京都成章vs伏見工業~京都府高校総体2015決勝

2015年5月24日、京都市西京極陸上競技場で、第44回京都ラグビーまつりが開催されました。

この日は朝のラグビースクールから、最後は大学生の試合まで、各カテゴリーで色々な試合が企画されました。

その中の1つがこの京都府高校総体決勝になります。

毎年、京都ラグビーまつりで行うことが恒例となっている、高校総体京都府予選決勝戦。今年も、この日に開催となりました。

京都成章vs伏見工業

この日のメインイベントの1つがこの高校総体決勝戦。京都の高校ラグビー頂点を決める大会です。今回の決勝戦は4年ぶりに京都成章と伏見工業の対戦となりました。

京都成章は、昨年の花園ではベスト4に進出した強豪。この高校総体予選でもここ4年は全て優勝しており、京都ラグビー界を引っ張る存在になっています。この大会では、京都学園高校、花園高校、同志社高校と勝ち進み、この決勝に進出しています。

対する伏見工業は、この大会で城陽高校、桂高校、洛北高校と勝ち進んで、決勝進出決定。高校総体予選で決勝進出するのは3年ぶりとなります。

新人戦では準決勝で対戦し、京都成章が22-8で勝利した試合の再選となります。京都ラグビー界を支えてきた2校による対戦、果たしてどうなったでしょうか。

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前半

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前半は京都成章のキックオフで試合開始です。

試合は序盤から京都成章が攻め込みます。開始早々敵陣でボールキープし攻め込むと、伏見工がオフサイド。京都成章はタッチに蹴り出して、5mラインアウトからモールで押し込むといきなりトライ!ゴールは外れ、5点を先制します。

京都成章はさらに前半3分頃、キックオフから12番のゲインで相手陣へと攻め込むと、敵陣40m付近で相手ペナルティ。今回はここからPGを選択するもこれは外れます。それでも、前半6分には、再びゴール前まで攻め込むと、ラックから9番がやや外に流れていったところに、内側11番にパス。走り込んで抜け出してトライを奪い、ゴールも成功。12-0とリードを広げます。

その後も京都成章はキックオフボールをキープし、すぐにゲインして相手陣でプレーする時間となります。

前半10分にはラインアウトからバックス陣が右サイド突破して、ゴール前へと前進。今度はFWが近場をついて、最後は2番がトライ!ゴール成功で19-0とリードします。

対する伏見工業は、ここからようやく敵陣でのプレーの時間となります。相手のミスとタッチキックで敵陣へと進むと、相手ペナルティもあり、5mラインアウトのチャンス。前半15分頃にはラインアウトからモール、さらに攻め込むも、ここはグラウンディングができず、トライにはなりません。

その後、いったんはボール奪われるも、前半18分頃、左サイドで相手ボールのラックからボールがこぼれたところをキック。一気にゴール前に進むと、フェーズを重ねてそこから右サイドに展開。最後は14番が右隅にトライ!ゴール成功で1-5と追い上げます。

このトライの後、再び伏見工業が敵陣へと進むもターンオーバされると、ここからは再び京都成章が敵陣へ。キックも交え敵陣へと進むも、ここは最後ノックオンでチャンスを活かせません。

前半も残りわずかとなった28分、京都成章は、14番が大きくゲインし、再びチャンスを作ると、ボールをつないでゴール前へ。最後は4番がトライを奪い、ゴールも成功26-5とリードを広げます。

前半はこのまま終了。26-5で京都成章がリードして前半を終えます。

後半

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後半は伏見工業のキックオフでスタートです。後半に入っても、流れは京都成章となります。後半開始早々に、相手ボールから接点でうまく絡んでノットリリーズザボールを得ると、タッチから攻め込みます。が、ここは最後ノックオンで得点にはつながりません。

後半5分、伏見工業のオフサイドから京都成章は再びタッチへ蹴り出すと、ラインアウトは乱れるもキープし、そこからフェーズを重ねてゴール前へ。最後はラックから9番が持ち込んでトライ!ゴール成功で33-5とリードを広げます。

