ラグビーアイルランド代表戦2戦目のメンバーと展望

日本代表
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日本代表vsアイルランド代表のテストマッチ第2戦が2017年6月24日に東京・味の素スタジアムで行われます。アイルランド代表は世界ランキングが前週より1つ上がって世界ランキング3位の強豪になります。日本代表はランキング11位なので格上の相手となります。

初戦は50-22で敗戦したゲームですが、2戦目となるこの試合は、日本代表がリベンジなるか注目のゲームです。強豪・アイルランド代表のメンバーやゲームの見所など確認していきます。

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vsアイルランド代表初戦の結果

6/17(土)に静岡・エコパスタジアムにて行われた日本代表vsアイルランド代表の初戦は、50-22でアイルランド代表が勝利しました。
序盤こそ、アイルランド代表に対抗し、スペースへのキックでチャンスを作った日本代表でしたが、ここでのチャンスを生かせず。すると徐々にアイルランド代表ペースのゲームになり、前半24分にシンビンで1人少なくなってからは、アイルランド代表に3トライを奪われ、前半は31-3と大きくリードされて後半にはいります。
後半に入ってもアイルランド代表ペースが続きますが、日本代表もFB野口がゴール前で相手を交わしてのトライ、さらにWTB福岡が左サイドで1対1を交わしてのトライ。さらに左サイドで相手を崩してトライを奪うなど3トライで一矢は報いたものの、試合としては大敗となってしまいました。

ジョセフHCは第2戦のメンバー変更も示唆しており、第2戦では初戦とは違う日本代表を見せてほしいものです。

アイルランド代表の特徴などはこちらを参考にどうぞ。

https://goto2019.com/rugby-japan-ireland-2017/

日本代表メンバー

第2戦となる試合の日本代表メンバーも発表されました。メンバーは以下となります。

名前所属キャップ
FW1 石原 慎太郎サントリーサンゴリアス5
2 庭井 祐輔キヤノンイーグルス2
3 浅原 拓真東芝ブレイブルーパス7
4 トンプソン ルーク近鉄ライナーズ63
5 ヘル ウヴェヤマハ発動機ジュビロ5
6 リーチ マイケル◎東芝ブレイブルーパス49
7 松橋 周平リコーブラックラムズ7
8アナマキ・レレィ・マフィNTTコミュニケーションズシャイニングアークス15
BK9 流 大サントリーサンゴリアス5
10 小倉 順平NTTコミュニケーションズシャイニングアークス3
11 福岡 堅樹パナソニックワイルドナイツ19
12 田村 優キヤノンイーグルス44
13 松島 幸太朗サントリーサンゴリアス24
14 山田 章仁パナソニックワイルドナイツ22
15 野口 竜司東海大学10
リザーブ16 堀江 翔太パナソニックワイルドナイツ51
17 稲垣 啓太パナソニックワイルドナイツ15
18 渡邊 隆之神戸製鋼コベルコスティーラーズ9
19 谷田部 洸太郎パナソニックワイルドナイツ14
20 徳永 祥尭東芝ブレイブルーパス6
21 田中 史朗パナソニックワイルドナイツ60
22 松田 力也パナソニックワイルドナイツ8
23山中 亮平神戸製鋼コベルコスティーラーズ10

※◎ゲームキャプテンはリーチマイケル選手

第1戦からは大きくメンバー変更がありました。FWでは第一列がごっそりと入れ替え。スターティングメンバーは第1戦途中出場の石原選手、庭井選手と、日本代表に途中で召集された渡邊選手の3名となっています。日本代表の共同キャプテンである堀江選手はリザーブからの出場となります。
けが人が続出してしまっているLO(ロック)には今回2015年W杯で代表引退を発表しながらアイルランド戦後に日本代表に追加召集されたトンプソンルーク選手が早速スタメン出場。今回の注目選手の1人となります。
サードローは7番に松橋選手が選ばれ、前回スタメンだった徳永選手はリザーブからの出場となります。またこの試合のキャプテンは2015年W杯以来となるリーチマイケル選手が務めます。
バックス陣は、こちらも前回途中出場でいい動きを見せた流選手と、ルーマニア戦で10番を務めた小倉選手がハーフバックス団となり、田村選手は10番ではなく12番での出場となります。
また、ウィングに山田選手が復帰し、松島選手は13番での出場。前回トライを決めた福岡選手、野口選手は引き続き11番、15番での出場となります。
けが人や出場停止選手の影響もありますが、前回のアイルランド戦やルーマニア戦で活躍した選手をスタメン抜擢したメンバー構成になっています。

