第23回全国選抜高校ラグビー大会が2022年3月25日から31日まで開催されます。選抜高校ラグビー大会は冬の全国高校ラグビー大会(花園)、7人制大会と並ぶ高校ラグビーの3大大会の1つです。新チームとなってから最初に行われる全国大会で、今年の各チームの力関係を見極めることができる大会でもあります。
開催場所は例年と同じ熊谷ラグビー場です。今回は選抜高校ラグビー大会の日程・出場校・組み合わせなどを確認していきます。
第23回全国選抜高校ラグビー大会の日程
2023年の春の高校選抜ラグビー大会の日程は以下となっています。
日程 | グラウンド | |
---|---|---|
1回戦 (16試合) | 2022年3月25日(金) | Bグラウンド Cグラウンド 西第1多目的グラウンド |
2回戦 (8試合)敗者戦 (8試合) | 2022年3月26日(土)
| Bグラウンド Cグラウンド 西第1多目的グラウンド |
準々決勝 (4試合) | 2022年3月28日(月) | Aグラウンド |
準決勝 (2試合) | 2022年3月29日(火) | Aグラウンド |
決勝 (1試合) | 2022年3月31日(木) | Aグラウンド |
以前は予選をリーグ戦で行い、準々決勝以降からトーナメントでしたが、全てトーナメントでの大会となります。ただし、仮に1回戦は負けても敗者戦を行うので、全てのチームが2試合以上は試合を行うことになります。
1回戦・2回戦と敗者戦はBグラウンド・Cグラウンド・西第1多目的グラウンドで行い、準々決勝以降はAグラウンド(熊谷ラグビー場)での開催となります。
また、準々決勝以降は再度抽選により対戦相手を決定します。
出場校一覧(全32校)
春の選抜ラグビーはその名の通り、各地域や委員会から選抜された結果、出場校が決定となります。そのため、各都道府県から勝ち抜いたチームが出場するわけではなく、各地区から上位のチームが選抜されます。また、今年は各地区で予選ができていない地方があり、その場合は各地方からの選抜という形で出場校が決定しています。
それに加えて、埼玉県の1校が開催県枠、また4校が大会実行委員推薦枠で出場決定となります。参加校は全32校となります。東福岡高校(福岡)が前年度優勝のため、九州地区は前年度優勝校枠1枠を加えて6枠となります。
参加する32校は以下の通りです。
都道府県 | 出場校 | 出場歴 |
---|---|---|
北海道地区(1校) | ||
北海道 | 札幌山の手 | 17大会連続17回目 |
東北地区(3校)※ | ||
秋田 | 秋田工業 | 6大会連続13回目 |
秋田 | 仙台育英 | 2大会連続18回目 |
岩手 | 黒沢尻北 | 2大会連続4回目 |
関東地区(5校)※ | ||
栃木 | 国学院栃木 | 3大会連続8回目 |
神奈川 | 桐蔭学園 | 19大会連続20回目 |
東京 | 国学院久我山 | 5大会ぶり13回目 |
千葉 | 流経大柏 | 5大会連続15回目 |
茨城 | 茗渓学園 | 2大会連続13回目 |
北信越地区(1校) | ||
石川 | 日本航空石川 | 6大会連続9回目 |
東海地区(2校) | ||
愛知 | 中部大春日丘 | 5大会連続12回目 |
三重 | 朝明 | 2大会連続8回目 |
近畿地区(5校) | ||
兵庫 | 報徳学園 | 4大会ぶり5回目 |
京都 | 京都工学院 | 6大会ぶり8回目 |
京都 | 京都成章 | 3大会連続10回目 |
大阪 | 東海大大阪仰星 | 9大会連続20回目 |
奈良 | 天理 | 5大会連続10回目 |
中国地区(2校) | ||
島根 | 石見智翠館 | 3大会連続10回目 |
広島 | 尾道 | 3大会ぶり13回目 |
四国地区(2校)※ | ||
愛媛 | 松山聖陵 | 2大会連続3回目 |
徳島 | 城東 | 3大会ぶり4回目 |
九州地区(6校) | ||
福岡 | 東福岡 | 15大会連続18回目 |
大分 | 大分東明 | 3大会連続3回目 |
福岡 | 修猷館 | 14大会ぶり2回目 |
佐賀 | 佐賀工業 | 9大会連続16回目 |
長崎 | 長崎北陽台 | 4大会連続8回目 |
宮崎 | 高鍋 | 5大会連続7回目 |
開催県(1校) | ||
埼玉 | 川越東 | 5大会ぶり2回目 |
実行委員推薦枠(東)(2校) | ||
北海道 | 立命館慶祥 | 初出場 |
福島 | 勿来工業 | 初出場 |
実行委員推薦枠(西)(2校) | ||
山口 | 大津緑洋 | 21大会ぶり2回目 |
長崎 | 長崎北 | 7大会ぶり6回目 |
※東北地区、関東地区、四国地区は地区予選を行っていないので地区の推薦により出場校を決定。
※第12回(2011)、第21回(2020)は大会中止となったので出場回数にカウントしていません。
順々決勝(3/28)以降は有観客試合へ
