同志社大学vs天理大学 ラグビー練習試合2015

大学ラグビー
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2015年6月28日(日)、同志社大学と天理大学の練習試合が同志社大学グラウンドで行われました。

この日の試合は、Bチーム同士とAチーム同士の2試合が行われています。

同志社大学vs天理大学

同志社大学は昨年度関西大学リーグ3位。

今年に入ってからのこれまでの対戦成績は以下の通りです。

○45-31 vs関西学院大

○57-14 vs京都産業大

○59-0 vs関西大

○60-24 vs早稲田大

○71-12 vs立命館大

●28-33 vs明治大

今年は、明治大学には破れたものの、それ以外の関西上位陣との対戦はすべて勝利。早稲田大学にも15年ぶりに勝利するなど春シーズンは例年以上に好調な滑り出しとなっています。

対する天理大学は昨年度関西大学リーグ4位。

今年に入ってからのこれまでの対戦成績は以下の通りです。

○57-0 vs摂南大

○57-14 vs大阪体育大

○38-12 vs関西学院大

○56-24 vs京都産業大

○22-12 vs立命館大

○26-14 vs近畿大

●24-25 vs筑波大
こちらも関西勢相手にはすべて勝利。筑波大相手に1点差で破れるものの、好調なシーズンとなっています。

このように、両チームとも好調な春シーズンとなっており、実質的な現時点での関西1位を決める対戦カードということで、大きな注目を集めた一戦になりました。

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前半

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前半は天理大学のキックオフで試合開始です。

試合序盤は同志社大学が攻め込みます。キックオフ後の蹴り合いから、同志社が敵陣入ったところでラインアウト。ここからもキックで陣地をとっていきます。その後ミスもあったものの、序盤は終始敵陣でのプレーが続きます。

試合が動いたのは前半6分頃。同志社が敵陣22mでのラインアウトから中央でゲインし、ラックとするとそこから大きく右サイドへ展開。最後は余ったところをWTBが右隅にトライ!ゴールも決まり、7-0と同志社が先制します。

その後の時間は天理大が敵陣でプレー。相手ノックオンから相手陣でボールキープすると、同志社大のペナルティもあり、ゴール前5mでのラインアウトとします。天理大はここからモールで押し込みます。が、ここはとりきれず。その後も攻めるもアクシデンタルオフサイドとなり、このチャンスを活かせず、前半10分が過ぎていきます。

その後は攻守がよく入れ替わる時間に。同志社は自陣からゲインし、チャンスを作るもラックからボールこぼれてターンオーバー。逆に天理も自陣から攻め込むもこちらは相手に絡まれてノットリリースザボール。再び同志社ボールになると22mラインアウトから右に展開し、ゴール前に迫ると、10番が大きく左へキックパス。渡ればトライかというキックでしたが、伸びすぎてタッチに出てしまいます。

その後も天理はなかなか自陣から抜け出せず、我慢の時間帯。逆に同志社は追加点をとりにいきます。が、同志社大もノックオンやスローフォワードなど、うまくボールをつなぎきることができず、両チーム得点はいらず。前半も30分が過ぎていきます。

次に試合が動いたのは前半35分頃、敵陣でのラインアウトから同志社が攻めると、天理が自陣でペナルティ。このペナルティで同志社はスクラムを選択。残り5mからのスクラムを押し込むと、最後は8番がインゴールに飛び込んでトライ!ゴールも決まって14-0とリードを広げます。

残り時間少なくなり、天理は敵陣でスクラムとすると、そこから左へ展開。左サイド14番がゲインすると、そこから内側に返して13番がインゴールまで持ち込みトライ!ゴール外れて、14-5と天理が追い上げます。

その後、同志社のキックオフから天理が自陣でボールつなぐも、ノットリリースザボール。ほぼ中央からのPGを選択した同志社がしっかりと決めて、17-5と突き放し、ここでホイッスル。前半終了となります。

前半は17-5で同志社がリードして折り返します。

後半

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後半は同志社大学のキックオフでスタートです。

後半も先に敵陣に攻め込むのは同志社大学。が、その後天理大に奪われ、キックの蹴り合いとなります。すると、同志社が自陣からキックしたボールを天理大15番がキャッチし、そのまま中央を大きくゲイン。インゴール目前までもっていくと、ラックから左に展開し、左隅にトライ!ゴール成功で17-12と5点差に追い上げます。

その後は再び同志社が流れをつかみます。天理大のノックオンからスクラム。その後22mラインアウトから攻めますが、ここはボール停滞していったん天理大ボールに。が、このスクラムを回転させ、マイボールスクラムに。再び同志社がゴール前でチャンスを掴むと、スクラムを押し込んで、そのまま左サイドへ回し、WTBが左隅にトライ!ゴール成功で24-12と12点差に広げます。

