをみせていたなという感じでした。
BK編
SH,SO
ハーフバックスの2人は、リコーの山本選手とNEC田村選手としました。リコー山本選手はゲームキャプテンを務めることも多く、ラックからチャンネル1のギャップを突く攻撃なども魅力ですね。SOは田村選手(NEC)に。こちらは言わずもがなのプレーヤー。田村選手のキックが冴えてる試合はNECは良い展開になることが多いので、彼の足にチームの命運がかかっていると感じることも多いですね。
SHだとドコモの辻埜選手やクボタ茂木選手、SOだと近鉄重光選手や今シーズンSOに転向したコリンボーク選手、さらには豊田自動織機のマークジェラード選手など、さすがにこのポジションは良い選手が多いので、選ぶのが難しいですね。
WTB
ウィングは、トライ王を取ったナドロ選手(NEC)と、ドコモの渡辺選手にしました。ここもけっこう悩むところだったので、最もわかりやすくトライ数で11のナドロ選手と、10の渡辺選手となりました。ナドロ選手のトライ王はある程度予想がついていたのですが、渡邊選手の活躍は今シーズンのドコモの躍進を支えた1人だったかと思います。
なおこれ以外にも、代表候補でもあるカーン・ヘスケス選手や近鉄アンドレ・テイラー選手、ドコモ茂野選手、コカ・コーラ築城選手などもいいなと思っています。まぁWTBは良い選手が多いのでここはトライ数が一番わかりやすいかと(笑)。
CTB
CTBは悩むかと思いきや意外とすんなりとクボタの立川選手とトエアバ選手に決定しました。CTB陣としてはトップリーグでもトップクラスの2人が揃っているかと思います。その他の選手ではインサイドセンターとして、織機の大西選手、サニックスのスウィニー選手あたりを推したいですね。悩みどころではありましたが、正直言えばチーム成績も考慮して決めたというのもあります。
アウトサウドセンターではドコモのパエア選手やリコーの山藤選手あたりが候補になってきます。が、ちょっと立川選手・トエアバ選手のコンビのインパクトが強く、2人に決定しました。
FB
最後フルバックは一番悩んだような気もしています。ただ、正確なキックでチームをグループBトップに導いたピーターズ・ダニエル選手(リコー)にしました。得点はベリック・バーンズ選手に次ぐ147点というところが最も評価できる点ですね。安定感もあったと思います。
ただ、ピーターズ・ダニエル選手以外でも近鉄の高選手、ドコモの才口選手も悩んだ部分がありました。やっぱりチーム成績と得点力という目に見える数字が判断ポイントになったかと思います。
まとめ
というわけで、グループBからトップを選んでみました。やはり自分で選んでみてもそうなのですが、チームスポーツである以上どうしてもチームの成績が良いかどうかで決まる部分も大きいなと思います。そもそもラグビーは個人で勝負するものでもないですし、チームが勝利することがより大事なので。なのでグループBの中でも上位の方がやはり選手が多くなってきていますね。
一方で、グループBはどうしてもトップリーグ全体の表彰に選ばれにくいところもありますので、何かグループBに特化した表彰をトップリーグでも作った方がいいのかなとも思います。どうしてもグループBはモチベーションが保ちにくい部分もあるかと思いますので、そこを上手く支える仕組みが何かあるといいのかなと感じました。
最後に、今回の選出は独断で決めていますが、苦情は特に受け付けていないあしからずご了承くださいませ(笑)
皆様もよければ自分だけのベスト15を考えてみるとけっこう面白いですよ!
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