アイルランド代表メンバー

対するアイルランド代表のメンバーは以下となります。

名前所属cm/kg
FW1 キアン・ヒーリーレンスター185/112
2 ジェイムズ・トレーシーレンスター183/107
3 ジョン・ライアンマンスター185/117
4 キーラン・トレッドウェルアルスター198/108
5 デビン・トナーレンスター208/124
6 リース・ラドック◎レンスター191/111
7 ジョシュ・ファンデルフリーアーレンスター185/105 
8ジャック・コナンレンスター193/111
BK9 キーラン・マーミオンコナート178/84 
10 パディー・ジャクソンアルスター180/80 
11 ジェイコブ・ストックデイルアルスター196/96 
12 ルーク・マーシャルアルスター180/92 
13 ギャリー・リングローズレンスター185/89 
14 キース・アールズマンスター178/90 
15 アンドリュー・コンウエーマンスター178/88 
リザーブ16 ニール・スカネルマンスター185/108
17 デイヴ・キルコインマンスター183/112
18 アンドリュー・ポーターレンスター183/125
19 ジェームズ・ライアンレンスター203/108
20 ショーン・ライデーベルファスト・ハーレクインズ183/105
21 ジョン・クーニーコナート178/87
22 ローリー・スカネルマンスター176/96
23ティルナン・オハロランコナート188/98

※◎ゲームキャプテンはリース・マドック選手

ゲームの行方は?

アイルランド代表との2戦目となる試合。日本代表もメンバーを変えて臨みます。

前回のアイルランド戦を見ると以下の点が大きく気になる点でしょう。

  • スクラムで押される・マイボールをキープできない
  • タックル成功率の低さ
  • ペナルティ(シンビン)の多さ(規律)
  • キック戦術の浸透性
  • 接点でのアイルランドの圧力

スクラムに関しては初戦はかなり崩されてしまいました。今回はフロントローを変えての対戦となりますが、どこまで改善できているか注目でしょう。

また、初戦はタックルミスが多く、タックル成功率は72%となりました。タックルで外されるとかなり厳しいのでここはもっと上げていかないと勝利には結びつきにくいでしょう。タックルと同様、今の日本代表は規律も課題になっています。前回はシンビン中に3トライを奪われて勝負が決まってしまった面もあります。シンビンもそうですがペナルティが増えるとモールが強く、PGも安定していたアイルランドペースにつながるので改善が必要です。

アイルランドはフィジカルが強く、接点でも圧力をかけてきます。初戦ではディフェンス時は少しずつ押し下げられる形が多く、攻撃時には接点に人数をかけさせられて攻撃に人数がかけられない場面が増えました。攻守両方で相手の押しの強さにどう挑むかが大事になります。その意味でも愚直に仕事をしていくトンプソンルーク選手が復帰したことでどこまで改善できているかは注目です。

最後にキック戦術について。初戦では良いキックもありましたが、スペースのない場所に蹴る、フェーズ重ねて苦し紛れに蹴ってしまうなど単純に相手に渡るだけのキックがありました。また、キックチェイスに関しても甘い部分があり、結果としてピンチにつながる場面もありました。ハイパントや、相手のWTBが上がったスペースの裏に対するキックなど意図のあるキックなどキックを有効に利用できた場面もありますが、この場面でどういうキックがあるか、キック後どうすればいいかなど浸透できていないのではないかと感じることも多かったです。第2戦ではキックの頻度や種類など変えてくる可能性もあるので、改善した試合を見てみたいですね。

まとめ

第2戦は14時40分キックオフとなります。今回も日本テレビにて地上波にて放送されます。このアイルランド戦は6月の日本代表最後のゲームとなるので、良いところを見せてウィンドウマンスを終えたいでしょう。

ファンの前で良いゲームを期待したいですね。

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