トップリーグ2017/2018開幕!トップリーグの仕組み・優勝候補・見どころは?

トップリーグ
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いよいよトップリーグ2017/2018シーズンが開幕します。今年で15年目のシーズンを迎えるトップリーグ。今シーズンのトップリーグの仕組みや優勝候補、見どころなどをまとめていきます。

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トップリーグ2017/2018は2カンファレンス制

今年のトップリーグは、1月以降にスーパーラグビー・サンウルブズの準備期間を確保する目的で、例年より早く開幕し、8月18日(金)の開幕となります。今期の試合数はリーグ戦全13試合+順位決定トーナメント2試合の合計15試合で行われます。なお、順位決定戦トーナメントの上位4チームのトーナメントが日本選手権も兼ねることになり、トップリーグ終了後にさらに日本選手権が行われることは無くなりました。そのため、シーズンは1月2週目にて終了となり、以降はスーパーラグビーに備えた準備期間となります。

昨年までは16チームが全総当たりの15試合でそこから日本選手権が行われたので、1月後半まで国内シーズンが続きましたが、今年は前倒しで終了となります。

また、それに伴い、今季はカンファレンス制が導入され、16チームが2つのカンファレンス(レッドカンファレンス・ホワイトカンファレンス)に分かれて試合が行われます。各チームの対戦は以下の通りとなります。

  • 同一カンファレンスの他7チームと対戦(7試合)
  • 別カンファレンスのチームのうち6チームと対戦(6試合)
  • カンファレンスの順位ごとにトーナメント2試合(2試合)

今期のカンファレンスは以下のようにチーム分けされています。

レッドカンファレンスホワイトカンファレンス
サントリーサンゴリアスヤマハ発動機ジュビロ
神戸製鋼KOBELCOスティーラーズパナソニックワイルドナイツ
NTTコミュニケーションズシャイニングアークスリコーブラックラムズ
トヨタ自動車ヴェルブリッツキヤノンイーグルス
東芝ブレイブルーパスNECグリーンロケッツ
クボタスピアーズ宗像サニックスブルース
近鉄ライナーズコカ・コーラレッドスパークス
NTTドコモレッドハリケーンズ豊田自動織機シャトルズ

それぞれのカンファレンスに分かれてまずはカンファレンスごとの順位を決定します。

なお、別カンファレンスのチームとの対戦(6試合)は、昨年度の順位によって決まります。上位の2チームは下位の2チームと対戦はありません。実力差のあるゲームは省かれるようになっています。

順位決定方法は?

順位決定方法はまずは各カンファレンスでの13試合でカンファレンスの1位から8位まで順位を決定します。
その順位をもとに順位決定戦トーナメント(1-4位決定戦は日本選手権として開催)を行います。

対戦カード場所日程
1-4位決定戦(日本選手権)
レッド2位-ホワイト1位ヤンマースタジアム1/6(土)14:00
レッド1位-ホワイト2位ヤンマースタジアム1/6(土)16:00
5-8位決定戦
レッド4位-ホワイト3位秩父宮ラグビー場1/6(土)11:30
レッド3位-ホワイト4位秩父宮ラグビー場1/6(土)14:00
9-12位決定戦
レッド6位-ホワイト5位ミクニワールドスタジアム1/6(土)11:30
レッド5位-ホワイト6位ミクニワールドスタジアム1/6(土)14:00
13-16位決定戦
レッド8位-ホワイト7位パロマ瑞穂ラグビー場1/6(土)12:00
レッド7位-ホワイト8位パロマ瑞穂ラグビー場1/6(土)14:30

逆に言えば、各カンファレンスで2位以内に入らないと優勝のチャンスはなくなるということです。

また13位-15位は入れ替え戦へ、そして16位はトップチャレンジリーグへの降格となるため、各カンファレンスで7位、8位になると自動的に入れ替え戦もしくは自動降格となってしまいます。

ということで、最後の順位決定戦以上にまず各カンファレンスでよい順位につけることが重要になってきます。

優勝候補は?

