15人だけではない試合~市立尼崎vs神戸科学技術

ラグビーの試合に出場できる人数は何人でしょう?

答えは15人です。

もちろんセブンズやラグビーリーグなど人数異なるものはありますが、日本でよく知られているラグビーユニオンは1チーム15人が試合に出場する人数となります。通常は控えの選手がいるので、もう少し多くの選手がいますが、15人いれば相手と十分に試合ができるということになります。

が、実際には15人で戦うチームはそれほど多くないでしょう。高校ラグビーではたびたび合同チームが作られることも多いです。1校で15人集まらない高校が他の高校と合同でチームを作ります。

人数が少ないチームで強豪というのはあまり聞いたことがありません。全国大会で優勝するようなチームは部員が100人を超えるような高校もあり、その中で切磋琢磨し、レギュラーを目指していくことで強くなるということもあるかと思います。

そんな中、兵庫県高校ラグビー新人戦では15人で出場するチームがありました。それが市立尼崎高校。

それを知った記事はこちら→尼崎市立尼崎高校(通称イチアマ)

この準決勝の試合の1週間後、シード校決定戦が2月15日に開催されました。市立尼崎高校と神戸市立科学技術高校の対戦です。

準決勝ではそれぞれ関西学院、報徳学園の2校に大きく点差をあけられて敗れてしまい、3位は決定していますが、このシード校決定戦で勝利して、来年度以降につなげていきたいところです。

この試合も市立尼崎高校は15人での試合となりました。果たして結果はどうなったでしょうか。

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前半

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前半は市立尼崎高校のキックオフで試合開始です。試合序盤は両チームともにチャンスを作るも得点には至らず。最初にトライをあげたのは市立尼崎。前半8分ほど、自陣から大きくゲインしていくと、最後は8番が中央にトライ。ゴールも決まって7-0と先制します。

対する神戸科学技術高校も反撃。前半15分頃に相手陣へと攻め込むと、ラックから左に展開。13番が左隅にトライ!ゴールは外れて7-5と追い上げます。

その後もお互いチャンスは作ったものの、最後はハンドリングエラーなどで得点ならず。特に前半の終盤にかけては風上に立つ神戸科学技術がインゴール目前まで迫る時間が長くなるもトライを奪うことができず、逆に市立尼崎はゴール前で粘りをみせて前半の風下でのプレーをなんとかリードして折り返すことになりました。

全般的にはFWは神戸科学技術が、バックスは市立尼崎が強いという印象でした。

後半

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後半は神戸科学技術のキックオフです。後半になると風上に変わった市立尼崎が優勢に。後半5分頃、ゴール前に攻め込み、相手ペナルティから攻め込み、インゴール目前でラック。そこから右に攻めて1番がトライ!ゴールは外れて12-5とします。

その後、後半12分頃に今度はマイボールラインアウトからつないで、3番がゲイン。これに6番がフォローし、そのままトライ!ゴール決まって19-5とリードを広げると、さらにその3分後、今度は相手陣でのマイボールスクラムで、相手がアーリープッシュ。これをクイックスタートした8番が相手ディフェンスに絡まれながらもそのままインゴールまで押し込んでトライ。26-5とします。

対する神戸科学技術は、モールで応戦。この試合で何度かモールを組んで大きくゲインしていく場面がありました。後半20分にも、相手陣でモールを形成。そのままインゴールに流れ込んでトライ!ゴールを決めて26-12とします。

ここから両者のトライの奪い合い。その3分後に市立尼崎が自陣でターンオーバーしたボールを素早く右サイドへと展開。12番が大きくゲインしてそのままトライ!ゴール成功で33-12とします。

対する神戸科学技術もその後すぐに再びモールを作ると、20m以上押し込んでトライ!ゴール成功で33-19。追い上げます。

が、試合終了間際、この試合何度も大きなゲインを見せた市立尼崎6番がここでも自陣から大きくゲイン。いったんラックとなりますが、ここから素早く12番にボールが渡り、独走してトライ。ゴール成功で40-12としたところで試合終了のホイッスル。

結果、40-19で市立尼崎が神戸科学技術を破った試合となりました。

全体を通じて

試合全体ではやはりFWは神戸科学技術が、バックスは市立尼崎が優勢という感じでした。神戸科学技術はこの試合で何度もモールで大きく前進する場面がありましたが、これが大きな武器になっていたかと思います。惜しかったのは前半でリードできなかったこと。特に風上であった前半はリードして終えたかったところでしょう。実際前半最後は相手陣インゴール直前まで迫っており、ここでもしトライを奪っていたらまた少し流れが変わったかもしれません。

対して、勝利した市立尼崎ですが、決してサイズの大きな選手が多いわけではないですが、個々の体幹の強さを感じました。ペネトレイターとなったのは6番の選手と12番の選手。これらの選手が縦に抜け出してビッグゲインをする場面が多く、そこからチャンスを作った試合でした。ディフェンスでも出足の早さが目立ち、人数は少なくてもしっかりと鍛えられているチームだなと感じました。

兵庫県の場合、報徳学園と関西学院の2強体制が続いています。両チームにはなんとかこの2トップに割り込んでいくような活躍を期待しています。

15人だけではない

ちなみにこの試合、市立尼崎は出場選手は15人でした。が、勝利したのは15人だけが頑張ったわけではないかなとも思います。マネージャーが5人いて選手達を支えたり、この日のウォーターボーイはおそらく3年生の生徒であったのかなと思います。(私服であったのではじめは友人などにお願いしたのかなとも思いましたが、ボールさばきや選手への指示、アドバイスなども見られたので、おそらく3年生なのかなと思いました。違っていたらスイマセン。)

もちろん指導する先生であったり、父兄の方であったりと、支えてくれる方のサポートも大きいと思います。

ラグビーは15人でやるスポーツではありますが、やはりその周りにいる方がいて、初めて選手が試合に臨めるというのもあると思います。

市立尼崎は15人だけではなく、全員で勝ち取った勝利であったと思います。

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