同志社大学vs立命館大学@京都ラグビーまつり2015

大学ラグビー
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2015年5月24日、京都市西京極陸上競技場で、第44回京都ラグビーまつりが開催されました。

この日は朝のラグビースクールから、最後は大学生の試合まで、各カテゴリーで色々な試合が企画されました。

この日のメインイベントは、最後に行われた大学勢の対戦。今年の対戦は、同志社大学vs立命館大学という京都勢同士の対戦となりました。

関西大学リーグの春シーズンのその他の試合はこちらから。

同志社大vs京都産業大@同志社ラグビーまつり

同志社大学vs立命館大学

この日の対戦となった同志社大学と立命館大学。

同志社大学は、昨年度関西大学Aリーグで3位。大学選手権では、初戦東海大に敗戦。続く早稲田大には1点差で敗戦。最終戦は立命館大との対戦で43-42で勝利してシーズン終了となりました。

今シーズンに入ってからは、昨年の関西王者の関西学院大に45-31で勝利すると、昨シーズン2位の京都産業大学にも57-12で勝利。

さらには、5/17には愛知県ラグビー祭で早稲田大と対戦。この試合で60-24と実に15年ぶりに早稲田大に勝利となりました。

対する立命館大学。一昨年は優勝を果たした立命館大学ですが、昨シーズンは関西Aリーグ5位に終わった立命館大。

大学選手権では早稲田大学に39-15で敗戦。続く東海大にも敗れ、最終戦では同志社大にも1点差で敗戦でシーズン終了となりました。

今シーズンに入ってからは、5/9に摂南大に25-19で勝利をあげています。関西Aリーグ所属のチームとの対戦はこの試合で2試合目。前日にBチーム、Cチーム、Dチームの対戦で同志社大にいずれも敗れており、この試合は何とか勝利を目指したいところです。

昨年度はリーグ戦では27-19で同志社大学が勝利、大学選手権でも43-42で同志社大学が勝利しています。

同志社大が好調をキープし、立命館大を倒すのか、それとも立命館大が昨年からの連敗をストップするのか、果たしてどんな試合になるでしょうか。

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前半

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前半は立命館大のキックオフで試合開始です。

序盤は立命館大が敵陣へと攻め込みます。相手のミスもあり、敵陣でのプレーとなります。前半3分頃には、敵陣でノットリリースザボールから22m付近でのラインアウトのチャンスを得るもここは乱れて相手ボールに。

するとここからは同志社大ペースに変わります。敵陣へと進みフェーズを重ねると、前半7分、敵陣22m内でのラックから7番が抜け出して、フォローした9番につないでトライ!ゴール不成功で5-0と同志社大が先制します。

立命館大はその後、相手反則から相手陣22m内でのラインアウトからのチャンスを得ますが、ターンオーバーされてしまいます。また、前半13分頃には自陣からダイレクトタッチキックとなってしまい、自陣でのプレーが続きます。

前半16分には、同志社大がゴール前での相手ボールスクラムでプレッシャーをかけると、スクラムからボールが出たところを、9番が素早く反応しておさえてトライ!ゴール成功で12-0とリードを広げます。

さらにその後も同志社が得点を重ねます。前半21分には8番のゲインからラックとなり、そこからフェーズを重ねます。ゴール前中央からのラックから大きく左へ展開。最後は11番が左隅にトライ!ゴールは外れ、17-0します。

その後立命館は相手のキックから大きくゲインする場面があるも、最後キックしたボールが相手に渡り、逆に同志社大に右サイドを破られて、再び自陣でディフェンスの時間となってしまいます。

前半28分、ゴール前でスクラムを押し込むと、ボールが出た後、7番が相手タックルを受けるも外して、トライ!ゴール成功で24-0とリードを広げます。

さらに同志社大は30分にキックオフから、8番がゲイン。その後右側の5番、内側の6番とつないでいき、トライ!ゴール不成功で29-0とすると、前半34分にはマイボールラインアウトから展開し、10番が外にパスと見せかけ、内側13番にパス。縦に走り込んだ13番が抜け出してトライを奪い、ゴール成功。36-0とします。

