リポビタンDチャレンジカップ2016・ラグビー日本代表vsスコットランド代表の2戦目が、東京・味の素スタジアムで6/25(土)19:20キックオフで行われます。
豊田スタジアムで行われた第1戦は、26-13でスコットランド代表が勝利しました。第2戦も日本で行われるホームでの試合です。ホームで2連敗は避けたい日本代表。果たしてどんな試合になるのでしょうか。
第1戦の結果と内容
豊田スタジアムで行われた第1戦は、スコットランド代表が26-13で勝利しました。
この試合、日本代表は前半から自陣でのペナルティが多く、相手SHレイドロー選手の正確なプレースキックもあり、得点を積み上げられました。また、前半最後には、FLツイ選手が反則の繰り返しでシンビンになり、さらにその後すぐに、FB松田選手が故意の反則(インテンショナルノックオン)でシンビン。さらに認定トライとなり、日本代表は13人で戦わざるを得ない時間を作ってしまいました。
日本からすると、前半から規律を守れず、反則でリズムを崩してしまい、相手に得点を与える嫌な展開となってしまいました。
また、後半開始早々、相手キックオフのボールを確保できず、そこからピンチを迎え最後はトライを許しました。2人少ない時間帯に得点差を付けられ、追いかける試合となりました。
後半最後は、相手もミスが増えてきて、日本は敵陣でプレーする時間が続きましたが、トライには結びつかず、敗戦。試合を通じてですが、特にラインアウトの成功率が低く、またボール確保できてもその後奪われてしまうケースもあり、攻撃面ではセットプレーが課題となりました。
試合を通じて、規律とラインアウトの修正をこの1週間でどこまでできたかが、ポイントになりそうです。
スコットランド代表メンバー
さて、すでに試合のメンバーも発表されました。スコットランド代表のメンバーは以下となっています。
名前 | 所属 | キャップ | ||
---|---|---|---|---|
FW | 1 | ローリー・サザランド | エディンバラ | 2 |
2 | スチュアート・マキナリー | エディンバラ | 8 | |
3 | マリー・ロウ | エクセター・チーフス | 33 | |
4 | リッチー・グレイ | トゥールーズ | 57 | |
5 | ジョニー・グレイ | グラスゴー・ウォリアーズ | 24 | |
6 | ジョシュ・ストラウス | グラスゴー・ウォリアーズ | 8 | |
7 | ジョン・バークリー | スカーレッツ | 51 | |
8 | ライアン・ウィルソン | グラスゴー・ウォリアーズ | 19 | |
BK | 9 | ヘンリー・ピアゴス | グラスゴー・ウォリアーズ | 17 |
10 | ルーリー・ジャクソン | ハリクインズ | 29 | |
11 | ショーン・メイトランド | サラセンズ | 20 | |
12 | ピーター・ホーン | グラスゴー・ウォリアーズ | 19 | |
13 | マット・スコット | グロスター | 35 | |
14 | トミー・シーモア | グラスゴー・ウォリアーズ | 28 | |
15 | スチュアート・ホッグ | グラスゴー・ウォリアーズ | 44 | |
リザーブ | 16 | フレイザー・ブラウン | グラスゴー・ウォリアーズ | 16 |
17 | ゴードン・リード | グラスゴー・ウォリアーズ | 17 | |
18 | ウィレム・ネル | エディンバラ | 14 | |
19 | ティム・スウィンソン | グラスゴー・ウォリアーズ | 23 | |
20 | ジョン・ハーディ | エディンバラ | 11 | |
21 | グレイグ・レイドロー | グロスター | 52 | |
22 | ヒュー・ジョーンズ | ストーマーズ | 0 | |
23 | ショーン・ラモント | グラスゴー・ウォリアーズ | 104 |
※キャプテンは9番ヘンリー・ピアゴス選手
前回の6月18日の試合からは先発メンバーを6人変えてきました。怪我のメンバーもいるかと思いますが、注目選手も変更があります。
最も気になるのがSHの変更でしょう。キャプテンでもあるレイドロー選手がリザーブからとなっています。前回の試合では、後半にピンチを迎えることが多かったスコットランドとしては後半からレイドロー選手を投入し、リズムを変えてくることになるでしょう。
日本代表メンバー
対する日本代表のメンバーも発表されています。今回のメンバーは以下となっています。
