第54回全国大学ラグビー選手権(2017/2018)準決勝の見どころ

大学ラグビー
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第54回ラグビー大学選手権は2017年12月に準々決勝まで終わり、残りは準決勝、決勝を残すのみとなりました。ここまでの勝ち上がりと準決勝の見どころを確認したいと思います。

大学選手権の出場校や優勝候補などはこちら。
https://goto2019.com/colleage-rugby-54th-highlight/

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準々決勝までの結果

まず準々決勝までの試合結果は以下となります。

3回戦4試合の結果

3回戦対戦カード場所時間
流通経済大 54-34 朝日大学秩父宮ラグビー場11:30
東海大学 47-18 早稲田大学秩父宮ラグビー場14:00
慶應義塾大学 101-12 立命館大学キンチョウスタジアム12:05
京都産業大学 55-31 法政大学キンチョウスタジアム14:05

3回戦は流通経済大、東海大、慶應義塾大、京都産業大の4校が勝利し、準々決勝進出を決めました。準々決勝はシード校との対戦となります。

準々決勝4試合の結果

準々決勝対戦カード場所時間
大東文化大学 33-28 慶應義塾大秩父宮ラグビー場12:05
帝京大学 68-19 流通経済大秩父宮ラグビー場14:20
明治大学 27-21 京都産業大キンチョウスタジアム12:05
天理大学 7-33 東海大キンチョウスタジアム14:05

 

※朝日大は1回戦、2回戦を勝ち抜いて3回戦に登場。

この試合の結果、帝京大学、東海大学、明治大学、大東文化大学の4校が準決勝進出を決めました。

準決勝の組み合わせと見どころ

まずは準決勝の組み合わせを確認しておきます。

準決勝対戦カード場所時間
第1試合明治大 - 大東文化大秩父宮ラグビー場12:20
第2試合帝京大 - 東海大秩父宮ラグビー場14:10

第1試合は関東対抗戦2位の明治大、関東リーグ戦1位の大東文化大の対戦。第2試合は関東対抗戦1位の帝京大と関東リーグ戦2位の東海大の対戦となりました。ともに対抗戦とリーグ戦同士の対戦となっています。

ではそれぞれの試合ごとに見ていきましょう。

明治大-大東文化大

第一試合は明治大と大東文化大の対戦です。明治大は関東対抗戦2位で大学選手権出場。選手権はシード校として準々決勝からの登場となりました。準々決勝は京都産業大学との対戦。前半は12分、38分に2つのPGを決めてリードも、攻め込みながら取れない時間が続きました。後半、京産大に2トライを許し、逆転されるもそこから相手ミスの隙に一気に3トライを奪い、逆転。その後、相手に1トライを許すも最後逃げ切って準決勝進出を果たしました。

対する大東文化大はリーグ戦1位で大学選手権出場。選手権はシード校として準々決勝からの登場となりました。準々決勝は慶應義塾大学との対戦。前半いきなり3トライをあげ有利に進めるも、そこから慶應義塾に3トライを許し、前半は同点で終了。後半、先にトライを許し、7点をリードされるも後半20分に同点に追いつくと、後半33分に逆転のトライ。そのまま逃げ切って2年ぶりの準決勝進出を決めました。

この両チームの対戦、まずはお互いのディフェンス勝負が重要になるでしょう。大東文化大は素早く詰めるディフェンスと突き刺さるタックルでここまで勝利をつかんでおり、明治相手にも同様に守ってくるでしょう。逆に大東文化はアタックも強力なので、明治が下がらずに前で止められるかが重要です。逆にテンポよくゲインされていくと、大東文化ペースで試合が続いていくと思います。

スクラムは大東文化の方が強いと思われるので、明治はスクラムを減らしつつ、エリアを確保しながら、取れるチャンスは確実に3点でも確保しつつ、アンストラクチャーからうまく攻めていく機会を増やしていきたい試合となります。

帝京大-東海大

第2試合は帝京大と東海大の対戦です。帝京大は関東対抗戦優勝で大学選手権出場。選手権はシード校として準々決勝からの登場となりました。準々決勝は流通経済大学との対戦。帝京大は序盤に3トライを奪い、主導権を握るも、その後流経大に2トライを返されます。ただ、ここからは帝京大の流れに。前半を28-14とリードすると、後半はトライを量産し、68-19で勝利しました。

対する東海大は、リーグ戦2位で大学選手権出場。2回戦からの登場となり、初戦は早稲田大、準々決勝は天理大学との対戦と厳しい2試合となりました。が、初戦の明治大戦を47-18で破ると、天理大戦も前半すぐにトライを奪い、その後さらに1トライを追加し14-0とすると、後半も主導権を握り、相手を1トライに抑えて、33-7で勝利。準決勝進出を果たしました。

昨年の決勝のカードとなったこの両チームの対戦。まずは両チームともに鍛えているフィジカル勝負が注目点でしょう。前半から激しくいくゲームになると思いますので、接点での攻防は目が離せないゲームとなります。また、どちらのチームも得点力のあるチームなので、後半勝負となりそうです。後半の選手交代やオプションなども勝敗を分けるポイントとなりそうです。

王者帝京大相手に東海大が挑む構造となりますが、ここにきてチームが出来上がってきている東海大なので楽しみなゲームになりそうです。

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