さらに前半37分には自陣からつないで大きくゲインし、ゴール前でフェーズを重ねると、2番が飛び込んでトライ!ゴール決まって43-0と大きくリードします。

前半はここで終了。43-0と同志社大が立命館大を大きくリードして前半終了となりました。

後半

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後半は同志社大のキックオフでスタートです。

後半序盤は立命館が相手陣でのプレーとなります。後半6分には、相手のオーバーザトップからタッチへ蹴り出し、残り10mでマイボールラインアウトとすると、ラインアウトからいったんラックを作り、そこから大きく右に展開。最後は14番がディフェンスを外してトライ!ゴールは外れ、43-5と5点を返します。

が、この後は再び同志社大が得点を重ねます。後半8分、ハーフウェイライン付近で相手を押し出して、マイボールラインアウトとすると、クイックで再開。そこから大きく右に展開し、14番がディフェンスかわしてトライ!ゴール成功で50-5とリードを広げると、後半11分に10番がパスダミーからディフェンスライン抜け出してその後8番→7番とつないでトライ!ゴール成功で57-5とします。

その後、立命館が蹴り合いから敵陣でのマイボールラインアウトとなると、相手オフサイドからクイックスタートでボール繋ごうとするも、ここはノックオンで、得点には至りません。

その後は同志社が敵陣へと攻め込むも、ターンオーバーされたり、ミスが重なり、得点には至らず後半20分が過ぎていきます。

次に得点が動いたのは後半25分。相手のキックから11番が→13番→11番とつないでゴール前まで前進すると、最後はラックから9番→15番とつないでトライ!ゴール成功で64-5とします。

なんとかトライを奪いたい立命館はボールキープするも、ノックオンが立て続けに2回あり、チャンスを活かせず。再び同志社が攻め込みます。

後半32分には、ゴール中央でのラックから途中出場の21番が抜け出してトライ!ゴール成功で71-5とリードを広げます。

なんとか一矢報いたい立命館大学はロスタイムに入り、右サイドを抜け出すと、うまくFWがフォロー。最後は6番が中央を走りきりトライ!ゴール成功で71-12とします。

ゴールが決まったところで試合終了。結果71-12で同志社大学が立命館大学に勝利した試合となりました。

試合を振り返って

試合は前半から同志社大が圧倒した試合となりました。ここ数年を見てもそうですが、まずはスクラムやモールなどはかなり押し込めており、相手にプレッシャーをかける場面が多くみられました。この辺りはここ数年の強さを継続している感じです。

また、この試合を見るとブレイクダウンでも優位な場面が目立ち、相手に攻め込まれても、簡単にはやられないという印象でした。同志社の改善点としては、外のディフェンスかと思います。特に、外に展開された際に、ライン側で抜かれる場面が何度か見られましたし、簡単にタックルを外される場面もありました。

トライを取られた場面もそこからトライを奪われたり、崩されたりしたので、ここは今後の改善点と言えるかと思います。後は後半ラインアウトが合わない場面も目立ちました。この辺りも今後に向けて修正していくところかと思います。

対する立命館大ですが、相手の仕上がりが良かったのもありますが、ディフェンスで粘るという場面が少なく、簡単にトライを許すケースが目立ちました。スクラムではある程度プレッシャーを受けるだろうなとは思っていましたが、それ以外の場面で、簡単にディフェンスラインを抜け出されるケースが目立ったので、そこは今後に向けての課題かと思います。

攻撃面に目を向けると、ミスはあったもの、チャンスを作る場面も見られましたし、1年生ながらトライを奪った14番山口選手はこれから楽しみな選手だと思います。

同志社に比べると、まだ強豪相手との試合が少ないこともあり、これからな部分は多いかと思いますので、秋に向けてレベルアップを図っていってもらいたいと思います。

全体を通じて

この試合で勝利した同志社大はこの春の試合を見る限り、今年はかなり好調で、2007年以来の優勝も可能性が大いにあるシーズンになりそうです。多くの選手が昨年度から試合に出ていること、また、けが人なども徐々に復帰していることも好材料かと思います。また新入生にも楽しみな選手が多いので、シーズンが楽しみですね。

春の成績だけでいえば絶好調ですが、これからシーズンに向けてさらにチーム力を向上できるよう頑張ってください。

対する立命館大もまだまだこれから作り上げる段階だと思います。関西はここ数年混戦模様で、とびぬけたチームがいないため、多くの大学にチャンスがあるリーグだと思います。2年ぶりの優勝に向けて是非頑張ってください。

 

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