第68回近畿高校ラグビー大会の大阪府予選決勝の4試合が2017年2月5日(日)に東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドにて開催されました。
この大阪予選はA〜Dまで4つのブロックに分かれており、各ブロックの優勝チームが3月に和歌山で開催される近畿大会に出場できます。
決勝のカードは以下の通りです。
ブロック | 対戦 | 時間 |
---|---|---|
Aブロック | 東海大仰星-同志社香里 | 10:00 |
Bブロック | 大阪桐蔭-金光藤蔭 | 11:20 |
Cブロック | 常翔学園-摂津 | 12:50 |
Dブロック | 大産大附属-大阪朝高 | 14:10 |
それぞれの勝者が近畿大会出場となります。それでは各ブロックごとに見ていきましょう。
Aブロック決勝 東海大仰星-同志社香里
Aブロックの決勝は東海大仰星と同志社香里の対戦になりました。東海大仰星は昨年度の花園出場校で、花園準優勝。対する同志社香里は昨年の花園予選では準決勝で敗退。今年はさらに上を目指すシーズンになります。
朝から雨が降りしきる中、前半は、ハンドリングエラーが多くなる中、互いにキック中心の試合運びとなります。序盤は得点動くことなく、前半15分が過ぎます。試合が動いたのは前半15分、東海大仰星が相手オフサイドでゴール前ラインアウトのチャンスを得ると、ラインアウトからモール押し込んでトライ!東海大仰星が5点を先制します。
さらにその後、再びラインアウトからチャンスを作った仰星がモール。その後ボールつないでゴール前へと攻め込むと、最後6番がラックからピックして上からトライ!東海大仰星がリードを10点に広げます。対する同志社香里もその後敵陣攻め込む時間帯作るも得点ならず。前半は10-0で東海大仰星がリードして折り返します。
後半に入って、同志社香里、東海大仰星、どちらも敵陣攻め込むも得点は動かず。10-0のまま後半15分が過ぎていきます。後半得点動いたのは後半19分。相手ボールターンオーバーすると、そこから右に展開。オフロードつないでいき、最後14番が抜け出してトライ!ゴールも決まり、17-0とリードを広げます。
さらに後半25分にも敵陣でのラインアウトからフェーズ重ねて近場を攻め、最後は6番が抜け出してトライ!22-0とリード広げます。
試合はこのまま終了。東海大仰星が22-0で同志社香里に勝利し、近畿大会出場を決めました。
東海大仰星 22-0 同志社香里 試合終了
雨の中の試合で難しい試合となりましたが、東海大仰星が得点チャンスを生かし、ディフェンスも粘り強く試合を進めて勝利しました。
Bブロック決勝 大阪桐蔭-金光藤蔭
Bブロックの決勝は大阪桐蔭-金光藤蔭の対戦となりました。大阪桐蔭は昨年度全国大会出場校。対する金光藤蔭は初めての決勝進出となっています。
序盤は大阪桐蔭が攻めるもノックオン。逆に金光藤蔭が、敵陣でフェーズ重ねて、最後DG狙うもこれはチャージされて得点ならず。
試合が動いたのは前半8分、大阪桐蔭が敵陣でのスクラムからフェーズ重ねて攻めると最後左サイド攻め込んで14番がトライ!5点を先制します。ここからは大阪桐蔭が試合を圧倒。前半10分、14分、16分、18分とたて続けにトライを重ね、31-0と大阪桐蔭がリードします。前半20分頃、金光藤蔭も敵陣で10番が右サイドにキック。これをさらに前方にキックしてインゴールまで転がるボールを追いかけ、押さえかけるもノックオンに。金光藤蔭はチャンスを逃します。
前半25分、今度は大阪桐蔭が敵陣入って10番→12番→9番とオフロードでつないでいって中央にトライ!ゴールも決まり、38-0とリード広げます。前半最後、大阪桐蔭が自陣でオフサイドのペナルティ。ゴールほぼ中央で金光藤蔭はショット選択し、これを決めて38-3としたところで前半終了となります。
後半は大阪桐蔭のトライが続きます。後半1分、大阪桐蔭が敵陣でフェーズ重ねて最後左サイドに展開。ラックからブラインドサイドをついて15番がトライ!43-3とリードを広げると、ここからは大阪桐蔭がトライを量産。後半15分までにさらに4トライを追加し、67-3とリードを広げます。さらに後半16分に自陣スクラムから22番→6番とつないで大きくゲインすると、最後ラックから7番が抜け出してトライ!74-3とリード広げます。
その後も20分、22分、25分、29分とトライを重ね、最終的には102-3とし、試合終了。大阪桐蔭が金光藤蔭に勝利し、近畿大会出場を決めました。
大阪桐蔭 102-3 金光藤蔭 試合終了
大阪桐蔭が終始トライを量産して、大きくリードを広げ、勝利しました。
Cブロック決勝 常翔学園-摂津
Cブロックの決勝は常翔学園-摂津の対戦となりました。常翔学園は昨年度花園出場校で全国ベスト8進出校。対する摂津高校は昨年度花園予選で準決勝まで進出した高校になります。
