笑いと歓声とラストトライ~トップリーグオールスターin岐阜~

今シーズンのトップリーグはパナソニックの優勝で2連覇を達成、日本選手権はヤマハ発動機が初優勝となり、今シーズンは終了となりました。が、まだ最後にお祭りが残っています。それがトップリーグオールスターです。

2年ぶり6回目となりましたラグビートップリーグオールスター。今回は岐阜メモリアルセンター長良川競技場での開催となりました。今年のトップリーグオールスターは今シーズンの1stステージでのリーグ分けを元に、パナソニック、ヤマハ発動機、東芝、NTTコム、クボタ、NEC、豊田自動織機、宗像サニックスの8チーム(プールA)がFOR ALL ORANGE、神戸製鋼、サントリー、キヤノン、トヨタ自動車、近鉄、リコー、コカ・コーラ、NTTドコモの8チーム(プールB)がFOR ALL GREENとなり、2チームが対戦する形となりました。

トップリーグオールスターは、普段の試合とは異なるプレーが見れるのもその特徴。真剣勝負ではない部分もあり、そこが面白い部分にもなります。

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試合概要

試合はまず岐阜県知事のキックオフから開始。なんとか10m届いてそのまま試合へと入ります。キックオフした知事がピッチの外に出る前にボール展開されるのでヒヤヒヤしたところはありましたが(笑)、なんとかピッチの外に出て無事試合となります。

試合はオールスターらしく前半から点の取り合いに。まず前半4分にGREENが4番芦谷選手(キヤノン)がトライを決めると、ORANGEも2番日野選手(ヤマハ)がトライ。前半、見せ場を作ったのはこの後。前半16分にORANGEがゴール前でPGのチャンスをもらうと、五郎丸選手(ヤマハ)と思いきや、PR瀧澤選手(NEC)がキッカーに。正面からのキックを五郎丸選手のモノマネで蹴って、見事に成功。会場を大いに盛り上げると、21分の立川選手(クボタ)のトライの後のゴールを再び瀧澤選手がキック。

この場面では五郎丸選手が蹴ろうとしたところを、瀧澤選手が「俺に任せろ」と五郎丸選手を退けてキックし、見事ゴール成功。会場に笑いをもたらし、大いに盛り上げます。

この後はGREEN成田選手(サントリー)が、その俊足を大いに発揮したトライなども見られましたが、やはり前半の主役は瀧澤選手。馬屋原選手(NTTコム)のトライ後のキックはベンチにいた瀧澤選手がピンチキッカーに。右隅からゴールを狙います。途中フラッグが邪魔になって外すも、当日の場内解説だった村上さんに「フラッグは全く影響がないですね」と言われ、これまた場内爆笑。その後のキックがすぐに外れるとわかると、タッチジャッジも素早く大袈裟にノーゴールをアピールするなど、場内が瀧澤選手のキック一色に注目が集まりました。前半は双方3トライずつで22-19とオレンジがリードし、終了となります。

後半になってもまずは瀧澤選手が魅せます。後半10分、屋宜選手(宗像サニックス)のトライ後のキックを、今度はドロップキックで狙って成功!ここまで3本決める形になりました。その後、GREENがこちらもオールスター恒例(?)全員モールを組んで最後はタウファ選手(近鉄)のトライ!その後もGREENがもう1トライを決めて、29-29の同点となります。

この後魅せたのは、この日一番の歓声を受けていた五郎丸選手。屋宜選手のトライ後のゴールを、ハーフウェーラインまで下がって狙い、見事成功!観客を大いに盛り上げます。

このトライの後は、今季で引退を表明しているトヨタ自動車の遠藤幸佑選手がピッチへ。遠藤選手は昨シーズンに右膝に大けがを負って以来、リハビリに励んでいたとのこと。本来ならば歩くことも難しい怪我であったらしいのですが、この日ピッチに立つまでに回復しました。トヨタ自動車の他のメンバーも観戦にきており、客席から大きな声をあげていました。

そんな遠藤選手はこの後32分にボールをもらうと、ゴール中央に飛び込んでトライ!このトライの後は、両チーム全員から祝福されていました。

試合は最後ホーンが鳴ってからも見どころが。最後GREENがボールを持ち込むと、こちらもこの試合で引退するコカ・コーラの西浦達吉選手がボールを持ち、抜け出します。ORANGEの選手は急に動きが遅くなり、追いつくことができずに、西浦選手がトライ!トライ後のゴールも西浦選手が狙い、時間をかけてキックするものの、こちらは外れて試合終了。試合自体は48-39でFOR ALL ORANGEが見事勝利しました。

MVPは・・・

今回のオールスター。MVPは笑いで試合を盛り上げた選手という意味で瀧澤選手かと思いきや、やはりロングキックで大いに魅せた五郎丸選手に。商品として、飛騨牛10kg、スシローの寿司1,000皿、お米300kgを贈呈されました。MVPを受賞してのインタビューでは「半分を瀧澤選手に」と述べており、2人が大いに試合を沸かせたと言えるでしょう。

まとめ

オールスターというのは試合内容というよりは、普段は見れないプレーをしたり、引退する選手の最後の舞台となったり、そういった部分を楽しむものかと思います。また、この日は朝から小学生、中学生、高校生の試合が行われたり、普段ラグビーをしない人もラグビーに触れる場面があったり、試合後にはチャリティーオークションがあるなど、普段の真剣プレーではない部分を楽しめるものだと思います。

コンタクトスポーツであるラグビーをシーズンオフに行うのはやはり調整が難しいものもありますし、いつもの激しいプレーができないのも致し方ないと思います。それでもやっぱりこのオールスターは毎年継続して開催してほしいと思います。

1つはふれあいの場として、です。選手とファンがふれあう場というのはもちろん試合後にあるのですが、こういったリラックスした場を提供してもらえれば、ふれあいやすいというのもあるかと思います。ファンとしては1年間お疲れ様という気持ちもありますし、そういった思いをもって参加できる催しであるオールスターは大事なイベントかなと思います。個人的にはオールスターという名前でなくてもファン感謝祭みたいなものになっても良いと思います。

もう1つはラグビーの普及の場として、です。今回開催されたのは岐阜県でしたが、ラグビーが他のスポーツに比べ、普及しているかというと、決してそういうわけではないと思います。そういった地域は多くあり、そういった場所ではなかなかラグビーにふれあう機会もないと思います。また各都道府県でもラグビー祭のようなイベントはあるかと思いますが、今回のように日本トップの選手達が集う日というのはそんなにないかと思います。その意味でもこうやって子供たちがラグビーボールとふれあい、普及につながるイベントというのは是非続けていってもらいたいと思います。

来シーズンになれば、W杯とスーパーラグビー参戦やなどで日程はかなり変則になるかと思います。それでもなんとか調整してオールスターを開催していただければと思います。

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