さて、では今シーズンはどのチームが優勝するでしょうか。トップリーグは過去優勝チームは神戸製鋼、サントリー、パナソニック、東芝の4チームのみでしかも2010/2011年以降についてはサントリーとパナソニック(旧三洋電機含む)の2チームしか優勝していません。逆に言えばトップのチームは常に上位で優勝争いをするともいえます。

そして今シーズンについても優勝候補筆頭はこのサントリーとパナソニックの2チームが最有力でしょう。

サントリーは日本代表および、代表経験者が多く、そしてサンウルブズで活躍しているメンバーも多数抱えています。また、昨年度優勝に加え、オーストラリア代表で103キャップのマット・ギタウ選手も加入し、選手層は厚くなりました。優勝候補筆頭なのは間違いないですが、対する相手も打倒サントリーを目指してくるので、初戦から油断することなく勝ち進むことが重要でしょう。

また、もう一つのパナソニックも強力メンバーがそろっています。もともと選手層が厚かったのですが、そこにLO宇佐美選手、サム・ワイクス選手、バックスではディグビ イオアネ選手や新人で小山選手、松田選手など大物が続々と入団。選手層がさらに厚くなってきています。昨年度はスタートダッシュに失敗したので序盤からの戦いがカギとなってくるでしょう。

これに対抗するのが昨年2位のヤマハ発動機と4位の神戸製鋼の2チーム。どちらも優勝する力を持っているのに加え、ヤマハは五郎丸選手が復帰、神戸製鋼は元オーストラリア代表で116キャップ獲得のアダム・アシュリークーパー選手が加入。この2チームが対抗馬となるでしょう。

それ以外では、ここ数年力をつけてきており、昨年度5位のNTTコムも要注意な存在。ロブ・ペニーHCの元着実に強化が進んでいます。また、強化でいえばキヤノンイーグルスも面白い存在です。SO田村優選手がNECから移籍したこともあり、楽しみな存在です。

また、今季の注目はトヨタ自動車。今シーズンから2007年W杯で南アフリカを率いて優勝したジェイク・ホワイト氏がHCに就任。練習試合でも好結果が続いており、ジュアン・スミス選手や茂野選手など強化も進んでいます。ここ数年は中位に甘んずるシーズンが続いていましたが今年は上位進出も狙えるチームでしょう。

また、昨年度はトップリーグ発足以来最低の9位に終わった東芝も変わろうとしておりこちらも注目です。

ところで、先ほども書いたように、今シーズンは各カンファレンスで2位以内に入らないと優勝することはできません。チーム分けを見てみると、レッドカンファレンスにはサントリー、神戸製鋼、NTTコム、トヨタ自動車、東芝と注目チームが多く入っており、こちらのカンファレンスが明らかに激戦となる可能性が高いでしょう。

また、昨年度下位のチームは別カンファレンスで上位チームと当たらないという今年の仕組みから、下位のチームであっても中位、上位へと進む可能性も出てきます。今シーズンのチーム分けと仕組みによって思わぬ順位となりそうで楽しみなシーズンです。

見どころは?

トップリーグは海外のトップクラスの選手が集うリーグということで有名ですが今年も多くの注目選手が加入しています。また、このトップリーグで活躍することでサンウルブズや日本代表になれる、ということもあり、若手選手でも一気に台頭を表す選手が出てきます。チームとして応援もいいですが、個人に目を向けてみるのも面白いでしょう。

今シーズンは新たに選手たちが動画も作成しています。これを見ながら、好きな選手や気になるチームを探していくのもいいですね。

まとめ

というわけで今シーズンのトップリーグもいよいよ開幕します。皆さんもぜひ会場でご覧ください。

開幕戦は以下の日程となっています。

日付時間対戦場所
8/18(金)17:30リコー-NTTコム秩父宮ラグビー場
8/18(金)19:30キヤノン-サントリー秩父宮ラグビー場
8/18(金)17:30神戸製鋼-NTTドコモヤンマースタジアム
8/18(金)19:30近鉄-豊田自動織機ヤンマースタジアム
8/18(金)18:00トヨタ自動車-ヤマハ発動機豊田スタジアム
8/19(土)16:00東芝-NEC秩父宮ラグビー場
8/19(土)18:30クボタ-パナソニック秩父宮ラグビー場
8/20(日)16:00コカ・コーラ-サニックスレベルファイブスタジアム

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