後半に入ると、伏見工業は中々敵陣に進むことができず、また、ボール継続しても最後は孤立して接点で絡まれる場面が多くなります。対する京都成章は前半と変わらず、敵陣で長くプレーする時間が続きます。

後半10分、京都成章はゴール前でフェーズを重ねて連続攻撃となり、最後は大きく右へ展開。14番がトライを奪い、ゴールも成功。40-5とすると、後半12分にも、相手キックしたボールをキャッチした21番がそのまま攻め込み敵陣へ。22m内で相手オーバーザトップの反則から今度は9番がクイックスタートで抜け出して、トライ!ゴール成功で47-5とします。

その後も試合は京都成章ペース。伏見工業は、後半途中からは自陣からでも蹴らずに攻め込もうとするものの、京都成章ディフェンスの前に、大きく前進することはできず、自陣から抜け出せない時間が長くなります。

後半17分には、京都成章が敵陣でボールに絡み、ノットリリースザボールを誘うと、スクラムを選択。フェーズ重ねて攻め込むもここはノックオンで得点はありません。

後半22分には、京都成章がまたも相手ペナルティから今度はタッチへ蹴り出し、5mラインアウトとすると、4番が飛び込んでトライ!ゴール成功で54-5とリードします。さらに後半28分にも、連続攻撃から、左サイドへ。最後は20番が左隅にトライ!ゴール外れるも59-5とします。

ロスタイムに入り、伏見工業は自陣からでもつなごうとするも、最後はラックからボールを出すことができず、ホイッスル。

結局、59-5で京都成章が伏見工業に勝利し、高校総体優勝となりました。これで京都成章は

試合を振り返って

試合は点差も見て分かるように、京都成章が強さを見せつけた試合となりました。前半から京都成章の攻撃は見ていて面白く、どこからでも攻め込めると感じました。特に相手ディフェンスが整っていない場面では必ず取っていいほどゲインしていましたし、その後もよく相手ディフェンスを見て攻め込んで、チャンスを作り出していたという印象です。

対する伏見工業は、逆にディフェンスが安定しておらず、ペナルティも増えてしまい、そこからピンチを招くことが多かったです。また、気になったのはキックオフボール。キックオフや自陣からキックしたボールに対し、簡単に抜かれてしまって一気に自陣での守りとなってしまったケースが多かったです。

また、後半は自陣から蹴らずにボール繋いでいく形に変えたように思いましたが、逆にこれも相手ディフェンスに絡まれて、ペナルティを犯すという場面が増えていったと思います。特に後半は伏見工業がチャンスらしいチャンスは中々作れずに、防戦一方になってしまいました。

逆に言えば、京都成章ディフェンスがとても安定していました。特に相手にボールをつながせておいて、孤立したところでしっかりと接点で2人目がボールに絡むケースが多く、後半だけでかなりノットリリースザボールを誘う場面がありました。

また、相手の攻撃に対し、外のプレーヤーが前に出て、パスコースを防ぐ、パスできない相手が突っ込むところにダブルタックルで倒してターンオーバーにつなげるというケースも見られ、意図的にボールを奪いにいく、相手にそうさせているディフェンスとなっていたと思います。

京都成章にも細かいミスはありましたが、それ以上に攻守に意図を感じた試合となりました。

全体を通じて

この試合の結果、京都成章はこの大会5連覇を達成。ここ数年を見てみると、強さが一段と増してきているように思います。サニックスワールドユースでも日本チームではトップでしたし、この試合も力があるところを証明した試合となりました。

対する伏見工業ですが、5年ぶりの優勝はならず、準優勝に終わりました。来年2016年4月からは洛陽工業高校と統合し、京都工学院高校と名前が変わることになります。伏見工業という名前としては今年が最後の年となるため、何とか花園へという思いも強いと思います。この試合においては、京都成章に完敗となってしまいましたが、まだ秋まで多くの時間も残っていますし、是非秋にはさらに強いチームとなってきてくれることを期待しています。

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