大学選手権決勝の見どころと展望〜帝京大vs東海大

2016年1月10日(日)、いよいよ今年の大学ラグビー王者を決める大学選手権決勝が東京・秩父宮ラグビー場にて開催されます。今年の決勝戦は8年連続で決勝進出の帝京大学と、6年ぶりの決勝進出となる東海大学の対戦です。

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大学選手権

さて、決勝の前にまず今年の大学選手権を振り返っておきたいと思います。

まずはセカンドステージからです。今年も大学選手権セカンドステージは4校ずつ、4つのプールに分かれてのリーグ戦を行い、その中からトップの1校がファイナルステージ(準決勝・決勝)へと進出します。

今年度はプールAからは帝京大学、プールBからは東海大学、プールCからは大東文化大学、プールDからは明治大学が準決勝進出を果たしました。

セカンドステージまでは下記も参考にどうぞ。

大学ラグビー選手権セカンドステージ結果とファイナルステージの行方と展望

準決勝まとめ

それではまず1月2日の準決勝について見ていきたいと思います。準決勝は第1試合が東海大-明治大、第2試合が帝京大-大東文化大の対戦となりました。ともに関東大学ラグビー対抗戦と関東大学ラグビーリーグ戦同士の対戦となっています。

第1試合 明治大-東海大

準決勝の第1試合は明治大と東海大の対戦となりました。

先に得点チャンスを作ったのは明治大。前半5分、ラインアウトから展開して、FB田村選手が抜け出して一気にゴール前へ。が、最後相手タックル受けた際にノックオンとなります。さらに、このプレーで田村選手が足を痛めてしまいます。

ただ、この後も明治大がフェーズを重ねて攻め込み、ゴール前へ。ラックでいったん時間をかけると、そこから右サイドへ。14番が外側振り切って抜け出して、トライ!ゴール失敗で5-0と明治大が先制します。ただし、ここで明治大田村選手が交代となってしまいます。

東海大もその後前半13分、ラインアウトからモールで大きく前進し、敵陣22m内に入るとそこからは左右に振って攻撃。最後はラックから左に出して11番がステップで抜け出してトライ!ゴール成功で5-7と東海大が逆転します。

明治大は前半18分、敵陣で左に展開。いったんボール奪われ、東海大が自陣で左に展開するも、そこでノックオン。このボールを拾うと、ブラインドサイドで細かくつないで、12番がトライ!ゴール成功で12-7と再逆転します。さらに前半23分にも相手のハイパントキャッチからフェーズ重ねて敵陣へ入ると、さらに右に展開し14番がゲイン。捕まってラックになるもすぐに左に大きく展開し、11番が抜け出してトライ!ゴールも決まって19-7と明示がリードを広げます。

対する東海大はその後の時間帯でゴール前に迫るものの、ハンドリングエラーでチャンスをつぶすなどして前半は19-7で明治大がリードして後半に入ります。

後半6分、明治大が自陣でラインアウトスチールしてボールを継続するも、乱れたところで東海大が好タックル。ノックオンでターンオーバーとなり、東海大ボールに変わると、ラックからSHが左にパスダミーから縦に走り切ってそのまま中央にトライ!ゴール決まって19-14と東海大が追い上げます。

この後試合が動いたのは後半28分。東海大がゴール前でのラインアウトからモールを形成。ブラインドサイドに流れながらも最後は途中交代の20番が押し込み、トライ!ゴールも決まって逆転。19-21で東海大がリードします。

さらに東海大は後半33分、フェーズ重ねて敵陣22mラインまで攻め込むと、ラックからモールを形成。ディフェンスがモールに入ったところを20番が抜け出して中央にトライ!ゴールも決まって19-28と東海大が9点差まで点差を広げてリードします。

その後、明治大が敵陣でフェーズ重ねるもノックオンやターンオーバーでチャンスは生かせず、このまま試合終了。結果、東海大が明治大に勝利し、決勝進出となりました。

第2試合 帝京大-大東文化大

準決勝第2試合は帝京大と大東文化大の対戦となりました。

前半開始早々、帝京大は好タックルからこぼれてボール拾って敵陣でマイボールとすると、そこから右サイドでフェーズ重ねて最後は2番がドライブしていき、トライ!ゴール決まって、7点を先制すると、前半6分には5mスクラムからスクラムトライを奪って追加点をあげます。さらに、前半9分にも自陣からボールつないで敵陣入ると、大きく左へ展開。13番から11番へとつなぎ、13番がブラインドサイド移動し、そこへパス。そのまま相手タックル受けながらも左隅にトライし、19-0と前半10分までに帝京大がリードします。

