ラグビーは冬のスポーツであり続けるべきか

ラグビーは冬のスポーツと言われます。国内のメインのゲームは冬に設定されることが多いです。そんなラグビー界でも早くトップリーグを完全プロ化に!と思っている人も増えてきました。実際2019年以降は、トップリーグも今の形から大きく変わっていくことになっていきます。そんな中でラグビーはこれからも冬のスポーツであり続けるべきでしょうか。今回は冬のゲームについて考えてみたいと思います。

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ラグビーは冬のスポーツ

ラグビーは冬のスポーツと言われます。実際には冬だけにやっているスポーツではないのですが、各カテゴリーの決勝戦はたいてい1月から2月にかけて行われます。

今年のトップリーグも順位決定トーナメントは1月13日、14日に開催されました。今年は日本選手権も兼ねて行われましたが、トップリーグは大体1月後半から2月にかけて最終順位決定が決定してシーズン終了となるケースが多く、真冬でシーズン終了する流れになっています。2013-2014シーズンには本来のトップリーグファイナルとなるゲームが雪で順延になることもありました。

また、日本選手権についてもこれまでは2月~3月にかけて行うことが多く、こちらも冬にかけて行われています。さらに歴史を遡ると、日本選手権が大学王者と社会人王者との一騎打ちだった時代は1月15日の成人の日に日本選手権は開催されていました。

トップリーグ以外でも高校ラグビーは12月後半~1月にかけて全国高校ラグビー大会が行われますし、大学ラグビーでも大学日本一を決める大学選手権は11月~12月から始まり、1月2日が準決勝、翌週が決勝という流れになっています。また、クラブ選手権でもやはり冬に行われるケースがほとんどです。

このようにラグビーは1月~2月にかけてがシーズン終盤になるのが一般的で、それを見るケースが多いことから冬のスポーツと言われてきたのかと思います。

冬の寒さの中で試合をやるべきなのか

さて、このようにラグビーは国内では冬にクライマックスを迎えるスポーツですが、果たして冬に試合をしなければならないのでしょうか。個人的にはむしろ真冬にわざわざやらなくてもいいのではないかと思います。

冬にやるデメリットとしては、寒さと雪の2つが大きいと思います。

まずに関してですが、雪が降ることで試合ができない可能性が出てくることが一番問題でしょう。先述の通り、トップリーグでも雪で延期になったことがあります。かつては雪の早明戦のように、雪が降ったことで伝説として語り継がれるゲームができたこともありました。ただ、日本の場合、豪雪地帯もありますし、あまり雪の降らない東京ならまだしも東北や北陸などでは冬にラグビーをやることは厳しいかと思います。実際にラグビーでも秋田ノーザンブレッツや釜石シーウェイブスなど、東北地方のチームもありますし、こういったチームが真冬にホームゲームを行うことは厳しいでしょう。

もう1つの寒さに対してです。寒いからラグビーができないということはないですが、観客側からすると、寒い中ラグビーをずっと見ているのもきついのは間違いないです。個人的にラグビーを観る回数は多い方ですが、やっぱり冬の寒さの中で何もせずにラグビーを見続けるのは大変です。

まして日本のラグビー場やラグビーをする機会が多い陸上競技場などは暖房施設などが充実しているわけではありません。また、屋根など十分ではない場所が多いですし、風ももろに受けながら観戦しないといけない場所も多いです。その寒い中でラグビーをわざわざ見続けるのは、よっぽどラグビー好きな人でないと厳しいでしょう。

となると無理に冬の寒さの厳しい中でやる必要はない気がします。

他の野外でのトップスポーツでも、冬期のスポーツを除くと、野球は冬にゲームはしないですし、サッカーも天皇杯以外は真冬にやることはありません。サッカーでも秋春制は議論されたことはありますが、実施はされていません。

ドーム型のスタジアムや暖房設備のしっかりしたスタジアムがあればまた別ですが、現在の環境だと冬にやるのは観客としてはしんどい部分が多いです。

これらを踏まえると、高校や大学といったスポーツはさておいても、集客力を高めていかなければいけないトップカテゴリーで真冬にラグビーをするのは果たして良いのでしょうか。

トップリーグ改革はラグビーシーズンも改革すべきでは?

ちなみにだいぶ昔、まだ2015年W杯以前だった時に寒い時期に観客動員数がどうなるかをまとめたことがあります。(以下を参考にしてください。)

検証!寒い時期は観客動員が落ちるのか?
ラグビーは冬のスポーツとして知られています。現在トップリーグでいえば8月下旬に開幕し、1月下旬頃がプレーオフファイナルとなっていますし、大学ラグビーでも9月~1...

これを見ても寒い時期になると、観客とすると「寒い中外でラグビー見るのはなぁ」という気持ちになるのは実体験でもよくわかる気がします。もちろん、寒さだけなく、それを上回るグルメやイベント、ラグビー以外で楽しめるものがあればまた話は違うのかもしれないです。それでも雪が舞うような中、氷点下に近いような気候で2時間近く風にさらされながら座ってラグビーを見るというは苦行に近いものがあります。

トップリーグでいえば、2018/2019シーズン、2019/2020シーズンはラグビーW杯もふまえてかなり大幅なシーズンの変更があります。そしてW杯以降は日本ラグビー協会もトップリーグを2020年度から新リーグへと変えていく意向だと報道もされています。

参考:https://www.nikkei.com/article/DGXKZO22429020Y7A011C1UU1000/

制度設計は様々なされているかと思いますが、その中で現在のシーズンも変えていくことを考えていくべきではないでしょうか。

おそらくラグビー選手も観客がたくさんいる中で試合をしたいはずです。観客もできれば快適な環境でラグビーを見ていきたいと思っています。天候は致し方ない環境ですが、屋外スポーツであるラグビーであれば、無理に寒い中でやる必要もないと思います。

トップリーグが完全プロ化されるかはまだわかりません。それでも観客を集めることは避けては通れないでしょう。そのためには観客が集まる環境を作っていくことも必要かと思います。

シーズンはそのままにスタジアム側を真冬でも快適なものに変えていくことも考えられますが、大幅な投資も必要ですし、自治体との交渉含めてすぐにできるものではありません。であればまずはシーズンを変えて寒い中でのゲームを少なくしていくことも大事なのではないでしょうか。

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