後半10分過ぎ、ここからは天理大が反撃します。相手ペナルティからゴール前でのラインアウトとすると、FWで攻め込むもここはペナルティを取られて相手ボールに。

が、後半15分頃、相手キックから再び敵陣入ったところでラインアウトとすると、同志社のペナルティで5mラインアウトとします。ここで天理大はモールを形成すると、そのまま押し込んでトライ!ゴール成功で24-19と再び5点差に追い上げます。

その後も天理大が敵陣でプレー。相手のノックオンから天理大がボールを持つと、相手ペナルティから敵陣22mでのラインアウトとします。さらにここから同志社大がペナルティで、タッチに蹴り出し、ゴール前でラインアウト。天理大はこのラインアウトから再びモールを形成します。今回もうまくずらしながらモールを押し込みトライ!ゴールは外れ、24-24と同点になります。

残り時間は20分。その後天理が敵陣でプレーするもキックチャージから同志社大が敵陣へ。いったんは奪われるも接点で相手に絡んでノットリリースザボール。ここからタッチに蹴り出し、5mラインアウトとすると、相手ペナルティから今度はスクラムを選択。相手コラプシングがあり、再びスクラムを選択した同志社大。すると今度はスクラム押してから右サイドへパスし、右隅にトライ!ゴールは外れ、29-24と同志社が5点リードとなります。

残り10分を切って、この後も敵陣でプレーを続けたのは同志社大学。左サイドをゲインし、相手のノックオンからスクラム。その後展開して攻めるも、ターンオーバーされますが、ここは天理のノックオンで再び同志社ボールに変わります。

さらにその後のスクラムから展開し、相手のノットロールアウェイで5mラインアウトとした同志社大。そこからフェーズ重ねてゴール前攻めるも、ここも相手に奪われます。そこから自陣から攻め込もうとつないでいく天理大ですが、ノックオン。

残り時間わずかとなったところで、同志社が敵陣でのプレーを続けます。天理大学のノックオンゴール前スクラムのチャンスとするとそこからフェーズ重ねて攻め込むもノックオン。天理ボールのスクラムとなりますが、ここで相手にプレッシャーをかけ、球出しを乱れさせ、キャリーバックを誘います。再びマイボールスクラムとした同志社大が、スクラムを押し込んでから左に展開し、トライ!ゴールも決まり36-24と12点差に広げます。

その後、もう1プレーあるも、結局得点動かず、このまま試合終了。

同志社大学が天理大学に36-24で勝利しました。

試合を通じて

試合は最後までわからない熱戦となりました。

同志社大は序盤から有利に試合を運んだと思います。特に前半は相手のモールによる攻撃にも対応し、得点を許さずに先に2トライを奪って流れをつかみました。SO渡邊選手のキックも難しい位置からも決めたのも有利に進めた要因になるかと思います。

後半に入ると、ややペナルティも増えて相手にモールから同点に追いつかれてしまいましたが、ここからスクラムを起点に2トライを奪い、突き放しました。昨シーズンもそうですがスクラムでの強さは関西では際立っており、ここを起点にした攻撃ができるのは大きな強みになっているかと思います。接点でもしっかり闘えていたことと、ディフェンスでも相手の展開にしっかり対応できる場面が多く、安定した試合運びをしていました。

対する天理大は、序盤2トライを奪われるも前半に1トライ返し、後半に入ると、前半取れなかったモールからのトライで一時は同点に追いつく形になりました。が、その後は自陣でのプレーが増え、中々チャンスを作れなかったこと、同志社にスクラム起点で攻められたこと、またマイボールスクラムにもプレッシャーをかけられて、思うように球出しができなかったのも差がついた点だと思います。

とはいえ、全般的に小さいながらもFW陣がよく動いており、そこから展開する形でチャンスも作っていました。ここまでの戦いやこの日の試合を見ても、人も良く動いてボールも動かす形のラグビーで強さを感じる試合であったと思います。

この試合は注目の試合ということでかなり観客も多かったですが、それに見合った面白い試合となりました。

全体を通じて

この日はBチームも試合をしており、こちらは38-27で同志社大学が勝利しています。

春の試合についてもそろそろ終盤。大学ラグビーとしては練習試合シーズンが終了し、この後は夏合宿から秋のリーグ戦を迎える形となります。ここからさらに力が向上するチームもありますので、是非夏以降も頑張って秋のリーグ戦を盛り上げてください。

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