対する大東文化大も前半14分、敵陣でフェーズ重ねてゴール前に迫ると、ラックから右に展開。13番が1対1をステップでかわしてトライ!ゴールも決まって19-7とします。

ここからは互いにトライの取り合いとなります。

前半21分、帝京大が敵陣でフェーズ重ねて攻めて、ラックからすばやく右へ。ディフェンス揃ってないところを13番が抜け出してトライを奪うと(26-7)、大東文化も26分に敵陣でのスクラムから攻撃。8番がスクラムに入らずラインに並んでおり、その8番にパスが渡ると、スピードとステップで相手かわしてトライ!すぐに大東文化もトライを返します。(26-14)

29分にも帝京大が6番のゲインからブラインドサイドにすばやく展開し、トライを奪うと大東文化もラインアウトから展開し、10番が中央ゲインしてから左に展開し、8番が左隅にトライ!33-21とします。

前半終了間際には帝京大が敵陣でのターンオーバーから右サイドへ展開し、11番がトライを奪って、40-21として前半終了となります。

後半に入っても両校のトライラッシュは止まりません。後半5分に大東文化が10番がラインブレイクし、チャンスを作ると、そこからFWでつないで最後は4番のトライ!40-26と追い上げます。

ここからは帝京大がトライを重ねます。後半16分には敵陣でフェーズを重ねてゴールライン近くまで迫ると、ラックから左に出し、相手タックルをはねのけて11番がトライ!後半21分にもラインアウトからボール継続し、右サイドへ。ここはラックで相手にタッチにボール蹴り出されるも、ここをクイックで中に入れると、11番が左に流れながら左隅にトライ!54-26とします。

帝京大はこの後さらに2トライを追加し、68-26と大きく突き放し、後半残り時間わずかとなります。最後に大東文化大は自陣22m内で相手ラインアウトボールをスチール。そこからいったん左へ展開し、そこから右へ。SHからのロングパスを受けた8番が右サイドを一気に駆け抜け、そのまま走り切ってトライ!最後に大東文化が1トライ返して68-33とします。

試合はここで終了。帝京大が大東文化を68-33で破り、決勝進出となりました。

決勝戦見どころと展望

この結果、決勝戦は帝京大と東海大の対戦となりました。このカードでの決勝は6年前に帝京大が初優勝を果たした時以来の決勝での対戦となります。

試合としては、王者帝京大に対して、東海大がどこまで迫ることができるかということになるでしょう。帝京大は準決勝でも1人1人がしっかりとゲインラインを切ってアタックでき、また簡単に倒れることもないので、ボールキープもできるチームです。もちろんバックス陣もすばやく、強いランナーが揃っており、FWでゲインを切って、ディフェンス集められてからのバックス展開となると簡単に止めることはできないでしょう。

唯一、準決勝ではややディフェンスが簡単に抜かれる場面が目立つ印象がありましたのでそこは修正して臨みたいところです。

対する東海大は、まずはFW戦でしっかりと五分以上の戦いをしていきたいところ。特にブレイクダウンで圧力をかけられないと、帝京大のアタックを止められなくなるので、ここでしっかりとプレッシャーをかけていきたいです。ここでプレッシャーをかけられないと、東海大としてはかなり苦しい試合になってしまうかと思います。

アタックに関してはラインアウトモールやラックからのリモールでトライを奪うことはもちろん、ターンオーバーからすばやい展開で快足バックスを走らせる、あるいはSHがパスダミーで抜けるような形で一気に取り切りたいです。

選手層でいえば、帝京大の方がだれが出てもそん色ないレベルなので、厚いといえますが、とびぬけたインパクトプレーヤーがいるわけではないです。一方で東海大は準決勝のように、テビタ・タタフ選手を後半インパクトプレイヤーとして出すことができれば、また流れを変えることができるかと思います。そのためにも東海大がそこまで帝京大に離されずに点差を詰めている必要があるかと思います。

いずれにしても帝京大有利は変わらないので、東海大がFWでしっかり圧力をかけ、相手にゲインラインを切らせないこと、ブレイクダウンで勝負し、勝つ場面を多く作ること、前半からPGでもよいので得点を重ねて点差を離されないようにすることが大事になってくるでしょう。

最後に

今年の大学選手権決勝は1月10日(日)に東京・秩父宮ラグビー場で開催されます。7連覇を目指す王者・帝京大に前評判も高く、選手権でも結果を残してきた東海大が挑む形になります。白熱の一戦となる試合ですので、皆さん、是非ご覧ください。

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