昨年は全試合無観客試合でしたが、今年の選抜高校ラグビー大会は、1回戦・2回戦は無観客試合ですが、準々決勝以降は有観客試合となります。また、開会式は中止となります。
インターネットLIVE中継
今年の選抜高校ラグビー大会の試合についてはMBS高校ラグビー公式サイト「HANAONO LIVE 」、または「JSportsオンデマンド」(有料)にて全試合ライブ配信されます。
日程・組み合わせ(1・2回戦/敗者戦)
1回戦・2回戦は3月25日(金)と26日(土)に開催されます。1回戦で敗れても敗者戦を行うので、出場校は全チーム2試合行います。
1回戦・2回戦を勝ち抜くと、準々決勝進出です。準々決勝以降のトーナメントは再抽選で決定します。
トーナメント表
トーナメント表はこちらです。
1回戦16試合 3月25日(金)
場所 | 対戦カード | 時間 | |
---|---|---|---|
Bグラウンド | ① | 京都工学院 47-7 朝明 | 9:30 |
② | 大津緑洋 0-64 流経大柏 | 10:45 | |
③ | 桐蔭学園 57-3 松山聖陵 | 12:00 | |
④ | 修猷館 31-10 秋田工業 | 13:15 | |
⑤ | 報徳学園 90-0 札幌山の手 | 14:30 | |
⑥ | 長崎北 26-22 仙台育英 | 15:45 | |
Cグラウンド | ⑦ | 東海大大阪仰星 59-14 黒沢尻北 | 9:30 |
⑧ | 大分東明 47-12 日本航空石川 | 10:45 | |
⑨ | 佐賀工業 76-7 川越東 | 12:00 | |
⑩ | 尾道 107-0 勿来工業 | 13:15 | |
⑪ | 国学院栃木 57-7 城東 | 14:30 | |
西第1多目的 グラウンド | ⑫ | ※長崎北陽台 ×-○ 立命館慶祥 | 9:30 |
⑬ | ※京都成章 ○-× 茗渓学園 | 10:45 | |
⑭ | 高鍋 5-68 中部大春日丘 | 12:00 | |
⑮ | 東福岡 32-12 国学院久我山 | 13:15 | |
⑯ | 石見智翠館 10-10 天理(抽選) | 14:30 |
※長崎北陽台高校が棄権となったため、立命館慶祥高校の不戦勝となります。
※茗渓学園高校がが棄権となったため、京都成章高校の不戦勝となります。
2回戦8試合 3月26日(土)
場所 | 対戦カード | 時間 |
---|---|---|
Cグラウンド | 京都工学院 20-31 流経大柏 | 12:00 |
桐蔭学園 31-0 修猷館 | 13:15 | |
報徳学園 78-0 長崎北 | 14:30 | |
東海大大阪仰星 24-7 大分東明 | 15:45 | |
Bグラウンド | 佐賀工業 25-0 尾道 | 10:45 |
国学院栃木 45-10 立命館慶祥 | 12:00 | |
京都成章 13-20 中部大春日丘 | 13:15 | |
東福岡 25-5 天理 | 14:30 |
敗者戦(1回戦敗者)8試合 3月26日(土)
場所 | 対戦カード | 時間 |
---|---|---|
西第1多目的 グラウンド | 朝明 48-14 大津緑洋 | 9:30 |
松山聖陵 31-19 秋田工業 | 10:45 | |
札幌山の手 22-5 仙台育英 | 12:00 | |
黒沢尻北 12-36 日本航空石川 | 13:15 | |
川越東 56-7 勿来工業 | 14:30 | |
Bグラウンド | ※城東 - 長崎北陽台(中止) | 9:30 |
Cグラウンド | ※茗渓学園 - 高鍋(中止) | 9:30 |
国学院久我山 21-29 石見智翠館 | 10:45 |
※長崎北陽台高校、茗渓学園高校が棄権となったため、試合中止となります。
日程・組み合わせ(決勝トーナメント)
準々決勝(4試合) 3月28日(月)
場所 | 対戦カード | 時間 |
---|---|---|
Aグラウンド | 東海大大阪仰星 10-15 桐蔭学園 | 10:00 |
流経大柏 ×-○ 報徳学園 | 11:30 | |
中部大春日丘 5-54 東福岡 | 13:00 | |
国学院栃木 19-20 佐賀工業 | 14:30 |
準決勝(2試合) 3月29日(火)
場所 | 対戦カード | 時間 |
---|---|---|
Aグラウンド | 東福岡 ○-× 佐賀工業 | 11:00 |
桐蔭学園 21-36 報徳学園 | 12:30 |
決勝 3月31日(木)
場所 | 対戦カード | 時間 |
---|---|---|
Aグラウンド | 報徳学園 ○-× 東福岡 | 11:00 |
決勝戦は東福岡が辞退となったため行われず、報徳学園が初優勝となりました。
なお、練習試合として行われた試合は37-10で東福岡が勝利となりました。
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