2015年2月1日、パナソニックワイルドナイツがヤマハ発動機ジュビロを30-12で破り、今シーズンのトップリーグ王者となりました。これでパナソニックワイルドナイツは昨年に続いて2連覇を達成しました。
選手、関係者、ファンの皆さん、おめでとうございます。
さて、この試合をもって今シーズンのトップリーグの試合は終了となります。(なお、シーズンという意味では入れ替え戦と日本選手権が残っていますが。)
トップリーグが終わると表彰があります。というわけで、今回はトップリーグMVPとトップリーグベストフィフティーンを予想してみたいと思います。
トップリーグMVP
まずはトップリーグMVPからいきましょう。
トップリーグMVP予想
ベリック・バーンズ(パナソニックワイルドナイツ)
MVPについてはバーンズ選手で決まりでいいでしょう。昨年度もMVPでしたが、今年もその活躍ぶりを見れば文句なしだと思います。SOとして、試合を組み立て、キック、ラン、パスを巧みに選択し、チームを優勝に導きました。
過去のMVPも優勝チームから出ていることから、今年も優勝チームから出ることは間違いないと思います。
他の候補としては、パナソニックのキャプテンとしてチームを引っ張った堀江選手、LIXIL CUPのMVP山田選手などが挙げられそうですが、まぁバーンズ選手がピッタリかなと思います。
トップフィフティーン
さて、こちらは色々と悩みに悩んだトップフィフティーンです。15人選ぶ必要がありますし、あの選手やこの選手も入れたいと考えだすと、もう大変です。
が、まぁ予想ということなので、ひとまず15人選びました。まずはトップフィフティーン予想一覧から見せたいと思います。
トップフィフティーン予想(名前は敬称略)
1 PR 稲垣啓太(パナソニックワイルドナイツ)
2 HO 堀江翔太(パナソニックワイルドナイツ)
3 PR 山下裕史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
4 LO アンドリース・ベッカー(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
5 LO ダニエル・ヒーナン(パナソニックワイルドナイツ)
6 FL マイケル・リーチ(東芝ブレイブルーパス)
7 FL 西原忠佑(パナソニックワイルドナイツ)
8 NO8 堀江恭佑(ヤマハ発動機ジュビロ)
9 SH 田中史朗(パナソニックワイルドナイツ)
10 SO ベリック・バーンズ(パナソニックワイルドナイツ)
11 WTB 山田章仁(パナソニックワイルドナイツ)
12 CTB 林泰基(パナソニックワイルドナイツ)
13 CTB ジャック・フーリー(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
14 WTB 山下楽平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
15 FB 五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ)
こんな感じの予想をしてみました。個別のポジションごとに少し見ていきたいと思います。
FW編
まずはFWからいきます。
PR,HO
1列ですが1番には優勝したパナソニックから稲垣選手を選びました。代表選出もあってフィールドプレーではさらに仕事量が増した印象です。他もけっこう悩みました。代表選手としては、東芝の三上選手と、神戸製鋼の平島選手、あと強いスクラムを支えたという意味ではヤマハの山本選手も候補にしていました。
HOは堀江選手。ここはほぼ間違いないとは思います。もはや日本代表に欠かせない選手ですね。他ではヤマハの日野選手、神戸製鋼の木津選手も良いですが、総合力で堀江選手にしました。
3番は神戸製鋼から山下選手を選択しました。このポジションは昨年まで畠山選手が6年連続で選出されているのですが、最近は垣永選手が先発も多いという事情もふまえて、スクラム、フィールドプレーでの強さを発揮した山下選手に。
他だと前述した畠山選手、垣永選手、あるいはヤマハの田村選手も良いかなと思います。
選手評価では、実際にスクラム組んでみた感触などもあるのでまた違う結果になるかもしれないですね。その辺は楽しみにしています。
LO
LOは悩みつつも比較的早めにベッカー選手とヒーナン選手に決めました。ベッカー選手は神戸製鋼が優勝していたらMVPだったでしょう。大きいだけでなく、豊富な仕事量とペネトレイターとしても活躍しており、今年の活躍は見事でした。
もう1人はパナソニックからヒーナン選手に。こちらも強烈なタックルは健在。ヒーナン選手がいる、いないではやっぱり違うなと思います。
その他の候補は、日本人ですと神戸の伊藤選手や大野選手ですかね。あとは今年はキッカーも務めたNTTコムのアイザックロス選手あたり。またまだ粗削りなところはありますが、ヤマハのクリシュナン選手もヤマハの準優勝に大きく貢献したと思います。
その他でも東芝の梶川選手とか新人だとキヤノンの宇佐美選手とかもちろん真壁選手もいいし、推したい選手は多いんですけどね。さてどうなるでしょう?
