第54回ラグビー日本選手権の日程と見どころ

日程
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2016年-2017年シーズンの日本ラグビーシーズンの最後を締めくくるラグビー日本選手権が2017年1月21日(土)から始まります。今年はトップリーグの上位3チームと大学選手権優勝校の1チームの4チームがトーナメントで対戦します。

今年の日本選手権はどんな試合になるでしょうか。トーナメントの日程とその見どころを確認しておきたいと思います。

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第54回ラグビー日本選手権の日程・場所

今年の日本選手権はトップリーグチーム3チーム・大学選手権優勝チーム1チームによるトーナメント戦で行われます。今年の参加チームは以下の4チームです。

参加チーム備考出場歴
サントリーサンゴリアストップリーグ優勝2大会ぶり17回目
ヤマハ発動機ジュビロトップリーグ2位2大会ぶり8回目
パナソニックワイルドナイツトップリーグ3位10大会連続12回目
帝京大学大学選手権優勝9大会連続11回目

すでにトーナメント表も決定しており、対戦相手も決まっています。


準決勝は、サントリーサンゴリアス-帝京大学、ヤマハ発動機ジュビロ-パナソニックワイルドナイツの2試合となりました。この試合の勝者が1/29(日)に秩父宮ラグビー場で行われる決勝で対戦し、優勝チームを決定します。

準決勝2試合の見どころ

それではまず準決勝2試合の見どころを確認していきましょう。

サントリーサンゴリアス-帝京大学

1/21(土)の第二試合では、サントリーサンゴリアスと帝京大学が対戦します。トップリーグ王者と大学王者の対戦となりました。

サントリーサンゴリアスは、トップリーグ全勝優勝。今年のトップリーグベスト15にも6人が選出され、王者奪還を果たしたチームです。これまでもアタッキングラグビーを展開していましたが、今年は攻撃の幅が広がり、キックなどの選択肢が増えて的を絞らせないアタックができました。また、スクラムや接点での圧力もかけることができ、全体としてバランスの取れたチームに変貌してきたと思います。

対する帝京大は、今年はスクラムで相手に押し込まれる場面も目立ち、大学選手権決勝では東海大にスクラムトライを喫するなど、スクラムでは劣勢の場面もありました。ただ、接点での攻防はこれまで通り強さを発揮、さらにここ数年は大きく展開する中でトライを取り切るプレーが目立つようになりました。またSO松田選手のキックによる判断も良く、うまくプレーする時間帯を増やして、大学選手権を制しました。

この両チームの対戦はトップリーグ王者のサントリー有利で試合は進むでしょう。帝京大は接点でどれだけプレッシャーをかけられるか、また攻撃時に接点に時間をかけず素早くアタックできるかがポイントになりそうです。全体としてはサントリーが有利なので帝京大は自陣でのプレー時間を減らしていくことも大事な要素となるでしょう。

サントリーには、流主将をはじめ、中村選手、ツイ選手、森川選手など帝京大出身の選手も多くいますので、彼らが母校相手にどんな戦いを見せるかも注目です。

ヤマハ発動機ジュビロ-パナソニックワイルドナイツ

1/21(土)の第1試合はヤマハ発動機ジュビロとパナソニックワイルドナイツの対戦となりました。ヤマハ発動機はトップリーグ2位、パナソニックワイルドナイツはトップリーグ3位のチームです。この両チームの対戦はトップリーグの開幕戦で行われており、その際は、前半からリードを広げたヤマハ発動機ジュビロが24-21で勝利しました。

この試合は序盤からヤマハ発動機がスクラムでパナソニックを圧倒して、流れを自らに引き寄せて最後逃げ切った試合になりました。今回はそれ以来の対戦となります。

ヤマハ発動機は優勝したサントリーには敗れたものの、14勝1敗でトップリーグ2位に。今シーズンは誰が組んでも押し込めるスクラムや、選手交代などで連戦でもうまく選手を休ませながらシーズンを戦い、選手層が大きく向上したシーズンになったかと思います。序盤から各チームを圧倒したスクラムの強さもそうですがセットプレーでトライを取り切る場面が目立ち、FBにキック力と自らのランも良いファンデンヒーハー選手が固定されたことで、安定感ある試合が続きました。

対するパナソニックワイルドナイツは、多くの有力選手を抱え、今年のトップリーグの優勝候補でありましたが、初戦でヤマハに敗戦、さらに第4節でサントリーに敗れたことで、序盤で躓いてしまい、結果3位で終わるシーズンになりました。ただ、序盤は、代表などでフィットできていなかった選手たちもチームに馴染んできており、若い選手も試合で活躍する場面が目立ち、今年1年でチーム力は上がってきていると思います。シーズン後半はけが人が出ながらも安定した試合を続けており、ここにきてチームが仕上がってきているように感じます。

この両チームの対戦はどちらが勝つか予想が難しい試合となりそうです。ヤマハは初戦と同様にスクラムではプレッシャーをかけてくるかと思いますが、対するパナソニックも想定していると思うので、どう対処してくるか注目ポイントの1つでしょう。

ヤマハは弥富-大田尾のハーフ団でくるかと思います。対するパナソニックは、田中-バーンズが予想されますが、他の選択肢もあるかもしれません。いずれにしても彼らがどうボールを動かしていくのかも試合の流れを決める重要な要素になってくるかと思います。お互いに良いキッカーが揃っているので、自陣でペナルティが即3点につながります。規律面をどれだけ守れるかも勝負の焦点になってくるでしょう。

両チームの力には大きな差はないと思われる試合なので、1つのプレーや判断が勝負を決めるような試合になってくるかと思います。また、リーグ戦での雪辱を果たすためにも両チームともに決勝に進出したいと考えていると思うので、熱い試合が繰り広げられそうです。

まとめ

いよいよ今年の日本選手権が始まります。今年の日本ラグビー界の最後を締めくくる大会となります。すでにチケットの販売も始まっています。

「第54回日本ラグビーフットボール選手権大会」チケット概要|日本ラグビーフットボール協会
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皆さんも是非会場でご覧ください。

 

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