名前 | 所属 | キャップ | ||
---|---|---|---|---|
FW | 1 | 稲垣 啓太 | パナソニックワイルドナイツ | 12 |
2 | 堀江 翔太 | パナソニックワイルドナイツ | 43 | |
3 | 畠山 健介 | サントリーサンゴリアス | 74 | |
4 | 大野 均 | 東芝ブレイブルーパス | 97 | |
5 | 小瀧 尚弘 | 東芝ブレイブルーパス | 6 | |
6 | ツイ ヘンドリック | サントリーサンゴリアス | 37 | |
7 | 金 正奎 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | 5 | |
8 | アナマキ・レレィ・マフィ | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス | 8 | |
BK | 9 | 茂野 海人 | NECグリーンロケッツ | 2 |
10 | 田村 優 | NECグリーンロケッツ | 37 | |
11 | 笹倉 康誉 | パナソニック ワイルドナイツ | 2 | |
12 | 立川 理道 | クボタスピアーズ | 45 | |
13 | ティム・ベネット | キヤノンイーグルス | 4 | |
14 | マレ・サウ | ヤマハ発動機ジュビロ | 26 | |
15 | 松田 力也 | 帝京大学 | 2 | |
リザーブ | 16 | 木津 武士 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | 42 |
17 | 三上 正貴 | 東芝ブレイブルーパス | 32 | |
18 | 垣永 真之介 | サントリーサンゴリアス | 8 | |
19 | 谷田部 洸太郎 | パナソニック ワイルドナイツ | 5 | |
20 | ホラニ龍コラニアシ | 東芝ブレイブルーパス | 44 | |
21 | 内田 啓介 | パナソニック ワイルドナイツ | 17 | |
22 | 小野 晃征 | サントリーサンゴリアス | 33 | |
23 | パエア・ミフィポセチ | NTTドコモレッドハリケーンズ | 2 |
※キャプテンは2番堀江選手
対する日本代表は、FWのスタメンは前回の6/18から変わっていません。それに対してBK陣は怪我の影響で15番が松島幸太郎選手から松田選手へと変更になっています。また、マレ・サウ選手が復帰して、14番に入りました。代わりに、前回スタメンだったパエア選手が控えに入ります。また、W杯メンバーだったホラニ龍コリニアシ選手もリザーブ入りしています。
スコットランド戦第2戦の見どころは?
前回の試合では、規律とラインアウトという2つの点で課題が見られました。今回の試合ではここがどこまで修正できているかがポイントでしょう。規律面では特に自陣に攻め込まれた際のディフェンス時の規律が重要となります。まずは規律を守って、相手にチャンスを得点チャンスを作らせないことが重要です。
また、ラインアウトについても相手のLO陣、リッチー・グレイ、ジョニー・グレイの長身兄弟のプレッシャーにラインアウトを奪われるケースが目立ちました。ジャンプのスピード・タイミングをずらしてマイボールを確保することが攻撃の起点となるので、ここから攻撃を組み立てていきたいですね。
また、選手でいえば、バックスにマレ・サウ選手が入りました。松島選手が怪我で出られない状況だと、バックス陣で走力のある選手が少なくなってきます。前回の試合では、突破役が不足していましたが、ここにマレ・サウ選手が加わることで、攻撃面でも力強い突破が期待できます。
先の試合でも素早いリスタートからトライを奪いましたが、リスタートをうまく利用し、素早く攻め込むことで一気にトライを奪う展開にしていきたいですね。
まとめ
いよいよ、スコットランド戦第二戦が行われます。試合内容もそうですが、ホームでのゲームなので、勝利したいですね。また、この試合は天覧試合でもあり、その意味でも注目のゲームとなります。
開催場所の味の素スタジアムも2019年ラグビーW杯での開幕戦のスタジアムとなっています。多くの観客が集まり、地上波でも放送されるゲームになるので、勝って6月のテストマッチを終えたいですね。
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