FL,NO8
続いてFL、NO8です。まずはFLですが、東芝のリーチ選手とパナソニックの西原選手にしました。リーチ選手は代表キャプテンも務めるシーズンでしたが、東芝でもチームを引っ張ったと思います。西原選手もパナソニックには欠かせない存在になってますね。
他にも候補はいっぱいいまして、悩んだのがサントリーのヘンドリック・ツイ選手。チーム成績もあってやむなく外しました。個人的には神戸の前川選手、ヤマハの三村選手、トヨタの安藤選手も推したいところ。この辺りは代表でも見てみたいと思える選手ですね。
続いてNO8ですが、ヤマハの堀江選手にしました。トライ王というのもありますが、2年目ながらもはやチームの主力に育っていますね。
ホラニ選手と悩みましたが、全試合に出ているところも評価して堀江選手にしました。後、NO8と言えば忘れていけないNTTコムのアナマキ・レレイ・マフィ選手。残念ながら怪我で出場が9試合だったので選考対象外としました。早くけがを治してできればW杯でその雄姿を見たいですね。
(選考には昨年のトップフィフティーンでデュプレア選手が9試合出場で対象外となっていたことを考慮しています。)
BK編
SH,SO
ハーフ団はパナソニックの2人にしました。こちらは説明はいらないでしょう。SHは田中選手、SOはバーンズ選手。ともにパナソニックを支える2人です。
なおSHはもう1人矢富選手とかなり悩みました。今年は怪我からあけて、特に後半は先発で良いパフォーマンスを見せていたので、選びたかったのです。ヤマハが優勝していたら確実に選んでいたでしょうね。
SOも良い選手が多く、山中選手や廣瀬選手、大田尾選手など日本人プレイヤーも素晴らしかったのですが、バーンズ選手が素晴らしすぎるので申し訳ないですが外しました。
WTB
続いてWTBに。こちらも良い選手が多いのですが、わりとすんなり決まりました。1人はパナソニックの山田選手。元々切れ味あるランが持ち味なのですが、今年はさらに体幹も強くなり、また1人で無理にいく場面も少なくなり、本当に成長したと思います。
もう1人は神戸製鋼の山下選手。新人ながらトライへの嗅覚が素晴らしく、見事トライ王に。特にこぼれ球への反応からのトライなど、いわゆる「持っている選手」だなと感じますね。あっ、ちなみに新人王も山下選手と予想しています。
WTBはスピードのある良い選手が多いのですがその他では、サントリーの中づる選手や東芝のゲームキャプテンも務めることも多い大島選手、後はパナソニックの北川選手も推したいところです。
CTB
実は一番悩んだのがこのCTBです。悩んだ挙句、この2人にしました。
まずはインサイドとしてパナソニックの林選手。不動の12番として安定した活躍を見せてくれました。アウトサイドセンターは神戸製鋼のフーリー選手に。今年は怪我で出場機会が少なかったのと、昨年トライ王で今年は0というのは意外でしたが、ディフェンスでの活躍やコミュニケーション力はやっぱり素晴らしいですね。
後、マレサウ選手も入れたかったのですが出場が9試合どまりなので対象外としました。いや、そうじゃなかったら確実に選んでます。後、WTBとしても悩んだのが松島選手。ただ、まだまだフィットしていない部分なども見受けられたので今回は外しています。まぁ将来は確実に選ばれる存在でしょう。
その他でいえば、コンビという意味では、トヨタのタウモエピアウ・シリベヌシィ選手とイェーツ選手のコンビや、キヤノンの三友選手とベネット選手の2人もいいなと思います。
FB
さて、最後のFBですが、こちらはもう不動のFBということで五郎丸選手で決まりでいいでしょう。代表でもヤマハでももはや欠かせない存在ですからね。
その他の選手ではパナソニックの笹倉選手も推したいです。代表でいえば五郎丸選手の代わりがいないのですが笹倉選手は選んでほしいなぁとこっそり思っています。
さぁ、という感じで予想してみましたがいかがでしょうか?まぁすぐに発表されると思いますので、どれだけあっているか、どれだけ違っているのか、楽しみに待っていてください。
追記
早速トップリーグのMVPとベストフィフティーンが発表されました!
予想結果は・・・まぁまぁと言ったところでしょうか。
結果を見るとやはりというか初受賞の選手を当てるのは難しいなという印象ですね。
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