王者に挑む新鋭の戦い~東海大仰星vs関大北陽

高校ラグビーにおいて大阪というのは大激戦区の1つです。全国高校ラグビー大会では大阪のみ3校が出場できるわけですが、3校とも上位進出することも多く、そもそもこの3校に選ばれるのも一苦労なわけです。

昨年度は東海大仰星、大阪朝高、大阪桐蔭の3校が全国高校ラグビー大会に進出したわけですが、これ以外でも、過去優勝経験のある常翔学園、常翔啓光学園などもおり、これらチームの中で3校を争うというのは大変なことなのです。

さて、そんな大阪府の高校ラグビー界ですが、2/8(日)に第66回近畿高等学校ラグビーフットボール大会大阪府予選の各ブロックの決勝が行われました。春の選抜高校ラグビーの予選を兼ねた近畿大会への出場権をかけた戦いです。

こちらは全4ブロックに分けられ、各ブロック優勝すれば近畿大会出場となります。

というわけで、全試合の様子を簡単にではありますが載せたいと思います。一気に書いてしまうと大変なので1試合ずついきますね。

今回は第一ブロックの東海大仰星vs関大北陽から。

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東海大仰星に挑む関大北陽

東海大仰星は、昨年度全国高校ラグビーに出場し、優勝した東福岡には敗れたものの、ベスト8進出。全国常連チームです。対する関大北陽は、2013年から公式戦に参加したまだまだ新しいチーム。昨年度は準々決勝どまりだったのですが、今年は全国優勝経験もある常翔啓光学園、さらには昨年敗れた近大付属高校を倒しています。一気に力をつけてきたというのがわかりますね。

いわば王者に挑む新鋭の戦いとでもいいましょうか。自力に勝る東海大仰星に関大北陽がどれだけ追いすがることができるかという試合です。

前半

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前半は関大北陽高校のキックオフから試合開始。

予想通りというか、序盤は東海大仰星がボールキープし、相手陣で攻める時間が長めとなります。が、夜の雨と、当日も時おり雨が降る天候もあってノックオンでチャンスを逃すことも多く、最初の10分間程は得点ならず。

一方で、関大北陽はおそらく最初のぶつかりから相手の強さを体感したのではないでしょうか。ボールをつないでいくも中々ゲインできないことも多く、相手ボールになるもキックでひとまず前進する、という選択をせざるを得なかった、という気もしました。

先制点は東海大仰星。右サイドを14番が抜け出したところ、関大北陽もなんとかタックルで倒しにかかるも、内側の選手へオフロードパス。フォローしていた8番がキャッチし、そのままインゴールに飛び込んでトライ。ゴール外すものの5点を先制します。

これで勢いに乗ったか、同じような形で14番が抜け出して、今度は10番がフォローし、2トライ目を奪うと、今度はゴール前の中央ラックからSH-SOと左へ展開するようにパスしたところで、内側に12番が走り込んで戻しパス。そのまま抜け出してトライ。17-0とリードを広げます。

対する関大北陽は前半20分過ぎてからようやくチャンス到来。相手ペナルティからタッチキックで相手陣22m内でラインアウトからのチャンスとなります。が、ここも相手の圧力が強く、フェーズ重ねても前に出れずに戻されてしまう結果に。

結果チャンスをものに出来ず、前半は17-0で東海大仰星リードで終了となります。

後半

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後半に入るとまずは東海大仰星がモールで力強さを発揮。ラインアウトモールをそのまま押し込んでトライ。ゴールも決まって24-0とすると、さらに相手陣でのスクラムから左に展開し21番がトライを奪い、29-0とします。

なんとか一矢報いたい関大北陽は、徐々に相手の当たりにも慣れてきたのか、少しずつボールキープし、前進することができるようになってきました。相手陣へと進むと後半12分頃、相手陣で連続攻撃から10番が右隅にキックパス。これを11番が相手ディフェンスの外側から内側へうまく入り込んで直接キャッチ。そのままインゴールに飛び込み、トライを奪います。ゴールも決まって29-7と追い上げます。

しかし、その後東海大仰星はこの日後半は特に重点的に使用していたように見えたモールで押し込むと大きく右に展開し、14番が右隅にトライ。34-7と引き離します。

関大北陽は、その後相手陣へと攻め込みチャンスを作ると、ここはFWでこだわってフェーズ重ね、インゴールまで残り1m程まで進んだものの、最後はややパスのタイミングがずれてノックオン。チャンスを潰します。

結局東海大仰星は最後22番のステップで抜け出し、中央にダメ押しトライを決め、41-7とし、そのまま試合終了となりました。

全体を通じて

東海大仰星は序盤はやや苦しんだところもありましたが、攻守に2人目、3人目のフォローがしっかりしており、最初のトライ、2本目のトライはウィングが抜けたところをしっかりとフォローしたことでトライに結びつきました。まさに東海大仰星が目指すノーラックラグビーを観たような気がしました。

その他やはりフィジカルの強さも際立ったのと、モールで押し込めたのも試合展開を有利に進めることができた要因かなと思います。チーム作りとしては、新チームになってからは約1ヵ月ですので、まだまだこれからだと思います。まずは全国選抜ラグビー大会で上位を目指すためにも近畿大会で優勝目指してほしいですね。

対する関大北陽は、守りの時間が長かったですが、簡単に抜かれるケースは少なく、ディフェンス面ではかなり健闘できていたと思います。少なくとも単純に抜かれるケースは少なかったので、見ていても「試合になるな」と感じました。

またトライシーンは予めオプションとして準備していたのだと思いますが、キックも素晴らしかったですし、それに対するランナーのボールの追いかけ方、キャッチまでの入り方も素晴らしかったですね。東海大仰星とはまだフィジカル、判断力、フィットネス、ラン、パスなど差はあるとは思いますが、秋に向けて取り組んでいけば大いにチャンスはあると思います。

大阪という地域では、東海大仰星、常翔学園など、強豪が揃っているので中々全国を目指すのは大変ではありますが、こういったラグビーでは新しい高校が強化を進めると、また大阪ラグビー界も盛り上がると思います。

少なくとも今回の大阪予選では、常翔啓光学園、近大付属という2チームを破ってブロック決勝まで進んだことは称賛に値すると思います。是非全国大会出場目指して頑張ってください。

※なお、得点に至る過程や選手番号などは個人で見た範囲で書いてますので、もし実際と異なっていたらすみません。

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