前半から常翔学園が試合を有利に進めます。前半2分、常翔学園が敵陣でフェーズ重ねて10番が抜け出すとフォローした6番につないでトライ!ゴールも決まり7点を先制します。その後も常翔学園ペースで試合は進み、前半9分にラインアウトからFWで攻めてトライを奪うと、前半11分、13分とトライを奪い、26-0と常翔学園がリードします。
その後は摂津が敵陣入って攻める時間帯に。相手反則から攻め込み、最後左サイドにグラバーキック蹴るもこれは常翔がキープしてタッチへ。その後のラインアウトから摂津がモール組むもモールアンプレアブルで得点には至らず。逆に前半24分、相手反則で得たラインアウトから常翔学園がFWで近場ついてトライを奪い、31-0とリードします。前半はこのまま常翔学園リードで終了します。
後半も常翔学園が2分に連続攻撃から10番が抜け出し、左サイド15番につないでトライ!ゴールも決まり、38-0とリードを広げます。そこからは摂津高校がチャンスを作ります。自陣から右サイドつないでいって15番が最後ゲインしていくものっとりリースザボール。その後、相手反則からゴール前ラインアウトのチャンスを作るもここはノットストレートで得点には至らず。逆に後半9分に常翔学園がカウンターから最後4番がトライを奪い、43-0とすると、その後16分、19分とトライを奪い、57-0とリードを広げます。結局この後も2トライを奪った常翔学園が69-0で摂津に勝利し、近畿大会出場を決めました。
常翔学園 69-0 摂津 試合終了
常翔学園が終始、試合を有利に進めて近畿大会出場を決めた試合になりました。摂津高校もチャンスは作ったもののトライは取れず、試合終了となりました。
Dブロック決勝 大産大附属-大阪朝高
Dブロックの決勝は大産大附属-大阪朝高の対戦です。大産大附属は昨年度花園予選で決勝進出するも大阪桐蔭に敗れ、花園出場はならず。対する大阪朝高も花園予選決勝で東海大仰星に敗れ、花園出場ならず。両校とも今年こそ花園出場を狙うシーズンになります。
試合序盤は大産大附属が敵陣入って攻め込みます。相手反則から敵陣入るとゴール前でFWでフェーズ重ねて攻めるもノットロールアウェイ。最初のチャンスで得点にはつながらず。逆に大阪朝高が前半9分、相手反則からゴール前ラインアウトを選択すると、そこからモール押し込んで最後11番が持ち込んでトライ!ゴール成功で大阪朝高が7点を先制します。
その後前半は互いに攻め込む時間が続きます。大産大附属がゴール前迫るもペナルティでチャンスを逃すと、逆に大阪朝高が敵陣入ってラインアウトから攻めるもノットストレートでこちらも得点にはつながりません。ここから前半残り時間は大阪朝高が有利に進めていくも大産大附属が得点許さず、このまま前半終了となります。
後半に入ると、まず大阪朝高のハイタックルで大産大附属がゴール前ラインアウトを選ぶと、ここからモール、最後は8番が潜り込んでトライ!5-7と追い上げます。さらに後半13分にもゴール前ラインアウトからモール組んでずらしながら前進してトライ!10-7とこの試合初めて大産大附属がリードします。
対する大阪朝高も相手反則からゴール前ラインアウト選択。さらに大産大附属のペナルティがあり、後半21分、ラインアウトからモール押し込んでそのままトライ!ゴールも成功して10-14と大阪朝高が再逆転します。
その後、再び大阪朝高が敵陣深く入って攻め込み、追加点を狙うもパス乱れたところを大産大附属が足にかけてこぼれたボールをさらに前方にキック。これを14番が拾ってそのまま走りきってトライ!ゴールも決まって17-14と今度は大産大附属が再逆転します。
その後のキックオフから大産大附属のノットロールアウェイがあり、大阪朝高がゴール前ラインアウトのチャンスを作ると、ここからモール組んで押し込んで最後2番のトライ!ゴールも決まり、17-21と今度は大阪朝高がリードします。
残り時間わずかとなり、大阪朝高が相手ボールターンオーバして自陣からボールキープして攻め込むも最後はノックオンとなり、試合終了。逆転に次ぐ逆転という試合になりましたが、大阪朝高が17-21で勝利して近畿大会出場を決めました。
大産大附属 17-21 大阪朝高 試合終了
昨年は大産大附属が勝利した対戦でしたが、今年は大阪朝高が厳しい試合を最後勝ち抜いて、2年ぶりの近畿大会の出場を決めました。
まとめ
というわけで大阪からの近畿大会出場校が決まりました。大阪は全国トップクラスの激戦区で今回の4チームも春の選抜高校ラグビー大会出場がかかる近畿大会に臨みます。近畿大会でも注目のゲームが続くと思いますが、代表の4校には是非頑張ってほしいですね。
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